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ダニ 「疑念を晴らす」

 

監督からの信頼にプレーで応えるぜ、と言うラテラル。

プレシーズン第2週目となった23日、これこそ真のワイルドといえる井出達で記者会見場に現れたのはダニ・アルベスでした。そしてそのワイルド会見において、ワイルドにクラブに一言物申したバルサの2番。悪意のあるメディアなどはこれを必要以上にネガティブに捉えているのですが、なんのことはありません、彼はただ単に”そういうヒト”というだけのことです。惑わされることのございませんよう。

 

守ってくれなかったことに傷心

この会見でダニ・アルベスが不満を漏らしたのは、初夏に彼の去就が繰り返し取り上げられていたときに、クラブからなんのリアクションもなかった点でした。これについてはダニは6月10日にも、MUNDO DEPORTIVO(MD)紙のインタビューの中で不服を漏らしているのですが(”クラブが唯一僕を”落ち着かなく”させたのは、移籍のニュースについて否定しに来なかったこと、彼らが本当に自分を求めているのかと不安に思わせたことやね。そのことは少し、僕の心を当惑させているんや。クラブには僕の残留を求めているのかどうか、ハッキリとさせて言ってほしい”)、それとほぼ同様のことを今回も言っています。

「僕が退団する可能性については、確かに山ほど語られてたね。そしてクラブが僕を守ろうと行動してくれんかったから、もやもやしたよ。ウワサを否定しなかったことで、彼らが僕への信頼を失ったようにも感じたんや。でも同時に僕は、理解もしていた。クラブには選手以上に優先する利益があるわけやからね。でも僕はそれを超えたところにあらなあかんし、仕事によって彼らが失った信頼を回復する必要があるんや」

そしてダニはこうも続けています。「もし数字で評価をしたなら、昨シーズンは言われているほど悪い出来ではなかったと思う。ただ継続性がなかったことで、全てが少しややこしくなっていたんや。僕はカパーロスから10年の年があれば4点の年もあるのではなく、いつも7点であるのが重要やと学んだ」

さらに。「ティトは僕を信頼してくれてるし、僕はその信頼にお返しができるように努力していく。彼はいつだって僕を戦力だと言っていたし、チームに僕が必要だと言っている。僕はここまで、仕事によってファンの信頼を勝ち取ってきたから、これからも同じように努めていくよ。僕はここへ来たときと変わらない野心を持っている。僕は世界最高のクラブにいるんや。自分への疑念を、蹴散らしていきたい」

このダニーの批判に対しては、クレは同情的です。SPORT紙が行ったウェブアンケート、”問い:ダニ・アルベスの理事会批判には正当性があると思いますか?”に対し、「Si」と回答したのが82%。「No」はわずかに18%しかありません(3182票時点)。ちなみにMD紙によれば、ロセイ会長とバルトメウ副会長はダニの代理人ホアキン・マカナスに対し、クラブは彼を戦力と見なしているので心配しないようにと伝えていたのだとか。となると、どこかに行き違いがありそうです。

またブラジル人ラテラルはいつか訪れるバルサ退団の日について、こう希望を表してもいます。「いつかバルセロナを出る日がくるなら、入ってきたのと同じ玄関から出て行きたい。なにか小さな足跡を残したぞという感覚を持って、ここを去りたいと思う」

 

罰金やバロンデオロ、その他諸々

ダニとクラブとの間での出来事といえば、バケーション中にクラブの許可を得ることなくメッシ主催の慈善試合に出場してしまった、というのもありました。これに関してはクラブ理事会のスポークスマン、トニ・フレイシャが「彼は試合には出ていない。慈善行事に参加しただけ」と懐の深さを示したわけですが、ダニはこれについてこう語っています。「軽率な行動やったとは思ってないよ。あれはチャリティマッチやったし、あの場にいた誰もが、怪我から回復中やという僕の状況を知っていたからね。でもプレー許可は下りてなかったわけやから、クラブが決めたなら罰金を支払う義務はあった。メッシは僕に、もし罰金が課せられたなら、自分が払うって言ってくれたよ」

そのレオ・メッシに関しては、彼以外にバロンデオロはいないとアルベスは断言しています。「いつも言ってきたように、メッシ以外が争う2つめのバロンデオロが存在しないのなら、そこで議論は終わりなんや。メッシが他の選手たちよりも上にいるってのが現実やからね。誰も彼と競うことはできない。ネイマールも今はまだ成長しなければならない」

一方でティト・ビラノバ新監督については、ダニは信頼感を示しました。「多かれ少なかれ、全ては同じように進んでるよ。ティトには明快なアイディアがある。これまでとのただひとつの違いは、グアルディオラがいないってことや。今年の僕らは、全てのタイトルを競ってやろうと燃えている。より困難なのはこのバルサのレベルに到達することやなくて、それを維持していくことなんや。バルサはフットボルにおける世界的な目標やから、誰もが虫眼鏡を使って見てくる。毎年競争は厳しくなってる。僕らはあらゆることに対して、かなり注意深く行かなければならない」

 

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