スポンサーリンク

プレシーズン2021 始動:ラポルタが選手たちを訪れ・・・

いよいよクーマンチームのプレシーズンが動き始めた
初トレーニングを前に、バルサ会長がロッカールームでメッセージを送る

PCR検査そして医療検査を終えたクーマンチームが、プレシーズンのトレーニングを開始しました。今夏は欧州と南米でそれぞれにコパが開催されたことで、代表選手たちがごっそり不在。その分若い選手たちにとってはアピールの機会となるので、ひとりでも多くのカンテラーノがクーマンの目に止まることを期待しましょう。初日となった昨日は、ラポルタ会長が選手たちを激励?に訪れています。

バルサBの選手たちと共に

トレーニング初日となった昨日12日、シウタット・エスポルティーバで汗を流したのは次の選手たちです。デスト、ピケ、ピアニッチ、リキ・プッチ、ネト、セルジ・ロベルト、ウンティティ、イニャキ・ペーニャ、アルナウ・テナス、コリャド、ガビ、コマス、ニコ、ユスフ・デミル。

2日目となった13日はここに、左ラテラルの控え候補アレハンドロ・バルデと、Bチームの補強選手であるカイス・ルイスジョルディ・エスコバルも加わっています。クラブとの契約交渉が続くイライシュ・モリバは、まだお呼びが懸かっていません。

このなかで何人のカンテラーノが、シーズンを通じてファーストチームと行動することを認められるか。3人、4人と出てくれば嬉しいですよね。

ファーストチーム選手たちの多くは、放出作戦でよく名前を見かける面々となっています。こちらは何人がカンプノウでシーズン開幕を迎えることになるか・・・ テル・ステーゲンデンベレコウチーニョアンス・ファティは怪我からの回復中。下にある公式動画ではコウチーニョが懸命にリハビリに取り組んでいる姿が映っていて、いい新天地が見つかるよう願うばかりです。

プレシーズン最初のテスト試合は7月21日(水)に組まれています。対戦相手はジムナスティック・デ・タッラゴナで、場所はエスタディオ・ヨハン・クルイフ。24日(土)にも同スタジアムにてジローナ戦が控えています。時間はどちらも19時開始です。

その後は、ドイツでの合宿をするような?

仕上げの目標となる最初の公式戦は、8月15日(日)のラ・リーガ開幕節vs.レアル・ソシエダです。そして第2節でいきなりアスレティック・クルブ戦@サン・マメスがあるのですが、シーズン最初のアウェイ試合が3シーズン続けてサン・マメスって「抽選」にしては出来すぎてはいませんか。どんな確率よ。
エル・クラシコにしても、10年のうち7回くらいはカンプノウが先になってるし・・・ まったく。おっと話が逸れました。

勝つこと、そして献身

プレシーズンの初トレーニングとなった昨日、バルサ会長ジョアン・ラポルタが側近たち(第一副会長ラファエル・ユステとフットボールディレクターのマテウ・アレマニー、CEOのエンリク・マジップ)と共に、シウタット・エスポルティーバのロッカールームを訪れています。その目的は目立つこと・・・ ではなくてスカッドに挨拶をし、激励のメッセージを送ること。会長が強調し求めたのは、「勝者のメンタリティ」でした。

キミたちにはプロフェッショナルとして、勝者のメンタリティやチームスピリット、そしてもちろんスポーツマンシップを持って行動してほしい。ベストを願っています。私が言うのは勝者のメンタリティ。バルサは勝利するために競っている。だから勝者のメンタリティ、チームスピリット、そしてスポーツマンシップ(が重要なん)だ」

そして最後、クーマンを指して一言「このセニョールの言うことを聞くようにね。彼がここを取り仕切っている人だ
サムネイルの写真は、むしろ説教している上司なのがツボ。

それにしてもピケの短パンはいつもビキニスタイルやな。

ロッカールームはどう受け取った

選手たちは昨日、どんな心境でラポルタ会長のメッセージを聞いたのでしょうか。
勝者のメンタリティ、分かる。重要だよね。チームスピリット、スポーツマンシップ、分かる。勝て、というのも分かる。オレたちはバルサだから。でも、、背広組の人たちこそヨロシクお願いしますよ?オレたちだけに結果とサラリー減額を求めるのはダメだぜ?(想像)

COVID-19の嵐がカンプノウを直撃して以降、FCバルセロナの経済的な足腰は大いに衰弱しています。元々危険水準にあった給与総額のバルーンは破裂し、スカッドのサラリーを減らしたり選手を売ったりで2億ユーロも工面しなければならないという。
それが実現できねば、レオ・メッシと契約し直せる見込みはない。新加入してきた選手たち(アグエロエリク・ガルシアエメルソンデパイ)も出場登録できないかもしれない。

そういった事情はロッカールームも十分に理解できるでしょうが、大幅な給与削減とスカッドの競争力アップ(維持)をいかにして両立させていくのか、不安混じりでクラブからの正式な提案を待っているに違いありません。ムチだけでなく、どんなアメを用意するでしょうか。
メッシがあと2年バルサにいてくれるぞ、というのが結局最大のアメか。

いずれにしても、選手たちのところまで会長が赴き、直接「勝者のメンタリティを持ち、プロとしてチームのために行動せよ」とのメッセージを(ビデオカメラの前で)送ったのは、選手側からすれば評価ポイントなんですかね。バルトメウはしそうにない。ラポルタらしいと再度思った出来事でした。

 

コメント

  1. silver より:

     coutinhoは新天地が見つかるかなぁ…
    昨シーズンの最初はそれこそ傑出したプレーを見せていましたが、あまりにも負傷期間が長すぎましたね。クラブにとっても選手にとっても厳しいことになりそうです。

     今期も昨年同様に若手がトップチームに上がってくると嬉しいですね!
    個人的にはNico Gonzalezがどのくらいトップチームでやれるのか見たいですね!