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ぷち情報集(4/13)

◇CR7のゴールパフォーマンスを堪える準備

金曜日はなんとなく、試合と試合との中休み。本日のスペインスポーツ紙は多くが、バルサとマドリーの両ゴレアドールたちによる熱すぎるピチーチ競争を大きく特集しています。第33節終了時点で、CR7が昨年の自己記録に並ぶ40ゴールで、われらのメッシが39ゴール。もう笑うしかないね、というレベルなんですが、何気に密かな話題を集めているのが、ポルトガルの色男によるゴールの祝い方であります。

アトレチコを粉砕した先日のデルビーでハットトリックを決めたクリスティアノは、彼のパーソナリティがよく表れたパフォーマンスでエクスタシーに浸りました。SPORT紙曰く、それらはいずれも「虚栄心と見栄の発露」であり、「カルデロンのピッチに立つ誰よりも自分が優れているという考えを隠そうともしていない」行為。どこまでも傲岸不遜なエゴイスト、となります。対するメッシはゴール後にまずチームメイトに感謝を示していて、なんと人間の出来が違うのだろう、というわけです。

まあそれはそれとして、クリスティアノのそういったところは、クレの笑いのネタとしては最適です。アトレチコ戦の2点目で自らの太ももをむき出し、観客席に誇示したパフォーマンスはある意味とりわけ秀逸で、SPORT紙の4コマ漫画はこういう感じでいじくっています。文字だけなので上手く伝えられるか微妙ですが・・・・

「CR7の次のパフォーマンスを堪えるための準備」
■1. しっかりとした袋を1つ手に持つ
■2. 袋を口に近づける
■3. “不快物”を袋の中へと吐き出す
■4. 最後に袋を閉め、最寄のくずかごへと捨てる

もしマドリー戦を観戦の際には、万が一に備え、袋の携帯をお忘れなくということで。

 

◇ガスパー元会長 「心臓破りのファイナル」

FCバルセロナの熱血元会長ジョアン・ガスパーさんが、ひょっとしたら起こりえるチャンピオンズ決勝クラシコについてこうコメントしています。「心臓が止まるよ。多くのクレ、そしてマドリディスタの健康を危うくする決勝となるやろう。特に勝者チームにとって、歴史的で長く語り継がれるファイナルになるのは間違いない」

ガスパーさんはリーガの覇権争いについてはやはり、カンプノウクラシコの結果が大きくその後を左右するだろうと言います。「リーガはまだ終わってはないし、バルサ対マドリーが決定的な意味を持つやろう。この試合の勝者が、どちらがベストかを示すんや」。そしてもし白組がカンプノウで勝利したなら、「彼らがリーガの正当な勝者」だとしています。

また、少し前に巻き起こったコパ決勝戦会場をめぐる混乱については、ガスパーさんは彼が副会長時代、ベルナベウでのコパ決勝(対ベティス)に勝利した際、バルサのイムノが5回流れたからではないはず・・・と語りました。「それが理由やないことを期待するよ。彼らには改修の必要があるトイレが何箇所かあり、不可欠な工事があるんやろう。あそこは多くの条件を満たすスタジアムなだけに、残念やけどね」

コメントだけなら、とってもステキな会長さんなんですが。ちなみにペップの契約延長に関しては、ガスパーさんの予想は「間違いなく続投」であります。

 

◇マクスウェル 「アビダルは大親友」

フランスはパリより、マクスウェルがこんなメッセージを送ってくれています。PSGの記者会見での言葉です。「エリックと僕はすごくいい友人同士なんだ。僕は彼の(手術をした)ドクターに電話をしたんだけれど、ドクターの言葉は僕を安心させてくれたよ。僕はエリックを支えていくし、彼がまたすぐにバルセロナのユニフォームを着れることを期待してる。だって彼は、僕の真の友達だからね」

 

◇ビジャ 「脚はどんどん良くなってる」

ダビド・ビジャが復帰への道を着実に前進しています。昨日(12日)グアッヘはバルセロナ市内で行われたチャリティ本(4月5日のニュース参照)のプレゼンテーションに出席してまして、そこで自身の状態についてこう説明しています。「僕はものすごく元気やし、満足してるんや。脚はどんどん良くなってきてるよ」

実際、ビジャはこのプレゼンテーションに、山登りの後に駆けつけています。セルヒオ・ブスケツ、チームトレーナーのエミリ・リカルトらと連れ立って、ビジャはこの日バルセロナ郊外にあるラ・モラ(標高1,104m)に登山。山頂での記念写真を、フェイスブック上にアップしています。そして会見で曰く、「前にもラ・モラには登ったことがあるんやけど、今日は前よりもハードなコースで行ったんや。脚の反応はすごくええね。早くプレーに戻りたくてウズウズしてるけど、治療期間を終える必要があるのも分かってるよ」

1,000mを超える山に登れるところにまで回復したビジャ。グラウンド練習を再開できる日は近そうです。ちなみにグアッヘさん、「怪我をしてからは前よりもよくフットボルの試合を観ている」そうでして、リーガ戦線に関しては「自分たちの試合に勝ち、あとは待つのみ。チームはとても元気」ということです。

 

◇有名レストランオーナーのマル秘エピソード

少々前のことになりますが、3月20日付けのSPORT紙ウェブ版にこんな記事がありました。バルセロナにある有名レストラン”サラマンカ”のオーナー、シルベストレ・サンチェスさんによるインタビュー記事なのですが、VIPがお忍びで訪れるレストランらしく、彼はいろんなエピソードを持っているんですな。

例えばクリスティーナ王女であるとか、ホセ・マリア・アスナール首相(1996~2004)とか、パスクァル・マラガイ・カタルーニャ自治政府知事(2003~2006)とか、そういったレベルのVIPが訪れるというお店といえば、おおよその感じは想像できます。もちろん、こちらで取り上げるからには、バルサ絡みのエピソードとなります。インタビュアー氏はシルベストレ氏にこう尋ねました。「あなたとシャキーラが写ってる写真を見たんですが・・・」。オーナーの答えはこうでした。

「2年ほど前のことですね。ある夜、彼女は予約なしで店を訪れたんです。彼女のアシスタントが、人がひとりやって来るので、隔離された席はないかと訊ねてきましたよ・・・・するとですね、しばらくしてピケが入ってきたんですな!こんなかたちで彼に再会するとは、というところでした。私は彼の祖父であるアマドールとは友人でね、ジェラールが子供のときは、よく一緒に食事に連れて来ていたんですよ。彼らの関係についてはまだ公表されてませんでしたので、私たちは驚きました」

写真を撮れれば、ゴシップ雑誌に高く売れたでしょう。「いえいえ、私にとってはクライアントのプライバシーは尊いものですからね。レストランの向かいにある銀行の近くにカメラマンを見つけたので、彼らにそれを教えました。そしてシャキーラはある出口から店を出て、ピケは別の出口から帰りました。問題解決です。それから数ヵ月後、彼らの関係は公けになりましたよ」

ちなみにこのサラマンカには、メッシも訪れるそうです。「彼は家族と一緒に何度もきましたね。前回は、レオが入店してから5分ほどで通りが子供たちやらで一杯になったんです。私たちは彼を車までエスコートしなければなりませんでした」

もちろん、バルサとしてもこのレストランは何度も利用しています。「クライフやバンガールが監督の時、何度か祝勝会がありました。クーマンやストイチコフ、ロナウドやロナウジーニョが来店しましたよ。私はバルサのカードを3枚持っているんです。ふたりの息子は熱烈なバルセロニスタですよ。私はこのバルサと多くの価値を共有しています。それは献身や努力、謙虚さなどです」

サラマンカの位置は、バルセロネータ地区にあります。そういえば以前、バルサB選手たちがクリスマスパーティを行った、LA BARCA(ラ・バルカ)はこのサラマンカの姉妹店(どちらもシルベストレ氏がオーナー)です。地中海を見に行かれましたら、昼食はこちらで、なんてのも好いかもしれません。おっと、LA BARCAはINAC神戸レオネッサがバルセロナを訪問した際、ランチを食べに行ったお店ですね。どちらも魚介料理専門店です。

 

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