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バロンデオロ:祝アレクシア受賞!ぺドリはKopa賞!メッシも7度目!歴史的な日となった創立記念日

アレクシアが女子バロンデオロを、ぺドリがKOPA賞を、メッシが7度目のバロンデオロを獲得
クラブ創設122周年の記念日が忘れられぬ日になったバルサ

2021年11月29日は、FCバルセロナにとって歴史的な一日となりました。毎年恒例フランスフットボール誌主催の式典において、女子チームのアレクシア・プテリャスがバロン・デ・オロ(バロンドール。以下バロンデオロ)を受賞し、ぺドリが21歳以下の年間最優秀選手賞であるKopa杯を獲得。そしてレオ・メッシが自身7度目となるバロンデオロに輝き、パリのシャトレ座はクレ的には青えんじに染まったわけです。なんてめでたい創立記念日!

創設記念日の偉業

この日はFCバルセロナの122回目となるクラブ創設記念日でした。
その日のこのトリプル受賞ですから、主要部門をこれだけバルサ選手が受賞することを見越したフランスフットボール誌さんが、合わせてセッティングしてくれたんじゃないかと思うくらいの日にち設定。なにはともあれクラブ史に残るめでたい一日になったのは間違いありません。

メッシアレクシアぺドリの3人はいずれも各賞受賞の有力候補として報じられていました。メッシがまだバルサ選手だったならより完璧だったのですが、仕方なし。アルゼンチン代表とバルサ時代の活躍(ピチーチ獲得)が評価されての受賞なので、誇らしい気持ちに変わりはないです。

クラブで歴史を作ったのは、女子バロンデオロをバルサ選手として初受賞したアレクシアです。
2020/21シーズンのバルサ女子はリーガ、コパ、チャンピオンズの三冠を達成しており、彼女はそのチームのカピタナであり象徴。文句なしの受賞となります(中盤ながらも昨季は44試合で26得点、今季も13試合で13得点・10アシスト)。カタルーニャ人として、またスペイン人女性としても初の受賞です。

アレクシア、頂点に立つ!

女子チームのことは語れるほどに詳しくないのですが、アレクシアさんは注目度が高い愛されっ子なので存じています。地元バルセロナ県生まれのカタルーニャ人でもあり、初ゴールを決めた2012年頃からアイドル的な存在だったのです。それが女王に輝いた。これは感慨深いです。
(2006年に一度バルサを離れ、18歳となる2012年、女子チームに本腰を入れ始めた青えんじクラブに復帰)

式典での堂々たる女王ぶり。お母さまの涙にはぐっときますね。
受賞スピーチで彼女はこう語っています。
「チームメイトのみんなに感謝します。これは個人賞ですが、クラブの成功なのです。私を育ててくれたコーチたち、ファン、クラブへ。運命は創立122周年を迎える今日、このタイトルを掲げることを望みました。クレの皆さんおめでとうございます。クラブを代表してここにいられることは光栄です。私の妹と母、そして家にいる友人たちへ。みんなのことを愛しています」
「この唯一の瞬間を、私にとって特別な人に捧げます。あなたは今いるところから、娘のことを誇りに思っていることと思います。これはパパ、あなたのものです」
アレクシアの父ジャウマさんは彼女がバルサに再入団する少し前、この世を去っているそうです。

2019年にはエスタディオ・ヨハン・クルイフでの初ゴールを、そして2021年1月6日にはカンプノウで公式戦初得点した最初の女子選手(対エスパニョール)になるなど、歴史的ゴールも決めている彼女。チャンピオンズ決勝でも得点しています。

女子部門は2位のジェニファー・エルモソもバルサ選手。彼女はクラブ歴代最多得点記録保持者です(166得点)。アレクシアはこれを猛追していて現時点で157得点。

一気に駆け上がった2021年のぺドリ

ぺドリ・ゴンサレスにとっても2021年は忘れられない一年となりました。
バルサに入団するや先発レギュラー定着。スペイン代表でも常連となり、準優勝のエウロコパ(EURO2020)ではベストイレブン選出。東京五輪、銀メダル。クラブと代表で合計73試合に出場する無茶な活躍で、ほぼほぼ無名のところから一気に名前と顔を売り、先日は伊Tuttosport紙によるゴールデンボーイ賞にも輝いています。

そして今回、フランスフットボール誌によって21歳以下の年間最優秀選手と認められ(選んだのは過去のバロンデオロ受賞者たち)、KOPA杯を受賞した。メッシの隣で多くを学び、成長した成果ですし(スピーチでもレオに感謝を述べている)、本当におめでとう。彼、まだ19歳ですからね。

メッシは貫禄の7度目受賞。これには異論を唱える人々もいるようですが、バルセロニスタとしては嬉しいことです。おめでとう、レオ!久しぶりに見た3人の子供たちの姿には今回もほっこりしました。

バロンデオロといえば、メッシチャビイニエスタが表彰台を独占した2010年があまりに印象的であり歴史的でしたが、バルサ女子選手がトップ2に選ばれ、ぺドリが若手の最優秀選手となってメッシが王座を守った今回もかなりのものです。惜しむらくは、D10Sがパリの選手であること・・・
しかしながら、危機的状況から再生への道を歩むFCバルセロナというクラブの底力は示したことでしょう。
願うのは、女子チームによる栄光の三冠が今度は男子チームに訪れること。そのための道のりは平坦ではないですが、数年後のチャビバルサが男子チームを再び頂点へと導いてくれると期待して応援していきましょう。
ぺドリを始めとして、未来ある才能は数多くいる。アンスぺドリガビでバロンデオロを競う未来なんてのが実現する日が楽しみです。

コメント

  1. イザナギの目 より:

    ペドリの2冠達成は凄い嬉しいですが、やはりカンテラから輩出してほしい。アンスファティ、ガビそしてラミンヤマル頑張れ。

  2. トム より:

    メッシの受賞は嬉しいですね。
    不調バルサでの得点王に加え、コパアメリカの大活躍の年だったので、是非取ってほしかった。
    ペドリも若手なのにベテラン並の稼働率で、クラブだけでなく代表から五輪まで全てハイレベルでこなしたので、誰もが納得の受賞でしょう。

    しかしこの時期に、バロンの舞台を独占なんて日が来るとは。
    バルサの底力を感じますね。
    この良いニュースも上昇気流に追加して、12月を乗り切って行きましょう。