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自己批判を避けたロウラ

 

選手たちは立ち向かっていた、と何度も強調した代理指揮官。

ある程度予想はしていたものの、それが現実として突きつけられると、やっぱりきついクラシコ連敗(しかもどちらも完敗)。クレとしましては、ちょっと数日は立ち直れそうにない状況であると共に、10日後に迫ったミラン戦へと向けては、不安ばかりを膨らませたこの敗北でありました。ぶっちゃけ、このベルナベウでは結果は最重要ではなかった。コパクラシコでの惨敗から抜け出すぞ、というムードが感じられれば良かった。悲しかったのはそれが見られなかったことで、為す術なく同じようにモウチームにやられたことです。

 

「チームの姿勢には満足しなければならない」

バルセロニスタの記憶に、暗黒ページの主人公としてその名を刻むことになったジョルディ・ロウラ第二監督。こういった試合の常として彼は試合後、まずはチームを擁護するコメントを発しています。「感情の部分と、ポイント差を拡大することの両面において大事な試合だった。その最初の要素については、この結果にもかかわらず、チームの姿勢に満足しなければならないベルナベウのような難しいスタジアムで、チームは面と向かい、最後まですべてのオプションを手にしていたし、勝点を得る可能性もあった。難しいスタジアムで立ち向かっていたのが重要だった

この散々な出来栄えがフィジカルによるものではない、とロウラは言います。「私たちはこの数週間で多くの試合を連続してプレーし、それはとても激しく休みもなかったけれど、私はフィジカルが問題だとは思わない。本当に重要なのはチームが再び面と向かっていったことだ。リードを広げることが私たちの目的であり、それを達成する可能性も私たちにはあった」

・・・ ということで、第二監督は再びチームを叱ることはしませんでした。「私の心に残るのは、選手たちの最後のリアクションだ。結果とは関係なく、私はとても満足している」

そしてメッシには「フィジカルでもメンタルでも一切の問題はない」と明言するロウラは、こうも語っています。「私たちはこの数日間で、非常に難しい試合を連続して行ってきた。幾つかの局面においては、プレーは良くなかった。けれどもここがベルナベウなんだ。私たちは汗を流し、オプションも手にしていた。もしペナルティの笛がなっていれば、別の結果を話していたことだろう」

「マドリーを相手には、ボールを保持しコントロールすることが重要だ。私たちは試合をコントロールしようと試みたものの、序盤には少し確実さが足りないところもあった。私たちはコントロールを維持し、試合が壊れないように試みていたんだ。全般としての私たちの目標は試合をコントロールすることだったし、そうはなっていたと思う

試合の具合としてはどう見ても敗北ですが、もし最後のアドリアーノへのラモスの引っ掛けがペナルティと判定されていれば、スコアだけは同点に出来ていたかもしれませんでした。あの疑惑の判定に対しては。「今日のジャッジに関して、私に意見するつもりはない。映像を見れば明らかだし、雄弁に物語っているからね」

 

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