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【マッチレポート】ラ・リーガ第33節 バルサ 1-2 グラナダ

首位奪取のチャンスを逃し・・・落胆。

カンプノウにて勝点を取りこぼしがちの今季のクーマンチーム。
後半にリズム低下し、グラナダの効率性の前に沈む。

FCバルセロナがラ・リーガで首位を奪取する好機を逃し、カンプノウでグラナダに1-2で敗北を喫した。苦労はしても最後は勝つだろうとぼんやり信じていたが、コパでも苦戦したグラナダは手強く。メッシ弾で先制しながらもとどめを刺せず、リズムが低下した後半に効率よく逆転を許してしまった。これによってバルサのリーガ自力優勝の可能性が再び消滅し、勝ちながらライバルの失敗を待つことになる。

試合のポイント

●5バックでエリア周辺をガチガチに固め、攻撃は主にソルダードに任せるグラナダをバルサが圧倒的ポゼッション(持たされているとも言う)で包囲する構図。グラナダは多くの欠場者を抱えながらも統率の取れた守備でスペースを消し、バルサが崩しかけても最後のところで踏ん張っていた。それでもクラックたちの卓越した技術によってこじ開けてしまうのだが(メッシグリーズマンとの鮮やかなパスワーク!)、リードが1点だけだと事故は起きてしまう。



メッシの見事な先制点が決まった時(23分)は、これで勝ちに近づいたと安心してしまった。セルヒオ・ブスケツから何本も可能性を感じる縦パスが出ていて、もう1点は決まりそうな気配もあり。だがグラナダとしては1点を追いかける展開くらいは織り込み済みだ。彼らは計画を続行し、その時を待ち続けた。50分には速攻からソルダードが好機(シュートも打てたがパスを選択して助かる)。1本のパスで状況は大きく変わるのだ。同点弾(63分)も逆転弾(79分)も、直前まで気配はなかった。バルサはあんなに押し込んで工夫をして、でも決まらないのにな。

●1-1弾は、潰しに行ったウンティティがターンで抜かれ、スルーパスにはミンゲサが足を当てるも、これが絶妙な落としになる不運があった。1-2弾は左サイド(バルサの右)でパスをつながれた後、完璧なセンタリングをモリーナが絶妙に頭で合わせてゴール。テレビ実況も雑談をしていたし、こちらもぼんやり眺めていた・・・ プレスはかけていたが、肝心の得点者とアシスト者がフリーで余裕をもってプレーさせてしまったのが痛い。その後、バルサは同点を目指すも得点の匂いを作り出せず。コパ準々決勝の再現は起きなかった。グラナダの“お返し”により、首位奪取のチャンスを逃したバルサ。自力優勝の可能性が再び消え、タイトルが遠のいた。

トピックス

更新中





La Liga | Jornada 33
29 de Abril 2021 – jueves 19:00 h
Camp Nou
:—
FC Barcelona Granada CF
1 2
Goles
Messi (23)  
  Machís (63)
  Molina (79)
Titular
Ter Stegen【】 Aarón
Mingueza【】 Foulquier
Piqué【】 Nehuén
Umtiti【】 Germán
Busquets【】 Víctor Díaz
Sergi Roberto【】 Quini
De Jong【】 Yangel Herrera
Ilaix【】 Yan Eteki
Jordi Alba【】 Luis Suárez
Messi (c)【】 Darwin Machís
Griezmann【】 Soldado
Cambios
Mingueza→
Dembélé【】(72)
Soldado→
Molina (61)
Ilaix→
Pedri【】(72)
Yan Eteki→
Gonalons (61)
Busquets→
Trincao【】(81)
Machís→
Adrián Marín (76)
  Luis Suárez→
Fede Vico (86)
   
Entrenadores
Ronald Koeman【】 Diego Martínez
Arbitro
Pablo González Fuertes (asturiano)
Tarjetas
Koeman (66TR) Soldado (20)
  Nehuén (43)
  Germán (89)
  Adrián Marín (90+4)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 0 1

Goles

2 2 0
7 9 16 (4)

Tiros a puerta

5 (2) 3 2
2 2 4

Ocasiones de Gol

2 2 0
4 2 6

Corners

1 0 1
0 2 2

Fueras de juegos

1 1 0
    869

pases

185    
79.2% 84.2% 81.8% Posesion del Balon 18.2% 15.8% 20.8%
57 74 131 perdidas de balon 103 51 52
29 25 54 recuperaciones de balon 60 25 35
5 5 10

Faltas

22 9 13
0 0 0

Tarjetas Amarillas

4 2 2
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

コウチーニョ、ブライスウェイト、アンス・ファティが負傷中。マテウスが監督判断で招集外。
ネト、アルナウ、デスト、アラウホ、ピアニッチ、デンベレ、リキ・プッチ、ラングレ、ペドリ、トリンカオ、ジュニオル、コンラッドがベンチスタート。

休ませるのではないかと言われていたペドリがベンチスタートとなり、代わりにイライシュが先発。ラングレも休みをもらってウンティティが起用された。その他は特に変化なし。

選手交代は3人のみ。
まずは同点に追い付かれて約10分後の72分、イライシュとミンゲサに代えてペドリとデンベレが送り込まれた。セルジ・ロベルトが最終ラインへ(4-3-3気味)。
そして最後は逆転されてしまった2分後の81分、ブスケツからトリンカオ。デンベレが左に回り、デ・ヨングが中盤の底へと移動したが機能せず。最後はピケが前線に上がっていた。
※クーマンが66分に一発退場になり電話指示。

Titular Final
 

2021年4月30日(金)、グラナダ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。どちらもこの取りこぼしは許されないと落胆を表しています。

MD「許しがたい」

  • 許しがたい
  • → バルサが欠場者多数のグラナダ相手にホームで失敗し首位を逃す。そして自力優勝が消える
  • → メッシの1-0後、残念な後半に逆転を許し、クーマンは退場処分に

SPORT「許されない!」

  • 許されない!
  • → バルサは首位に立つチャンスを逃し、ラ・リーガ優勝はもう自分たち次第ではない
  • → 落胆のクーマンチームは先制するも、持ち堪えさせる力はなかった

コメント

  1. トム より:

    カンプノウで引いてくる相手に、またも3バックを使ってしまったクーマン。
    3バックは、相手がハイプレスを仕掛けてきた時の対処がしやすく、ポゼッションを高める事に有効である反面、後ろに3人使ってる為にどうしても攻撃力は落ちます。
    前へのプレスの安定性も増してカウンターも防ぎやすいですが、やはり守備とポゼッション重視の戦術です。
    引いてくる相手に対してはそれほど有効では無いと思うので、勝ち点3が必要なこの試合では、始めから4バックでデンベレを右に使い、崩しを重視してほしかった。
    メッシグリの個人技1-2から見事な先制点を取ってしまい、後半修正せずともとりあえずこのままで…となってしまったのも、良くなかったと思います。
    0-0で後半まで行って、このままじゃマズいと4バックに切り替えるのが、今までのパターンだっただけに。
    62分の失点直後も、すぐにでも4-3-3か4-2-3-1に変え、サイドからの崩しを考えるべきでしたが、クーマン退場の混乱もあり、結局替えたのは72分。
    調子の出なかったモリバだけでも、先に替えておいてほしかった。
    この対応はあまりにも遅すぎた上に、4バックというより3バックを維持してセルジを右CBにした感じで、中途半端でした。

    まあ勝負は時の運でもあります。
    引きずらないで次に向かいたいですね。
    ライバルも苦しんでますし、あと5節、何が起こるか分かりません。
    とりあえず次はイエローカードを貰わないように、勝ちに行きましょう。

  2. silver より:

     負けるにしても嫌な負け方です…
    今まで出ずっぱりだったPedriを休ませたことも影響大でした。 18歳の選手に左右されるとは、Pedriが凄いのか、チームが不安定なのか、(たぶん両方…)

     追加点を奪えなかったのもダメでしたが、やはりUmtitiは以前ほど高いレベルでプレーできていません。安定感が無く、同じ左利きでもLengletの代役には足りない気がします…

    いずれにしても、絶好のチャンスを自ら手放したことに違いはありません。
    マドリー2チームにセビージャを含めた4チームが混戦となっている以上、どこが優勝してもおかしくないので、最後まできちんと勝ち点を積み上げて欲しいですね。