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デ・リフトは 将来について思案中「もしかしたら、まだその時ではないんじゃないか」

問題はお金ではなく、出場機会だとオランダ代表セントラル バケーションで自分にとってのベストを決めると語る

バルサがこの夏に契約を目指している選手たちの中で、是非ともカンプノウ行きを選んでほしい一人がアヤックスのオランダ代表セントラル、マタイス・デ・リフト(19)です。バルサ伝統の青えんじストライプを、市松模様にしてでも欲しい逸材。でも逸材だけに引く手あまた、彼自身もまだ決断を迷っています。

ビッグクラブなら ポジション競争は当たり前

6月11日のMD紙にはデ・リフトのインタビューが掲載されており、今の状況が彼の口から語られています。インタビューが行われたのは、ポルトガルで開催されたネイションズリーグ決勝(ポルトガル対オランダ)直後。
バルサに関するわりと直球の質問だらけですが(苦笑)、出来るだけ誠実に答えようとしているところからも、デ・リフトの人柄が伝わってきます。

例えば、こんな感じ。
問い:バルサには今現在、ピケウンティティラングレそれに若く前途有望なトディボといった4人の偉大なセントラルがいます。そのことはあなたが決断する上で決定的になりますか?それとも競争は怖くない?

これに対し、デ・リフトは「もちろんバルサには偉大なデフェンサたちがいるけれど、競争は怖くない。バルサのような偉大なクラブで競争があるのは当たり前のことだからね」と回答。
では彼が移籍先を決める上で重要な要素はなにかというと、出場時間だとセントラルは言います。

僕にとって一番重要なのは、自分が行くチームでたくさんの試合に出場できるのか知ることなんだ」
競争は怖くはない、でも、例えば最初からピケが序列筆頭で固定されているとどうしようもない、という感じでしょうか。

お金は重要じゃない

デ・リフトを巡っては、PSGユベントスが最終候補者に残っていると言われています。年俸オファー額での勝負となれば、バルセロナはパリには対抗できない。
でもひとまず安心なのは、“このことはバルセロナ行きを選ぶうえで問題になり得るか”との質問に対し、デ・リフトが「ノー、お金は問題じゃない」と返答している点です。

ならば、と記者さんはたたみかけます。お金は問題じゃなく、ポジション競争も怖くないのであれば、あなたは何故バルサ行きの選択肢をまだ思案しているのか?ポルケ(何故)?セントラルは答えます。

もしかしたら、まだその時ではないんじゃないか。それが僕が考え、決めなければならないことなんだ。それだけだよ」

まだその時ではないのかもしれない――!
バルサと契約する手前くらいまでは傾いているけれど、あと一押しが必要。そんな印象です。やはりピッケンバウアーの存在が大きいのか。

しかし、仮にパリに行ってしまうと、機は熟したと思ったところでまずカンプノウには降り立てない・・・ ティアゴ・シルバマルキーニョス(それにダビ・ルイス)とバルサが獲得しようとして不可能だったPSGのセントラルは多いですからね・・・ その点はライオラ代理人もしっかりと伝えてほしい。
1シーズン目は難しくても、2シーズン目はもう熟していると思うんですが。

心のままに―

先日、デ・リフトのオランダ代表のチームメイトたち(WijnaldumBlind)が、「次のクラブを決める時には、心に従えばいいんだ」と彼に助言を送っていました。
その“心”に関しては、「自分の心がなにを言うのか、僕はまだ知らないんだ」と語っているセントラル。「これからバケーションでそれについて考えられるだろうし、自分の将来のために何をするかを決められるだろう」とも言っているので、デ・リフトの心が導き出す答えを今しばらく待ちましょう。

親友デ・ヨングと再びチームメイトになれる件については「もちろん、それはステキなことだろうけれど、僕は自分にとってなにがベストなのかも見るべきだからね」とのことです。

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