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デウロとラフィーニャは夏に戻ってくる?

 

レンタル先にて良いパフォーマンスを見せている2人。

メディア情報によれば、ビクトル・バルデスの後任はマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(ボルシアMG)でほぼ決まりらしい2013年末の今日この頃。事実であればとても楽しみな話でありますが、ポルテーロ以外にも少しずつ、2014/15シーズンへと向けた決断が下されていってるようです。その1つが、他クラブで武者修行中のジェラール・デウロフェウ(エバートン)とラフィーニャ(セルタ)の呼び戻し。MUNDO DEPORTIVO紙が伝えるところによりますと、マルティーノ監督は彼らのプレーをとても気に入り、来季の構想に組み込んでいるとのことです。

 

マルティーノ監督は彼らを高く評価

デウロフェウ(19)とラフィーニャ(20)は今シーズン、契約上の理由からトップチームへと昇格。しかし彼らに与えるべきプレー時間は見込めないため、デウロは英国へ、アルカンタラの次男はガリシアへと修行に出ることとなりました。バルサの過去の実例から見れば、片道切符となる事がほとんどのレンタル修行です。

しかし喜ばしいことに、デウロフェウとラフィーニャは自らのパフォーマンスと姿勢によって、タタさんの信頼を勝ち取ったとMD紙は記しています。セルティック戦の前日会見で、エバートンにてデウロの活躍について訊ねられたマルティーノ監督は、「私がここに来た時、彼はすでにレンタルされていて会えなかった。ラフィーニャも同じだよ」とコメント。その言葉からは、来季もタタさんが続投となれば、デウロフェウとラフィーニャを彼のチームに加えることに前向きであろうとのニュアンスが伝わってきます。若き2人の溢れるエネルギーと、良い意味での厚かましさによって監督はチームの競争力を上げようとしている、とMDは言います。

 

出場時間のためにはレンタル続行が吉か

とはいえ、その反対の見解もあります。こちらは少し前、12月13日のSPORT紙になるのですが、“デウロフェウは来季もエバートンでプレーするだろう”という記事です。出場機会を求めてエバートンを選んだのはデウロ自身であり、彼はリバポーの街で着実に成長している。大きな可能性を秘めた選手だけにもう1年プレミアリーグでプレーするのがベターとバルサが考えたとしておかしくはない、という内容です。

実際、現トップチームにはメッシ、ネイマール、アレクシス、ペドロ、テージョら5人のデランテロがいて、テージョのプレー時間を見れば、デウロフェウもまた出番がなかなか来ないのは確実。少なくとも、彼ら5人のうちの誰かが退団をしないかぎり、デウロはエバートンでの出場機会を望みそうです。不運な怪我によって2月までは戦列を離れることになりましたし、2015年に戻ってくるほうが良さそうな感じはします。

一方でラフィーニャは、セルタでここまで16試合でプレーし(ほぼフル出場)、3ゴール。ルーチョチームの中盤の中心として頑張っています。主なポジションは左インテリオールで、攻撃的な位置ならどこでもいける彼。ブラジル仕込みのテクニックと恵まれた体格が武器で、献身的なプレーもこなすアグレッシブなセントロカンピスタは将来の中盤として非常に楽しみな選手ですが、セルタで出番をもらえているだけに、イニエスタの控えとなってベンチを温めるのは勿体ないです。彼の場合も、もう1年レンタルが適してますでしょうか。いずれにせよ、決めるのは5月以降。先走った話題でありました。

ちなみに、MD紙がウェブページ上で行っているアンケートによりますと、“デウロフェウとラフィーニャは2014/15シーズンにバルサに戻るべき?”という質問に対し、57%が「はい、2人とも」と回答。以下、「デウロフェウのみ」が26%、「ラフィーニャのみ」が4%、「いいえ」が13%との結果になっています(1,809票時点)。

 

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