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若さ溢れたウエスカ戦のバルサ:楽しみな三人がデビュー

リキ、トディボ、そしてワゲがラ・リーガ初出場 ローテーションの際はチャンスを与える価値があることを示す

このラ・リーガ第32節のSDウエスカ戦は、バルセロニスタにとっては0-0という結果以上に興味の引かれる試合でした。チャンピオンズのマンチェスター・ユナイテッド戦に挟まれた、プリメーラ最下位チームとの対戦とあって、エルネスト・バルベルデは大幅なローテーションを実施。主力がごっそり温存され、若者たちだらけのメンバーとなったからです。

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今季のラ・リーガNo.1

バルサ公式などで発せられている情報によると、このウエスカ戦の先発メンバーの平均年齢は24歳と133日で、今季のラ・リーガでの最も若いチームとなりました。

26歳以上は、ムリージョ、テル・ステーゲン(26)、アルトゥロ・ビダル(31)、それにプリンス・ボアテング(32)の4人だけ。
リキ・プッチトディボが19歳、ワゲが20歳、デンベレアラニャーが21歳、マルコムが22歳、そしてウンティティが25歳の若さです。三十路超えだらけの普段のチームとの、この違い。完熟マンゴーと早生ミカンのような。

期待に応え、持ち味を示したデビュタンテたち

先発イレブンで最も若い3人は、いずれもデビュタンテでした。

ジャンクレール・トディボムッサ・ワゲは公式戦でのファーストチームデビュー。そして国王杯で出場済みのリキ・プッチはラ・リーガデビュー。彼ら3人のパフォーマンスは上々で、これからもこういった機会があれば、出番をもらう価値があることをエル・アルコラスで示しています。

■リキ・プッチ

リキの良さは、監督から与えられたチャンスに物怖じすることなく、その輝く才能をピッチで披露できるところです。駆け出しの頃は失敗を恐れることで萎縮する選手は多いですが、リキ・プッチは伸び伸びとプレーをし、なにかしらキラリと光ることをしてくれる。ウエスカ戦では16分のウスマン・デンベレの決定機アシストです。

すでに出来上がった、フィジカルで上回る選手たちに囲まれながらも、ごく限られた才能にしか出来ないフットボールの見方をし、あっと驚くパスを出す。何度かパスを読まれてカットされたりもしてましたが、ハードワークを続けていけばきっと将来はカンプノウの星。

■“JC”トディボ

3人セントラルの一角として先発起用されたフランス人は、力強さとスピードが印象的でした。5ヶ月間も実戦から離れていたことによる影響を考えれば、上々の内容。パス成功率も96%だそうで(63/65)、期待以上の大器になりそうな雰囲気があります。
ラ・リーガ優勝決定後は、是非もっと出場機会を与えてほしいセントラルです。

■ムッサ・ワゲ

ラテラルより少し前、カリレーロとして起用されたことで、より攻撃的な持ち味を示すことができたセネガル代表。この選手もダイナミズムを感じましたし、縦への侵入やセンタリングで良いものを見せました。
守備面でどこまでやれるかはまだ未知数ですが、20歳と若いだけに経験を積んで伸びていけば面白い存在となりそう。

ということで、0-0のエンパテに終わったことは物足りなくもあったのですが、将来が楽しみな若い衆をたっぷり見られたことでクレの好奇心を刺激され、楽しいウエスカ戦でした。

このニュースのまとめ

  • ・リキ・プッチ、トディボ、ワゲの3人がラ・リーガデビュー
  • ・ウエスカ戦の先発イレブンは、今季のリーガで一番若い24歳と133日
  • ・0-0なれど、クレの好奇心を刺激する試合となった

 

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