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明日のために走れ、走れ選手たち:ドイツ合宿2日目

環境の良いドイツにて、朝夕のダブルセッションで鍛えられる選手たち
クーマンを喜ばせる若手選手の中でも、特に評価される子たちがいる

夏はやっぱり、集金ツアーよりも避暑地でのトレーニング!一ヶ所にじっくりと腰を据え、移動とかイベントとかなく身体を鍛えられるのが一番です。バルサはいま、南ドイツでのステージ(合宿)中。朝夕2回のセッションでクマさんにしごかれています。いいぞ、それでこそステージだ。期待の若者たちにとっても良い時間となっているようです。

要求レベルの上がる2年目

バルサ公式の動画、電動ゴルフカートを連ねて2km先のトレーニング場に向かうところとか楽しそうです。若い男子25人がこんなのに乗って盛り上がらないわけがない。ピケアルバリキが同乗するカートなんて危険な香りしかしません^^
ここでは映っていませんが、途中、待ち受ける地元ファンがカート集団と併走する様子がSPORTの動画では見られます。アラウホ、良い男になりましたね。

セッションは午前9時(きつめ)と午後6時(やや控えめ)の2回。
SPORTによりますと、2年目を迎えるロナルド・クーマンは初年度を上回るパフォーマンスをチームにさせるべく気合が入っていて、要求のハードルを数段上げている模様です。「もっといけるはずだ」「もっとだ」と選手たちに発破をかけているクーマン。それはラポルタの求めでもあるのです。
会長は、クーマンチームが昨季終盤の大失速によってリーガ優勝を逃したことに激怒しました。そして「負けて何にも起こらないなんてのは、もう終わりにしなければならない」とのメッセージをチームに送っている。クーマンも直接いろいろ言われたことでしょうし、同じ過ちを繰り返さぬよう気合も入っていることでしょう。

そしてクラブが内容と結果を求めるのであれば、ミステルとしてはプレシーズンの合宿地に最高の環境を要望するのも当然の話で、選手たちはいま、この南ドイツの地で懸命に汗を流している。動画を見る感じでは良い雰囲気ですし、充実したダブルセッションがどんな成果となってシーズンに表れてくるのか楽しみじゃないですか。

クーマンが評価する若手4人

プレシーズンのステージで、まず主役になってくるのがフィリアル(Bチーム)から参加している若者たちです。
中には数合わせのような子もいますが、ファーストチームに上がるための資質を備えていると考えられている子たちも当然いる。ここで監督に評価されることが、以後のトレーニングや試合招集につながっていきます。特にクーマンは若手に賭ける勇気を持ったテクニコですから、カンテラーノたちも頑張り甲斐がありましょう。

今夏のプレシーズンにおいてクマさんが特に驚いているらしいのが、ラピードウィーンからのレンタル選手であるユスフ・デミル(18)です。そしてニコ・ゴンサレス(18)、アレハンドロ・バルデ(17)と、まだフベニールのガビ(16)が黄金の4人衆だとMDは言う。コリャドはやっぱりダメですか(泣

デミル、ニコ、バルデ、そしてガビ

ユスフ・デミルはこの夏話題の選手です。バルサにやって来るやクーマンやメディアを驚かせ、そのざわつきかたが昨年のペドリに似ている。オーストリア育ちなのに(ごめん)ずっとラ・マシアにいたかのようにプレーをします。
基本はバルサBでしょうが、起用される試合で結果を出していけば、シンデレラボーイとなっていくかもしれない。ポジションはメディアプンタとエストレーモ(両翼)です。

ジョルディ・アルバセルヒオ・ブスケツ、この代えの利かないベテランたちの控えとして期待されるアレハンドロ・バルデ、そしてニコ・ゴンサレスもまた招集の常連となるチャンスはあります。むしろ大いにあり。

10代の若手に責任を負わせることはできないので、まずは状況を見ながらの起用とはなるでしょう。しかしこのタイミングで登場してきた後継候補キラキラ星はなんとしてもモノにしたい。アルバセルヒオも後を継ぐ選手はラ・マシアから見つけ出すしかないとずっと思ってきましたから、バルデニコは大事に(でも時に大胆に)育ててほしいです。どちらの選手も最近バルサとの契約を更新しています。

B登録のままセルジ・バルジュアンのもとで試合経験を積みつつ、必要となればクーマンに招集されるのが基本パターンとなるでしょう。

16歳のガビはさすがにフィリアルで挑戦するシーズンとなりますが、その年齢でフィリアルってのも十分に驚異的です。プレシーズンの2試合では堂々とプレーしていて、判断力や位置取りが良さそう。トラップも上手。テンポの良いインテリオールですね。小気味良い。身長173cmってのもバルサっぽいです^^

この子たちがみんな、順調に育ってくれたら。夢の膨らむプレシーズン2021であります。

 

コメント

  1. ロンド より:

    ガビは間違いない、今年はわからないけど、少なくとも20歳になるまでにトップチーム定着できる
    デミルも良い。ポジション的にメッシの位置だが両足使えるし、攻撃的ポジションならどこでも行ける
    バルデはまだ分からない。もう少し体が大きくなれば良くなりそう
    ニコはポテンシャルはあるけれども、ピボーテで活躍できる未来がまだ見えない。本当はインテリオールかもしれない

  2. silver より:

    慎重になり過ぎてもいけないし、過度な期待をしてもいけない…
    育成は本当に難しいですねー

    Messi、Iniesta、Xavi、Busquets、超一級の選手達が同時期にトップチームにいたことがどれだけ奇跡的なことかがよくわかります…

    個人的には、タイプは違えどColladoにはPedro的な活躍を期待したいと思っています。

  3. アメドリ より:

    ガビは間違いないですね。
    16なのか、すごいな。
    デミルはポストメッシとして期待してます。
    あのポジションで、小柄、左利きなので、見てるとどうしても期待値上がっちゃいますが、、、笑
    昨日の試合1ゴールおめでとう!

  4. バルサ より:

    夏に避暑地で基礎トレーニングできるのはいいですね!集金ツアーの後のシーズンはコンディション不良が多いイメージですし、みっちり基礎体力が付いているシーズンは結果もついてきているイメージです。
    カンテラーノが出てくる余地もありますし、補強がプレシーズン前に早めに完了しているのも期待できる要素です。
    ペドリを始めとした代表選手の夏の大会での疲労が心配ですが、二週間後のリーガ開幕が楽しみです。