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デウロフェウ「ついにこのチャンスを手にした」

以前の自分とは違う、と闘志を燃やすエストレーモ。

先週末、FCバルセロナがエバートンに対してジェラール・デウロフェウの買い取りオプションを行使し、金髪のエストレーモの4年ぶりとなるバルサ復帰が決まりました。2013年の夏にエバートンに1年の期限付き移籍、2014年はセビージャで1年修行、そして2015年夏に再びエバートンに今度は完全移籍し、2017年冬に英国からミラノへの期限付き移籍という紆余曲折を経ての古巣復帰です。メディアでは出番の限られるバルサ復帰には慎重と報じられていたデウロですが、実際は闘志満々。本人から聞かないと実際のところは分からないケースの見本となっています。

この時をずっと待っていた

7月2日付のSPORT紙にそのジェラール・デウロフェウのインタビューが掲載されているのですが、ここで目を引くのは彼が何度も「一度も手に出来なかったチャンスを遂に手にした」と繰り返していることです。

カンテラーノとしてトップチームで出場することの持つ意味の大きさが伝わってくる言葉。そしてそのチャンスを掴んだからには全力で活かすよう挑戦していくとの意思がインタビューから感じられ、“デウロフェウはバルサに戻りたがっていない”とするMDの見解はなんだったかというくらいに清々しいです。

デウロフェウの言葉を幾つか抜き出すと次のような感じです。

「カサ(家)に戻ってきたこと、かつて手にしなかった機会を得たこと、トップチームに1年いられることをすごく嬉しく思ってる。全てがここ最近に起こったことだから、いろいろなことを明らかにしていかなくてはならないけど、ここに残ることが自分の考えだってことはハッキリしてるんだ。バルサが自分を信頼してくれてとても満足だ」

この時を何年も待っていたよ。1年はバルサに残るさ。これから僕は、かつて一度も手にしなかったチャンスを手にしていくだろう。バルサのトップチームで1年間プレーするんだ」

僕はいつもバルサにいたかった。でもこれまではそうはいかなかった。今の僕は、かつての僕とは別の選手だよ。ここで僕はついにこのチャンスを手にするんだ。(交渉の)会話は少なかったけど、全ては上手く片付いていくだろう。スタートが待ち遠しいよ」

自分の可能性を信じている

バルサにはMSNトリデンテという怪物三人組が前線にいます。デウロフェウがバルサで成功したいのであれば、彼らとポジション争いをしなければならない。その状況に怯むことはないのか、と訊ねられたデウロは、恐怖はないと闘志を燃やしています。

「バルサのトップチームにいて、偉大な選手たちとプレーする機会を手にすること、それが僕の希望なんだ。野心的で、勝者になりたいのであれば、偉大な人たちといたいものだよ。ここにはすごく良い選手たちがいるけど、僕は自分の可能性を信じているからね。少なくとも1年はバルサにいたいと思う。そして求めているチャンスを手にしていきたい」

「すでに言ったように、前線の三人はベストだけれど、自分の可能性を信じてるんだ。出来るかぎりのことをしてチームに貢献していく。僕は野心的な選手なので、ベストで偉大な選手たちと一緒にいたい。繰り返すけれど、僕は自分の可能性を信じているよ」

僕はあらゆる意味においてかなり成熟している。それに守備レベルやコミットメント面でもかなり向上したと思うよ。より穴のない選手になったというか、3年前にバルサにいたのとはまた別の選手さ」

正直なところ、以前のデウロフェウはあまり好きにはなれませんでした。プレーのインパクトもなく(総プレー時間113分)、面構えも気に入らなかったのだと記憶しますが、それだけ古巣復帰に燃えているのであれば成熟したデウロに大いに期待しましょうぞ。スカッドにいないタイプのエストレーモですし、良い戦力となれる可能性は十分です。

 

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