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チアゴ、五輪欠場

 

脛骨の怪我は治りきらず。

数日前にスペインのU-23代表監督ルイス・ミジャの発表した招集リストが、主にバルセロナ方面にて大きな物議をかもしています。ユーロ2012でフル稼働したジョルディ・アルバがしっかりと、今月末から開幕するロンドン五輪のプレ選考メンバーに入っていた点です。ムンディアル、ユーロに続いて、オリンピック制覇も目論むスペインが大会から早々に姿を消すことは考えにくく、となるとアルバは大事なティト・バルサの船出のプレシーズンに参加できなくなってしまう。おまけに心身をリラックスさせる時間もほとんどない。バルサが招集を阻止しようと動いていると囁かれるのも、それ故です。

一ファンとしては少々残念ながら、クレとしてはホッとしているのが、チアゴ・アルカンタラの欠場決定です。チアゴはこの木曜に脛骨の回復具合を検査してまして、その結果、回復が不十分であることが判明しました。これを受けてバルサ医療部は、報告書で次のように発表しています。「チアゴ・アルカンタラ選手の脛骨の負傷状態を評価するための検査を本日行った結果、怪我は癒えておらず、選手は今後数週間、回復をつづけるべきであることが確認された。これによって選手は、オリンピック前にプレー許可を受けることはできない」

またジョルディ・アルバの入団会見において、アンドニ・スビサレッタはチアゴの件についてこうコメントしました。「チアゴは五輪でプレーするため、大きな努力をしてきた。バルサと代表のドクターたちは継続的に連絡を取り合っていたよ。そして今日の検査で小さな亀裂が見付かり、不運なことながら、彼らは出場許可を出せないという結論に至った。彼にとってはとても悪いニュースやけれど、いずれにせよ、怪我はまだ回復していないんや」

五輪へと出場するためにこの1ヶ月と少々、休日返上でリハビリに精を出してきたチアゴのことを思えば気の毒なのですが、無理をしてシーズンを棒に振っては元も子もない。ここは怪我をバッチリ治し、ティト・バルサの貴重な戦力として、バリバリ働いておくんなせぇ。チャビ先輩を休ませてやっておくんなせぇ。

先日ルイス・ミジャの発表した候補者リストにはチアゴほか、テージョ、モントーヤ、アルバの名が含まれていました。セルヒオ・ブスケツが休養を選択し、テレビ観戦となったのは良い知らせです。

 

アルベスも欠場

一方、マノ・メネゼスが5日に発表したブラジルの五輪招集リストには、ダニ・アルベスの名前が記されてはいませんでした。コパ決勝前に鎖骨を折り、ペップ最終戦を逃しつつも、そこからは順調な回復を見せていたラテラル。6月末にはメッシによる親善試合にも(プレー許可なく)出場し、オリンピックにも間に合うのかと思われていた彼ですが、最終的にリストからは外れることになりました。

MUNDO DEPORTIVO紙の伝えるところによりますと、FCバルセロナの医療部はブラジル代表に対し、”ダニの負傷は完全には回復してはおらず、リスクが否定できない”と報告。そして”もし怪我が再発したり、別の箇所を負傷した場合は、ブラジルさんが全責任を負うことになりますよ”と伝えていたのだそうです。ということでマルセロさん、チアゴ・シウバさんたち頑張って!

そして自らの名前のないロンドン五輪招集リストが発表されて数分後、ダニはツイッターでこうコメントしています。「みんなのサポートに感謝するよ。人生は続いていくし、招集された選手たちに幸運が味方しますよう」

 

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