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バルトラ「プジョルが残す穴を感じさせないようにする」

カピタンにはとても助けてもらった、と若きセントラル。

カルラス・プジョルがFCバルセロナ退団を発表してから2日。会見当番としてシウター・エスポルティーバの会見室に現れたのはマルク・バルトラでした。グランカピタンがその発表の際に座っていた席に、次に座ったのが若きセントラルというのは、なにやら示唆的。クラブからの指名があったのか、マルクが手を上げたのかは分かりませんが、偉大なる先輩の退団に関し、若者に期するものがあるのは間違いありません。彼、結構強いキャラクターを持ったセントラルでありますゆえ。

プレッシャーではなく、大きな挑戦

この日のマルク・バルトラには、プジョル関連の質問が集中しています。「みんなにとって悲しい知らせだね。チームレベルでは、彼は僕らのリーダーであり、頭のてっぺんからつま先までカピタンだ。そして個人的には、彼には本当にたくさんのアドバイスをもらったし、前進するのをすごく助けてもらったよ。彼が僕らの元から居なくなる来シーズンのことはまだ分からない。でもまだ3ヶ月が残されているわけだし、その間に僕らは彼から一つでも多くのことを学ばないとね

一人前のトップ選手として成長する上で、プジからどんなことを教わってきたのか。マルクは説明します。「トップチームに昇格した日から、彼は僕の目標だった。ピッチ上ではものすごく助けてもらった。彼はプレーの度に助言をくれたし、試合やトレーニングが終わった後もそうだったんだ。助言はどうやって守るのかだけでなく、ポジショニングやフットボル全般にも及んでいた。僕は彼の側で、とても良いことを学んだよ。ピッチ内外での彼の仕事は見事だった。彼はいつもバルサの持つ価値を周りに伝えていた

少なくともセントラルのポジションにおいては、バルトラはプジの後継者となることが期待されます。「プジョルは一人しかいないし、これから先も一人だけだろう。でも彼の後を継ぐことに関しては、僕はプレッシャーだとは感じていないよ。僕はこれを大きな挑戦だと受け止めている。だってセントラルは僕のポジションだからね。僕は来週契約を更新するし、プジョルが残した穴を感じさせないよう、彼の域に達するように頑張っていくよ

プジョルの退団に従い、セントラルの補強が行われるのは当然の流れです。「新しく来る選手がどうあるべきかは、僕がどうこう言うことじゃないよ。でもバルサのセントラルは難しいからね。ただ守るだけじゃなく、ボールを前に運べなければいけない。誰がやって来ようとも、僕らはその選手を出来るかぎり助けていくよ」。そしてバルトラは自負を込め、「新しく来る選手は、自分がここでプレーできることを示さなければならない。今いる選手は皆、それをやってきたんだ」とも述べています。

野心を燃やすシーズン終盤戦

シーズンもいよいよ佳境に突入。バルトラにとって、計算できるセントラルの一人として認められるまでの道のりは平坦ではありませんでした。「この終盤戦には野心を燃やしてるんだ。ステキで重要な試合がこれから訪れる。今季の僕はここまであらゆる状況を通り抜けてきたよ。出番の少ない時もあったし、連続して試合に出場した時もあった。僕に出来る一番のことは、野心を持って、ミスターのプランに入るように努め、チームを助けることさ

「自分がどこに居るのか、僕は解ってる。ここはバルサのトップチームで、自分が不動のレギュラーだと言える選手はほぼいないんだ。大事なのはタタが僕ら選手に、自分がプレーするのかベンチに居るのか、それともスタンド観戦なのかを分からなくしたことだよ。彼はとても上手くチームを管理してきた。僕らは毎週、自分が先発になれると思っている

取り乱すことなく、勝利していくのみ

ジェラール・ピケはただ今ふくらはぎの怪我から回復中で、プジョルもこの数日は別メニュー調整。ホセ・ソリージャのバジャドリー戦では、代表招集からも外れ充電OKのバルトラの出番となるでしょう。「試合を楽しみにしてる。前回の試合から、僕はプセラ(バジャドリー)での試合に集中してきたんだ。簡単なゲームにはならないだろうね。バジャドリーにはすごく良いデランテロたちがいるし、マヌーチョやゲラはかなり危険。彼らとはセグンダで対戦したからよく知ってるよ。ソリージャは厳しいスタジアムだけれど、僕らが何を得られるか見ていこう」

レアル・マドリーに次いでのリーガ2位である状況について、セントラルはこう言います。「もし首位であったとして、全ての試合に勝たなければいけない。もし2位であっても、それは同じさ。バルサでは全ての試合に勝利することが求められる。首位ではないことに僕らは慣れてはいないし、首位を奪還することしか考えていないけれど、いらいらするのは禁物。落ち着いてプレーをしなければならない

そしてセットプレーから度々失点している件に関しては、「おそらく、去年よりは良くなってると思う。修正するためにトレーニングで取り組んでるよ。僕らに出来るのは、エリアの横でのファールやコーナーキックを避けること。そして相手に楽々とシュートをさせないことだ」とのことです。

 

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