セルビア人デランテロを獲得できたけれど、しなかった 将来性抜群だが、求めているタイプではないと判断
レアル・マドリーが先日 新加入を発表した、セルビア人のルカ・ヨビッチ(21)。バルサも獲得を狙っていた期待株ですから、(本気で獲る雰囲気でもなかったけれど)がっかりしました。
MDやSPORTなど、バルサ系スポーツ紙の伝えるところによると、今回バルセロナはヨビッチを獲れなかったのではなく、獲らなかったんだそうです。選択肢のひとつだったのを、バルサの方から外した。争奪戦に負けたわけじゃないから、いいか。ハ・ハ・ハ・・・!
問題は、そのヨビッチを選択肢から除外した理由です。
SPORTの説明では、「必要なタイプじゃない」「高い」
MDの説明では、「ユーティリティ性のあるデランテロを獲る」
生粋の9番タイプだから、要らないという。
高く評価していたが、検討の結果、除外
どちらの新聞も、バルセロナはヨビッチの将来性やら資質の高さは否定していないのである、むしろ高く評価していたし、だからこそ最初獲得に動いたのである、と述べています。
MD紙のミゲル・リコ記者が記した6月6日の記事によると、バルサはクロアチア人スカウトのゴラン・ブセビッチ(元バルサ選手)の勧めにより、ヨビッチの試合を15-20回直接チェックしています。
そしてフランクフルトとの話し合いにより、2019年の加入なら5,400万ユーロ、2020年なら5,000万ユーロ(しかも2回の分割払い)の条件を引き出した。
マドリーの支払う移籍金は6,000万ユーロ+出来高500万ユーロとされてますから、バルサの条件は上々です。
しかし、5月の回答期限の日、バルサは交渉人に対してオペレーションを終了するように伝えた。2019/20シーズンの9番はルイス・スアレスとアベル・ルイス(ただしバルベルデは戦力に数えていない)で行き、獲得するデランテロは純粋な9番とは違う選手にした・・・そうです。
結局、どの9番なのか
とか言いながら、別の記事では「バルサはグリースマンに加えて、スアレスに競争を持ち込めて困難な試合のための引き出しとなれる純粋な9番を探している」なんて記述もあり、もうナニガシタイネンとツッコミたくもなります。
理事会に近いMDはいまだにしつこくアントワン・グリースマンを毎日毎日押していますし、契約解除金が1億2,000万ユーロに下がる7月1日まで引っ張るつもりでしょう。SPORTは女性への暴行疑惑で騒がしくなっているネイマール・・・
バルサで9番を担当するためには、欧州主要リーグで得点王争いをするくらいでないと物足りないと思います。ロマーリオ、ラウドルップ、クルィベル、エトー、イブラヒモビッチ、といろんな9番がいたけれど、タイプに統一性なんてないですし、探そうとしているスアレスと同タイプなんているのか。
エリア内で待って仕事をするタイプのデランテロがそんなに合わないのか。
48試合で27得点 7アシストの選手、ほんまに要らんかったんか。
ヨビッチの可能性に賭けてほしかったなぁと。
来季、苦々しい気分でマドリー系スポーツ紙の見出しを眺めることになりそうでヤだな。
コメント
つくづくムバッペの獲得を見送ったことが悔やまれます。
デンベレも逸材ですが、大一番の試合で使えないのは致命的です。
マドリーはやることがハッキリしている分、来季の巻き返しは充分考えられるので
とにかくライバルの後塵を拝する事態は避けたいところです。