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バルトメウ「ネイマールのような選手たちがここにいることを、マドリーでは受け入れがたいようだ」

 

現在のバルサを取り巻く諸テーマについて語った新会長。

突然のバルサ会長就任から4日。日曜日のマラガ戦ではカンプノウのパルコデビューも飾ったジョゼップ・マリア・バルトメウさんが27日(月)、ラジオ局RAC1の番組“El Mon a RAC1“に出演し、バルサの近況について語るとともに、メディアが飛びつくコメントを幾つか発しています。それはマドリー方面には近年のバルサの成功が楽しくない人たちがいて、そちらから陰湿な攻撃が為されている、というものです。「あちらでは私たちにネイマールのような選手がいることが受け入れがたいようだね」

 

ロセイ辞任、自身の会長就任について

まず最初にバルトメウは、サンドロ・ロセイから会長辞任の意向を伝えられた時のことをこう説明しました。「レバンテとの国王杯の試合後、ロセイから私に電話があり、考えを伝えられたよ。私は翌日の朝一番に何人かの理事たちと彼の家へ行き、彼の説得を試みた。4~5時間は話し合ったね。けれども説得は無理だった。彼は私たちに、家族が苦しんでいる状況を説明したんだ。それは私たちも知らないことだった。私たちは彼の辞任を理解したよ

「私が会長を引き継ぐことに、ロセイはなんの迷いも持っていなかった。最初から彼は私に、クラブ規約に則り私が会長になると言っていたよ。自分がバルサの会長になるとは、一度も考えたことはなかった。この責任ある職を引き受けられることを嬉しく思うよ」

 

カセスではなく、情報漏洩者を訴える

今バルトメウさんがメディアの前に出るとなれば、ジョルディ・カセス氏に関する一件は避けて通れない話題です。「1人のソシオがクラブの歴史を変えることも出来る、それが私たちを偉大で他とは違う存在にしているんだ。カセスは全てのソシオと同じようにクラブのオーナーであり、彼が行ったことをする権利がある」と述べた会長はそして、悪いヤツらは他にいるとの見解を示しています。

私たちはジョルディ・カセスを訴えはしない。何故なら彼は、契約内容を漏らした責任者ではなかったからね。このプロセス(訴訟?)が終われば、私たちは責任者を探していくつもりだ。漏洩があったせいで、私たちはネイマールの契約内容を明かさなければいけなかった。情報を漏らすことが可能だった人物の目星はついている。クラブの人間か?そうではない。私たちが手にしている証拠が確認されれば、私たちは漏洩者とウソ情報を報道したメディア(EL MUNDO)に対する告訴を行っていくだろう

カセスの背後に誰かがいるとは思わない。けれども私たちにダメージを与えようとして、彼を高く飛ばさせた人間がマドリーにいるとは思う。マドリーには私たちには誰か分からない検事がいるね。彼らは私たちにダメージを与えようとした。けれどもそれには成功しなかった」

「マドリーからの動きには、もう何も驚かないよ。私たちにメッシやネイマールのような選手がいることや、バルサの近年の支配に我慢のならない人たちがいるように思える。ピッチで勝利できない人たちが、オフィスで勝ちたいと望んでいるように見えるよ

こう言われてじっと黙っているわけもないマドリーのメディアはもちろん、“はぁ?!”といった具合に鼻息を荒くしているところです。泥試合にならないことを願います。

 

ネイマールとの契約に関して

一方、契約内容の公開を了承したネイマール父に関しては、バルトメウはこう言いました。「ネイマール側が私たちに守秘を求めた理由は単純なものだ。彼の父は私たちに、ブラジルには大人数のファミリーがいて、彼らの安全上の理由から、ネイマールが得たものを知られたくないと説明していた。もしネイマールがフランス人なら、今回の件はなかっただろう。最終的にネイマール父がすべてを説明するように言ったのは、ネイマールがフットボルに専念したかったからだよ」

この“ネイマール問題”が前例となり、今後も同じように契約内容の公開を求められるだろうか?との問いに対しては、それはないだろうというのが新会長の考えです。「私はそうなるとは思わない。今回のは唯一のケースだよ。選手にはそれぞれの契約があり、彼らが得ているものを人が知る必要はないんだ」

そしてバルトは再び、ネイマールの移籍金が5,710万ユーロであると繰り返しました。「他の支払いは、移籍金ではない。ネイマールと契約したことで、私たちはブラジルで類のないコマーシャル戦略が可能となる。スポンサーやイベントを獲得するため、ネイマールを活用していくよ。そのために私たちは、彼の両親の会社と合意をしたんだ。N&Nには30名以上の従業員がおり、クラブにとって有益な企業だ」「他のクラブよりも収入の少ないここへ来てくれたネイマールに感謝をしないとね」

今回N&N社に支払われた4,000万ユーロに対する税金は、スペインではなく本社のあるブラジルで収められるとのことです。

また、この“ネイマール問題”におけるサンドロ・ロセイの責任は何かと訊ねられたバルトメウは、次のように説明しています。「彼の責任は、ネイマールを連れてきたことだよ。ネイマールを獲得するチームを、ロセイは率いていた。ロセイは何も偽ってはいない。彼の辞任は幾つもの理由が重なってのもの。個人的なこと、ネイマール・・・多くの理由があるんだ」

 

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