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世界に羽ばたくキャンパス・チャビ

5年かけて中東諸国を巡っていくと。

フットボル選手たちが思い思いの時間を過ごすこの2014年のクリスマス休暇で、充実の日を送ったのがチャビ・エルナンデスです。バルサのカピタン はチームの年内最終戦が終わった21日(月)から4日間、家族と共にエジプトを訪問。当地にて開催された自身のフットボルキャンプの講師としてエジプトの 子供たちとボールを蹴り、もはやブランドとなったチャビ式フットボルを伝授しています。このキャンパスはチャビたちが計画している“ワールドツアー”の第 一弾とのことで、彼らは来年からもさらに4年間、中東各国を巡っていくとのことです。

初の外国開催

あちらのフットボル選手は主に夏休み、子供たちを対象としたフットボル教室を開催します。チャビによるキャンパスも毎年恒例。彼は実に16年も前から欠かすことなく夏にジローナでキャンプを行っていて、今回のエジプトキャンプの公式ウェブサイト(こちら)によれば、延べ2万人以上の子供たちがそこでテクニックや戦術を学んでいます。

このキャンパスはチャビ自身と彼の兄弟であるオスカル&アレックス・エルナンデスたちが中心となって運営されているらしいのですが、彼らはその16年間で培われたノウハウを元に、今回さらに大きな一歩を踏み出すことを決断。それが今年のエジプトから始まる、“キャンパス・チャビ・ワールド・ツアー”です。

その運営をバックアップしているのが、ドバイ(UAE)に本拠地を置くプロモーション代理店のBOOKUSTAR社です。チャビ家と同社が5年間のキャンパス運営契約を 結んだことで、クリスマス休暇中に中東各国で教室を行なうワールドツアーが誕生。アンドレス・イニエスタが家族でワイン農園と工場に関わっているように、 エルナンデス家は父のジョアキムさんや妹アルラドナさんもこのプロジェクトに関わっているらしく(SPORT紙)、チャビは今回彼らやヌリア夫人と共に、 家族総出でカイロを訪問しています。

チャビ先生はとても熱心

肝心のキャンパスの方は、この件を独占的に報じているSPORT紙によると、成功に終わったようです。教室自体はシンプルなものだったとのことですが、主催したPALM HILLSのオーナーであるYasseem Mansour氏がチャビにエジプト滞在を満喫してもらおうと警備やもてなしに尽力したことで、カピタン一家にとってこのカイロ行きはとても良い経験になったらしく。BOOKUSTAR社との契約によって、2015年はドバイ、2016年はアブダビ、2017年はカタールと行き先が決まっているゆえ、またすぐにエジプト再訪とはいきませんが、チャビも彼の家族もまたこのピラミッドの街を訪れたいと好印象を抱いているそうです。

そしてこのキャンパスはチャビにとって、リフレッシュのための最高の時間となったことでしょう。彼の名の付いた教室ですから、チャビはもちろんコーチとなって子供たちとグラウンドに立ち、兄弟や父たちと一緒に様々な指導を行っています。SPORTによるとチャビはちょっと顔を出してはさっさと引き上げてしまうような特別コーチではなく、子供たちのプレーの隅々にまで気を配り、熱意を持ってコーチング。グラウンドをくまなく回っては、一人として漏らすことなく声をかけていった(by英語)とのことです。世界を代表するマエストロとパスを交換できるんですから、夢の瞬間ですよね。約1時間の教室の後は、子供たちお待ちかねのサインの時間。チャビ先生が全ての子供たちのリクエストに応じたのは言うまでもありません。

というわけで、エルナンデス兄弟たちの情熱によって、世界に羽ばたくチャビのキャンパスツアー。いずれは中東だけでなく極東やアメリカでも開催されたりするかも、、日本に来るならウチの子も、、と夢想の翼も広がるのであります。

 

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