立ち上がれず。
必勝と臨んだカディス戦は無得点の引き分けに終わる。
酷かった前半、後半は改善するも1点が遠い。
FCバルセロナの苦しい戦いは続く。ここ数週間の悪いイメージを立て直すべく、とにかく白星の欲しいクーマンチームではあったが、再生への兆しを示すことが出来ないまま0-0の引き分け。悪いことは続くものでカディス遠征ではフレンキーが退場となり、どんどん苦境へと追い込まれていくバルサだ。クーマンもまた退場で、スタンドから見守る次戦が彼のラストゲームになるかもしれない。
試合 覚え書き(雑)
●クラブを取り巻くムードを多少なりとも変えるために、どうにか勝利をと願ったカディス戦ではあったが0-0に終わり落胆の度合いは深まった。ボールは持てども、相手エリア前からどう運べば良いのかアイディアがない。ならばと強引にでも守備陣を崩してしまうデランテロもいない。勝ち点1を得たがそれだけで、このトンネルの深さに怖さを感じる。
●バルサ監督としての“余命”が残りわずかだと悟ってか、クーマンは17歳ガビを負傷中のぺドリの代役として先発起用している。若い子を思い切って使うなと思ったが、ぺドリも同じく17歳デビューか。右エストレーモには再びデミル。中央にはクロスのターゲットとしてルークを置いた。そこを目掛けて左で起用されたデストがボールを入れようとするが、、左は本職じゃないのでなかなか難しい。
●勝つしかないカディス戦、しかし前半の選手たちの動きは淡白だった。繰り返される会長と監督のゴタゴタに闘志を失ったかのよう。いずれ訪れるであろうその時を待ってスペースを消すカディスをバルサは慌てさせることができず、単調なフットボールについ観戦以外のことをしてしまいそうになる。
●ダメだこりゃ、な前半を経て、ハーフタイム後のバルセロナは改善が見られた。デミルに代えてのセルジ投入が正解。いきなりネグレドに冷や汗もののロスカを打たれたものの(聖ステーゲン!)、それで火がついたかバルサも負けじと反撃を開始する。惜しかったのは前節のルークに続き、今回はメンフィスが決定機を外してしまったことだ。
●事件は60分64分に発生する。フレンキーが2枚の連続カードによって退場処分に。2枚目は彼の方が先にボールに触っていたし、相手選手を削らないように足も引っ込めていたのに、あれがカードの対象になるとはデル・セロ・グランデ主審のなんと厳しい判定よ。バルサが10人となったことでカディスは勢いを増し、試合は撃ち合いの様相を呈していく。
●やっと出番をもらったリキが、最初のプレーであっさりとボールを奪われピンチを招いてしまう。これは危なかった。後半のシュート数はカディスが13本に対し、バルサは3本。まずはシュートにたどり着くところから始めなければならない。
トピックス
●
●
LaLiga | Jornada 6 | |
23 de Septiembre 2021 – jueves 22:00 h Nuevo Mirandilla :12,179 |
|
Cádiz | FCBarcelona |
0 | 0 |
Goles | |
Titular | |
Ledesma | 【】Ter Stegen |
Iza |
【】Mingueza |
Haroyan | 【】Piqué |
Víctor Chust | 【】Araujo |
Espino | |
Arzamendia |
【】Busquets |
Fali |
【】Frenkie |
Alarcón | |
Álvaro Jiménez |
|
Sobrino | |
Negredo |
【】Memphis |
Cambios | |
Jonsson |
【】Sergi Roberto |
Sanchez |
【】Coutinho |
Perez |
【】Nico |
Negredo |
【】Riqui |
Iza |
|
Entrenadores | |
Álvaro Cervera | 【】Ronald Koeman |
Arbitro | |
Del Cerro Grande (madrleño) | |
Tarjetas | |
Frenkie (61) | |
Frenkie (65DA) | |
Sergi Roberto (65) | |
Haroyan (68) | |
Akapo (88) | |
Tomas Alarcón (90) | |
Busquets (90+6) | |
Koeman (90+7TR) | |
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 0 | 0 |
Goles |
0 | 0 | 0 |
0 | 13 | 13 (3) |
Tiros a puerta |
6 (2) | 3 | 3 |
0 | 3 | 3 |
Ocasiones de Gol |
3 | 3 | 0 |
1 | 3 | 4 |
Corners |
5 | 1 | 4 |
1 | 0 | 1 |
Fueras de juegos |
1 | 0 | 1 |
280 |
pases |
636 | ||||
22.5% | 41.4% | 31.9% | Posesion del Balon | 68.1% | 58.6% | 77.5% |
147 | perdidas de balon | 149 | ||||
74 | recuperaciones de balon | 66 | ||||
7 | 9 | 16 |
Faltas |
8 | 5 | 3 |
0 | 3 | 3 |
Tarjetas Amarillas |
2 | 2 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
1 | 1 | 0 |
Formación | |
デンベレ、アンス、ブライスウェイト、ぺドリ、アルバ、アグエロ、バルデが負傷中。 選手配置は4-3-3。ピケが先発に復帰し、英雄アラウホとコンビを組んだ。ラテラルは右がミンゲサ、左がデスト。中盤ではガビが先発起用されている(初)。前線は中央にルークで右にデミル、左にメンフィス。 交代の1人目はハーフタイム明けで、デミルに代えてセルジ・ロベルト。 |
|
Titular | Final |
2021年9月24日(金)、カディス戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。
MD「折れたリアクション」
- ■「折れたリアクション」
- → ダメな前半の後、よりゴールを求めたタイミングでのフレンキー退場でバルサの翼はもがれた
- → クーマン(彼もまた退場)はレバンテ戦に居られないが、現時点では監督続投へ
- ■「僕はこのカミセタが2位や3位のためとは思っていない」
ピケがカピタンとして動き、コミットメントのメッセージを送る「僕ら選手は船を漕ぐためにいる」、そして日程を批判
SPORT「フラストレーション」
- ■フラストレーション
- もう一つの悲しきエンパテ
→ 最悪の前半をプレーしたバルサ、後半は改善したものの1ポイントを得るにとどまる - クーマン続投
→ 少なくとも次のレバンテ戦までは、クラブはオランダ人監督を保つ - ■怒り
フレンキー・デヨングを不公正に退場させたデル・セロ・グランデ、終盤には抗議を理由にクーマンもまた追い出した
コメント
私はシャビの監督は賛成でも反対でもありませんが、以前バルサの監督になったらどんな選手を希望と聞かれたとき両ウィングにネイマールやニャブリの様なスピードと個人打開力のある選手が欲しいと答えてました。まさにクレが求めている答えです。なのにバルベルデ、セティエン、クーマンはその様なタイプの選手リクエストはしてない。むしろ真逆のタイプの選手リクエストをしてます。不思議です。※バルトメウが連れてきた監督なのでバルサを弱くしたかった?のかもしれませんが笑
やはりというか、今一番崩しに関与していると言えるかもしれない、デストを左サイドで無難に起用してきました。
デパイが左サイドに来ていたので、連携しての崩しも見せようとはしてましたが、今日のカディス4-4-2でハイプレスをせずに中盤を潰す形だったので、サイドにスペースが無かった。
たまにデパイとの連携で崩しを見せても、ラストが左足のクロスでは精度がありませんでした。
そして右WGはデミルで、まだリーガのDFの厳しさに辟易してる感じで、崩しには至りませんでした。
この2点が、今回のクーマンのミスと言えるでしょう。
後半セルジにして上手く回りだしたので、初めからセルジとデストで右サイドにしておけばと。
まあ後半でも1点くらいはと思ったところで、フレンキーの謎イエロー二連発です。
リーガの主審は本当におかしな判定をしてくれます。審判のレベルを改善中という話ですが、無理だろうなあ。
カディスがクロス対応したのか、元々の4-4-2がそういう感じなのかは微妙な所ですが、この試合は有効なクロスは殆ど上げられず。
クーマンの采配には相変わらず疑問符が付き続けています。
守備と組み立ては回ってるだけに、崩しがまるで出来ないのは痛い。
最近の試合では、ずっとアラウホとテアに助けられてますね。
ピケのコメントも、とにかく選手は頑張って船を漕ごうという話。
監督への信頼などには言及できず、僕たちはそうするべきなんだと。
中の結束も万全とは見えない感じです。
何とも微妙な、どっち付かずのまま漂うような、今のバルサそのままの試合でした。
フレンキー、イエロー取り消しにならないかな…