スポンサーリンク

【マッチレポート】ラ・リーガ第20節 エルチェ 0-2 バルサ

花より団子、美しさより効率性、の試合。

出来映えは良くなかったが、そう危なげもなく敵地で勝利。
デ・ヨングが1ゴール1アシスト、同点を阻止したテル・ステーゲン。

降格圏のエルチェに問題なく勝利、その点においては任務はしっかりと遂行された。エラーから同点にされかけたものの(聖テル・ステーゲン様々)、それ以外は特に危なげもなく試合を支配。守備的なエルチェに苦労をしたが、デ・ヨングリキ・プッチの得点によって0-2で勝点3を確保している。リキの嬉しそうな表情はいつもながらグッと来るものがある。

試合のポイント

エルチェの守備に手を焼く:前半は総じて味気のないものとなった。4-5-1のブロックを敷き、ほぼ9人で守るエルチェを相手にボールを保持するのだが、いかんせんスペースがなくGKをおびやかすには至らない。よくある塩っぱい展開だ。エルチェは守りを固めつつ、バルサの両ラテラルが上がることで空いたスペースに長いボールを送り込む戦術で一発を狙った。シンプルだが効果的ではある。



オウンゴール的先制点:大エース・メッシが出場停止のなかで、いかにして統制の取れた守備ブロックを崩すか。デンベレの個人突破、FKでの飛び道具、強烈なミドルシュート、2列目からのMFの飛び出し・・・ あれこれ試みるバルサではあったが、どれも決め手を欠いていた。そんななか、欲しかった先制点は半分事故の形で訪れる。左サイド・ブライスウェイトのセンタリングをディエゴ・ゴンサレスが自ゴールへ蹴り込んだのだ。最後にデ・ヨングが押し込み、彼の得点と認定されたが、ほぼオウンゴール。それだけ気持ちが入っていたのは間違いないけど。

危うく同点に:苦労してようやく手にしたリードを、呆気なく手放しかける場面もあった。ウンティティの距離ある横パスに対してミンゲサアラウホの意思疎通が上手くいかず、ボールを奪ったリゴーニテル・ステーゲンと1対1になる大ピンチだ(55分)。後半序盤はエルチェが前で圧力を掛けていたので、危ないパスは時々あった。どっしり構え、防ぎきったテル・ステーゲンはさすが。もし同点にされていたら、しんどかった。その直後にはデンベレの決定的シュートを相手GKバディアが横っ飛びセーブ。

リキに嬉しいゴール:1点リードでは危険ゆえ、バルセロナは追加点で勝負を決したかった。チャンスは何度かあった。エルチェ選手によるハンド疑惑には、主審もVARも意図的ではないとの判定。デンベレに代わって入ったトリンカオは、二度の決定機をGKバディアの好守によって阻まれた。ようやくその2点目が生まれたのは、終了間際のことだ。ゴールライン前まで飛び出したデ・ヨングの折り返しを、(2分前にペドリと交代)リキ・プッチが頭で合わせて嬉しい嬉しい初ゴール。お祝いのシーンは、みんなに愛されてる様子が伝わりほっこりした。

トピックス

デ・ヨングが引っ張る:アヤックス時代のフレンキーになってきた、と評価を上げるデ・ヨング。攻撃的な役割を与えられて以降は得点に絡む場面が増えており、2021年は6試合で3得点2アシストを記録している。このエルチェ戦では1得点1アシストの活躍。メッシ欠場のなかでチームを力強くけん引した。

●アウェイ5連勝、ラ・リーガでは4連勝(ウエスカ、アスレティック、グラナダ、エルチェ)。

リキに嬉しい初ゴール:87分にペドリと交代でピッチに立ち、89分に0-2とするゴールを決めたリキ・プッチ。それもヘディングでの得点だったから面白い。身長169cmの選手が頭で決める場面はそう多くないのだ。リキの得点は2019年10月6日、バルサBでのエルクレス戦以来とのことで、ファーストチームでは初となる。おめでとう!

リキ・プッチ「頭で最後にゴールしたのはカデテAでのことだった」「フレンキーのパスに感謝をしないとね」「僕にとっては難しい年になっている。Bチームではずっと試合に出ることに慣れていたけど、今はほんの少ししか出ていないから。でも父が言うように、戦い、学び続けないとね。それが僕をより強くするんだ」

 




La Liga | Jornada 20
24 de enero 2021 – domingo 16:15 h
Martínez Valero
:—
Elche FC Barcelona
0 2
Goles
  De Jong (39)
  Riqui Puig (89)
Titular
Badía 【】Ter Stegen
Barragán 【】Migueza
Verdú 【】Araujo
Diego González 【】Umtiti
Mojica 【】Jordi Alba
Marcone 【】Busquets (c)
Raúl Guti 【】De Jong
Josan 【】Pedri
Víctor 【】Demélé
Rigoni 【】Griezmann
Boyé 【】Braithwaite
Cambios
Raúl Guti→
Morente (74)
Dembélé→
【】Trincao (74)
Rigoni→
Lusmi (75)
Pedri→
【】Riqui Puig (87)
Víctor→
Nino (82)
 
Entrenadores
Jorge Almiron 【】Ronald Koeman
Arbitro
Pizarro Gómez (madrileño)
Tarjetas
  Busquets (68)
  Griezmann (84)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0

Goles

2 1 1
2 2 4 (2)

Tiros a puerta

15 (8) 7 8
0 1 1

Ocasiones de Gol

5 3 2
0 0 0

Corners

7 4 3
1 0 1

Fueras de juegos

1 0 1
    372

pases

699    
39.1% 30.7% 34.7% Posesion del Balon 65.3% 69.3% 60.9%
    102 perdidas de balon 103    
    51 recuperaciones de balon 59    
8 7 15

Faltas

9 6 3
0 0 0

Tarjetas Amarillas

2 2 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

ピケ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。メッシが出場停止。
ネト、アルナウ、デスト(復帰)、ピアニッチ、リキ・プッチ、ラングレ、トリンカオ、マテウス、ジュニオル、コンラッドがベンチスタート。

最近ピリッとしないラングレを休ませ、ウンティティを先発起用。右ラテラルはデストに無理をさせず、引き続きミンゲサが起用された。中盤は最近の定番トリオ。前線ではグリーズマンが広い範囲を精力的に動いた。ブライスウェイトが中央に寄り、空いたスペースをアルバが使う。デ・ヨングの攻撃参加もひんぱんに見られた。

交代は2人のみで、どちらも終盤。
まずは74分、デンベレに代えてトリンカオに出番。
そして87分、ペドリからリキ・プッチ。

Titular Final
 

2021年1月25日(月)、エルチェ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。みんな大好きデ・ヨングが先制点を決める瞬間が表紙を飾っています。カタルーニャに暮らすじいちゃんのコレクションがまた増えた^^

MD「リーダー・デ・ヨング」

  • リーダー・デ・ヨング
  • → 能率良く試合を支配し、アウェイ5連勝を収めたバルサのキープレーヤーだったフレンキー
  • → 0-1とし、リキ・プッチのラ・リーガ初得点をアシスト
  • アトレティコ 3-1 バレンシア
    赤白チームの逆転勝利
    ジョアン・フェリックス、スアレス、そしてコレアがラシックのゴラッソにお返し
  • ユナイテッド 3-2 リバポー
    マンUが危機的状況のレッズをFA杯から追い出す
  • GBC 68-110 バルサ
    サラスチーム(バルサ)が圧勝、3ポイントの雨

SPORT「連勝!」

  • 連勝!
  • → エルチェのスタジアムで不細工ながらも重要な勝利を収め、ラ・リーガで4連勝
  • 攻撃に出て行くデ・ヨングが今季4つめのゴール。ラ・リーガでは3得点目
  • リキ・プッチが再び力を示す。86分に出場すると、ヘディングで得点
  • ラ・リーガ/アトレティコ 3-1 バレンシア
    失敗しないアトレティコの偉大なる逆転劇
  • バスケットボール/アクンサ 68-110 バルサ
    最下位チームへのバルサの歴史的圧勝
  • レアル・マドリー/6月までレンタル
    オデガールは今日アーセナル選手に

コメント

  1. バルサ より:

    首位チームのエースが決定的な仕事をしているのを見ると羨ましい…
    DF陣のイージーミスにつけ込まれるのが怖いですね、今日はミンゲサでした
    アルバアラウホピケロベルトならばPSG相手に守りきれそうですかね?
    怪我人の一早い復帰が待たれます