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ぷち情報集(3/14)

 

◇チャビ 「グアルディオラのNOへは未準備」

欧州各地からはチャンピオンズの悲喜こもごもが伝わってきてはいるものの、バルサにとっては平日にゲームのない平和(ある意味、そうではない)な一週間。この2日間は練習もないということで、メジャー選手たちはちょこちょことスポンサーイベントに顔を出していまして、昨日はチャビ・エルナンデスがGPSで有名なGARMINのイベントに出席。記者団の質問にズバッと答えています。

まず公営放送テレ・マドリーによるインチキ報道については、「相手が僕らに敬意を欠くのなら、僕らも黙ってるわけにはいかへんよ。僕らはアホやないからね、やめてくれと言わなきゃならない」とコメント。

定番質問であるペップの去就に関しては、ざっくりまとめると「ペップはモチベーション十分に見えるし、契約を延長すると思う」という感じ。ただしそういった件は「君たち(記者)はスビサレッタに質問すべきこと」であり、「僕はこれについてペップと直接話してはいない。個人的な問題やからね」としています。一見ドライなんですが、「僕らはグアルディオラのいない状態への準備はできてないんや。彼はロッカールームのリーダーで、僕らを勝者にしてくれた人物やから」との言葉も忘れてはいません。

また、何年にもわたって首都方面から向けられる意味不明の疑惑に対しては、「なんで僕らがそれだけ疑われるのか分からへんよ。僕らはスペイン国内より、国外でのほうがずっと評価されてる。バルサとマドリーとの間の”戦争”が、そうさせているんやと思う」とコメントするチャビ。嗚呼、マドリー方面の姑息がもっと世に広く伝わればいいのに!

この会見でも、当然ながら最近のホットテーマである審判問題は話題に上がっています。そしてチャビの見解も前日のメッシやイニエスタと同様でした。「審判についてはあまりに語られすぎてるよ。まるでバルサが審判について話しているように見えるけれど、そうやない。僕らは審判の話しはしたくないからね。僕らは自己批判をしているし、マドリーに差をつけられているのは、僕らが以前ほどは上手くやれていないからなんや」

そしてリーガ優勝争いについては、「僕らは諦めへんよ。これからマドリーがこけることもあると思うんや。バルサもマドリーも勝つのに苦労をしているし、フエラでは特にそうなってるからね。僕らは可能性がなくなるまで、戦い続けるよ」ということなので、信じて応援していくのみであります。

 

◇ゴルフ休日

このチーム休日では、仕事中毒のペップ・グアルディオラもまた”きちんと”休みを満喫しています。今回彼がリフレッシュのために行ったのは、フットボルの次に愛好しているゴルフ。バルセロナから内陸方面へと入って行ったところにあるテラッサ(チャビの故郷)のゴルフクラブ(El Real Club de Golf de El Prat)にて、ボールを引っ叩いたそうです。

グアルディオラがゴルフを楽しむようになったのは、ドリームチーム時代に師匠であるヨハン・クライフによって仕込まれたからです。広いコースを回りながら、ペップは何を考えていたのか。明日(水曜)にでも契約延長するかなぁ・・・てな感じだとステキなのですが。

お昼にゴルフを満喫したグアルディオラは、夜は市中心部にあるリセウ劇場にて”La Boheme”を観賞に出かけています。

 

◇ロセイ会長 「子供たちは希望と誇りを持って」

火曜日はシウター・エスポルティーバの第7グラウンドにて、サンドロ・ロセイ会長出席による”大カンテラ総会”が催されました。バルサの将来を担う下部カテゴリ20チームの少年少女たち(約300人)が一同に会し、このクラブでプレーする誇りを語ったり、会長からの激励メッセージを聞いたり、集合写真を撮ったりしたのです。集まった子供たちやその親御さんたちに向けて、ロセイ会長はこう語っています。

「君たちこそが、私たちのクラブの本質であり、軸なのです。このユニフォーム、このエスクードを身にまとい、このクラブの価値を代表することを誇りに感じてください。クラブ以上の存在としての私たちの、お手本であってください。重要なのはなにより、人としての振る舞いなのです」

「君たちは希望を持たなければなりません。先週末の試合では、先発イレブンのうちクラブ出身選手が9人を占めていました。私たちのユニフォームを守りながら、いつの日かカンプノウでプレーできるんだと希望を抱くことです。私たちは君たちをとても誇りに思っています」

またスポーツディレクターであるアンドニ・スビサレッタは、親御さんにこう感謝を述べました。「皆さんは私たちに最高のものを、あなたたちのお子さんたちを預けてくださっている。私たちはそのことの重大さを知っています。多くの要求やプレッシャーのあるなか、私たちを信じてくださることに感謝します」

 

◇アビダルの復帰はもう少し先

こちらは残念なニュースです。フランス代表での親善試合(3月1日)にフル出場し、鼠けい部あたりを傷めたことで戦列を離れているエリック・アビダルの復帰が、また一週間延期されることになったとSPORT紙が伝えています。クラブ医療部の初期診断では全治10日となっていましたので、週末のセビージャ戦には間に合う予定だったのですが、2週間が経過しようという今でも、経過は思わしくないそうなのです。

アビダルが患っているのは、スペイン語では la pubalgia という症状で、日本語ではスポーツヘルニア、恥骨結合炎、内転筋付着部炎、鼠けい部痛症候群などと言われているようです。治療はなかなか難しい怪我らしく、シーズン最初に同様の怪我をしたマクスウェル(現PSG)は復帰におよそ1ヶ月を、昨年のペドロは3週間を要しています。ちなみに余談ですが、アビさんの肝臓に腫瘍が見付かって明日でちょうど1年となります。

 

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