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メッシ12年

ギガクラックのバルセロナ上陸から12年。

1日遅れとはなりますが、この9月17日はリオネル・メッシがバルサ入団テストのためにバルセロナを初めて訪れてから、12年目の記念日だったそうです。当時まだ13歳だったレオ少年は、父ホルヘさんに付き添われ、16日に故郷ロサリオを出発。ブエノスアイレスを経由し、17日にカタルーニャ州都へと降り立っています。それから、あっという間に12年が経過。いまや歴代最高のフットボル選手だ、と言われるまでにでっかく育ったメッシです。

不思議なことに、レオ親子がバルセロナに着いてから入団テストを受けるまでの出来事に関しては、情報の出所によって日付などが異なっています。翌9月18日にミニエスタディで最初のトライアルを受けたとしているところがあるかと思えば、カンテラの最高責任者だったカルラス・レシャックがちょうど不在だったために、一度アルゼンチンへと戻って10月14日まで待つ必要があった、としているところもある。伝説の”紙ナプキン契約書”は2000年12月14日のことだそうで、こちらも場所や経緯など諸説あります。どこも共通しているのは、9月17日に彼らがバルセロナに初上陸した、という点です。

(ちなみにレオ親子がこの時滞在していたのは、Hotel Plaza。スペイン広場前にある4つ星ホテルです)

なんであれ、この世界最高のフットボル選手となる少年がバルサというクラブでの成功を夢見、その才能を見抜いたクラブが彼をせっせと育て、さらに最強のジェネレーションにも恵まれたという幸運に感謝。クリスティアノというライバルの存在も大きかったことでしょう。ステキすぎるのはすでに散々歴史を作ってきたギガクラックには、まだ輝かしい未来が多く待っているということです。クレはこの幸運をとことん楽しまなければならない。メッシ伝説は、まだまだ道半ばなり!

人生初のインタビュー

さてそのメッシはバルセロナへと旅立つ少し前の9月3日、ロサリオの”La Capital”紙で人生初のインタビューを受けているのだそうです。その記事は一問一答形式になっているらしく、なかなかに興味深い回答がちらほら。13歳当時のレオ少年が浮かんでくるそれは、こんな感じです。

■アイドル: ふたり。父親と教父のクラウディオ
■監督: 全員。彼らから全てを教わったから
■選手: ふたり。兄といとこ
■チーム: ニューウェルズ
■趣味: 音楽鑑賞
■音楽ジャンル: カルテットとクンビア(民族舞踏曲)
■本: 聖書
■その他のスポーツ: ハンドボール
■料理: 鶏肉のソース煮
■科目: 国語
■目標: 中学卒業
■努力目標: プリメーラ昇格
■将来の仕事: 体育教師
■思い出: 祖母に初めてフットボルをプレーしに連れて行ってもらった日
■嬉しかったこと: カンペオンになった
■悲しかったこと: 祖母の死
■エピソード: ペルーに遠征してカンペオンになったこと
■謙虚さ: 決して失ってはいけないもの
■ユース代表: 入れれば嬉しい
■今年期待すること: またカンペオンになる
■友人: おかげさまで良い友人は多数。名前を挙げていくと、きっと誰か忘れちゃう

「たくさんゴールを決めて、タイトルもたくさん獲れれば最高」

アメリカ合衆国のスポーツ専門チャンネルESPNが、チャンピオンズリーグ2012/13開幕にあわせ、その特集号を発行したそうです。その表紙を飾っているのが、バルサの旗手レオ・メッシ。カバーに採用されるからにはインタビューも掲載されるのが常でして、(その内容は先日ESPNで放送されたものの焼き直しのようですが)、コメントを幾つか拾ってみましょう。

「昨シーズンは忘れられないものになったよ。でももっとタイトルを手にできたのなら、ゴールは少なくてもよかったよ。今シーズンも似たような感じになればいいね。数字目標は設定してないんだ。たくさんゴールを決められればサイコウだし、そのうえタイトルがたくさん獲得できたなら、もっとサイコウだよ」

「グアルディオラの後任はティトが理想的だと僕はいつも言ってた。僕らやクラブ全体にとって、良い結果になると思う。物事が上手くいっていたんだから、変更する必要はないんだ」

「グアルディオラは全てを変えたよ。僕らは2シーズン無冠だったから、ロッカールームは悲しい雰囲気になってたんだ。彼はすごく頭がよくて、ただ試合の準備をするだけじゃなく、僕らにメッセージも伝えてくれるんだ」

「各試合に何をしなければならないかを知って臨めば、それは良い仕事をする手助けになる。相手選手がどう動くのか、分かっていたんだ。守備と攻撃が上手くいくように、試合の準備をしていた。僕たちは美しいプレーをするのが好きなんだ」(怪しき訳)

2カップルで映画鑑賞

では最後に、メッシ豆情報です。なんでも次のクラシコ(10月7日)あたりに父親になると言われているレオですが、翌日の練習が休みとなる日曜夜、同じく母親になるアントネリャさん、さらにはジェラール・ピケ&シャキーラたちと4人で映画を観に行ったんだそうです。場所はディアゴナル大通りからちょっと北に入ったところにある Cinesa Diagonal。市内でも一番設備が揃っている映画館、とウェブ検索すると書いてありました。座席に傾斜があるので、前に背の高い人が座っても大丈夫、とのこと。メッシにもピケにも都合が好いわけです^^

ちなみにこれだけの4人組が劇場に入ってくれば、当然目立ちます。ツイッターやスマホなんてモノも一般化してるので、その情報はたちまちパパラッチたちの元へも届き、ゴシップ誌のカメラマンたちが出口付近で彼らの登場を待っていたのだとか。しかし2カップルたちは、それがどうしたと特に気にする様子もなく映画館から出て、次なる目的地(夕食、自宅、etc.)へと去って行ったとのことです。

 

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