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ドンの結婚式

 

永遠の愛を誓ったアンドレスとアンナ。

この月曜日のカタランスポーツ紙は、最高に幸せなニュースがメインを飾っています。アンドレス・イニエスタと、アンナ・オルティスさんの結婚式!クレのみならずフットボルファン全体から愛されるドン一家のめでたき日ですから、日頃はアレコレとあるカン・バルサの重鎮たちも、この日ばかりは一致団結。誰も彼もが最高の笑顔で写真に収まっています。おめでとう、アンドレス&アンナさん。

 

豪華ゲストたち

今回のイニエスタ&アンナさんの結婚式は、バルセロナから地中海沿いに少し南西へ行ったところにあるタラゴナの古城(兼結婚式場)el Castillo de Tamarit で行われました。セレモニーの開始予定時刻は19時。それに向け、15時からは古城へと通じる道路はタラゴナ警察などによって止められ、一般人の接近は制限されました。それでも多くのファンが周辺へと集まり、古城への道はあたかも箱根駅伝の第5区のようになっていたようです。ゲストの車が通過するたび、バルサの旗でわーっと盛り上がる感じもきっと箱根風(ピケはツイッターで”ツールドフランス”と表現)。

17時頃、式場にまず最初に登場したVIPゲストは第2カピタンのチャビ・エルナンデスでした。彼はいつものように、カノジョは同伴せずにひとりでの出席しています(チャビの浮いた話は聞いたことがない)。セルヒオ・ブスケツもまた、ひとりでの出席組。ペドロは恋人カロル・マルティンさんを伴っての出席です。17時半を過ぎる頃から、招待客たちは続々と古城へと到着しています。サンドロ・ロセイ会長とジョアン・ガスパー元会長は18時の会場入り。18時20分にはジョアン・ラポルタ前会長とサムエル・エトーが到着しました。

(ダンディ・ラポルタはどうやら、オープンカーに乗っての登場。そのラポルタとガシッと抱擁したというエトーさんは、写真を見るかぎり少し太った印象です。交通制限をされた会場への道ですが、なんだかんだで近づく方法はあったようで、ツイッターなどによって多くの非公式写真がアップされています。向かいの丘には、ファンの人だかりが出来てもいます)

18時半すぎには、クラック・メッシがアントネージャさんを伴って古城入り。ジェラール・ピケ、カピタン・プジョル、セスクのmocmocトリオ、アルベール・ジョルケラ、ビクトル・バルデスらポルテーロ勢、ガビ・ミリート、名医ラモン・クガット、元監督セラ・フェレール、バルトメウ副会長らもこのあたりで到着しています。今回ピケはひとりでの参加。シャキーラ姉さんは残念ながらポルトガルでお仕事とかで、出席できませんでした。セスクはカノジョさんを、バルデスは奥さんと共に訪れています。ペップ・グアルディオラは結婚式には出席しませんでしたが、後の宴会からクリスティナ夫人と一緒に合流しています。

 

700人の祝宴

セレモニーは19時20分に始まりました。会場となったのは古城の美しい庭園です。まずは(美白肌の際立つ)黒いスーツをエレガントに着こなしたドン・アンドレスが、母に腕を貸して登場。続いて純白のドレスに身を包み、ピンク主体のかわいいブーケを手にしたアンナさんが父親に手を取られて入場しました。ちなみにイニエスタが舞台に現れる際のBGMは、映画グラディエイターのテーマ曲だったようです。そしてアンナさんの入場曲は、どうやらホイットニー・ヒューストンのボディガード。新婦のセンス溢れるドレスは、バルセロナ生まれのデザイナー、テレサ・エルビグ(Teresa Helbig)のものということです。

結婚式はおよそ20分ほどで終了。最後は出席者にカクテルが振舞われ、ゲストたちは20時半頃より、次なる祝宴会場となる el Mas d’en Ros へと三々五々向かっています。古城からレストランへの距離はおよそ30km。この間の道はバルサバスを巡って時折見られるような、ファンたちとの”パレード”になっていたみたいです。そうして21時45分、真っ白なクラシックカーに乗った新郎新婦たちが祝宴会場へ到着しました。

(イニエスタとアンナさんは会場へと入る前に、待ち構えていた報道陣の前に登場。そして出席者やたくさんのファン、マスコミへの感謝の言葉を送り、カメラの前で幸せのチューを披露しています)

古城での結婚式には、およそ300名のゲストが招かれていたそうです。そして庭園レストランでの招待客は、どんと増えての700名。相当に広い庭園であります。ゲストたちはまず小1時間ほど、地中海の風を満喫しながら、食前酒とおしゃべりを楽しんだようです。席についての食事が始まったのは、どうやら23時40分頃。ちなみにMUNDO DEPORTIVO紙の記事には、祝宴のメニューが紹介されています。まずはイベリコ豚のカルパッチョのメロン添えと、(きっと)ロブスターのサラダ。続いてアスパラ添えローストチキンのなんたらと、キノコとベーコンのソテー。なにかが振りかけられたレモンシャーベット、クリームたっぷりコーヒーなどなど… 訳がひどすぎるのはご容赦あれ。

もちろん、この祝宴で振舞われたワインはボデガ・イニエスタによるものです。銘柄は白が2011年もののEl Cassil、赤が2010年のEl Cassil Roble。Ferrer Brutというところのカバも出されたとのことであります。こちらも当方とんと疎いので、間違っていたらゴメンなさい。

和やかな雰囲気で食事が進む中、ドンの父上ホセ・アントニオさんが全てのテーブルを回って出席者にご挨拶。そうして祝宴は深夜にまで続いていったとさ、ということであります。このあたり、実にスペイン時間。ちなみにイニエスタとアンナさんはパーティが終わった足で新婚旅行へと出発になるとか。期間は今週いっぱいだそうです。

お幸せに!

 

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