救世主としての登板が刻一刻と近づくクラブのレジェンド
新監督決定まではセルジ・バルジュアンがチームを率いる
ロナルド・クーマンが裏門から舞台を去り、セルジ・バルジュアンが一時的に役目を引き継いでのFCバルセロナ新章が始まりました。登板を待たれているのは、チャビ・エルナンデス。バルサにとって取って置きのカードで、クラブの窮状を救える数少ない解決策として大きな期待を掛けられる最終兵器です。本当はもっと環境が整ってからの登場としたかったですが、、バルサにはもう余裕がない。ラポルタの賭けが的中することを願い、レジェンドの前倒し帰還の時を待ちましょう。
間もなくクラブ間合意か
チャビ・エルナンデスについては、特に説明は不要でしょう。1998年にバンガール監督によってプリメーラデビューし、パスフットボールの権化としてクラブ歴代最多出場記録(当時)を打ち立て2015年にバルサを退団。その後はカタールのアルサッドで冒険を始め、現在もそちらの監督を務めています。
そのチャビがこの度、ロナルド・クーマンの後任としてプリメール・エキポ(ファーストチーム)を指揮することとなった。100%ではないけど、ほぼ確実らしい。
でもフットボール界ではサイン儀式までは何も確定しないので、それまでは安心しないほうがいいでしょう。もしもの事態に備えて、バルサはプランBを用意しているはずです。
チャビとFCバルセロナ間では契約期間や労働条件に関する合意が既に成立しているとのことで —2024年6月までとの報道— アルサッドとの交渉がまとまれば、バルサの新監督として正式発表がなされます。発表自体は今日中にもあり得そうです。
各報道によれば、アルサッドはチャビとの契約解除に関しては問題視をしていません。ただリーグ戦の大事な試合が控えているので、退団は来週以降を望んでいると。
チャビ自身も昨日の会見で「リラックスは許されない。僕らにはAl-Ahliとの重要な試合が控えている」「僕はアルサッドでの仕事に完全集中している」と述べており、つまりは今の仕事に一区切り着くまでしばし待てです。
よって予想されるバルサ監督としての初采配日は11月6日(土)のバライードスでのセルタ戦となり、それまでの2試合(vs.キエフ、アラベス)はバルサB監督から内部昇格したセルジ・バルジュアンがプリメール・エキポの臨時ミステルを務めます。こちらは既に発表済み。
(たとえ2試合だけであっても、ガルシア・ピミエンタに指揮をさせてあげたかったなぁ・・・)
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コメント
ついにチャビがやって来る、、
チャビが監督でBusquetsやPiqueが選手として出ている。 なんだか、にわかに信じられない自分がいます。
私もピミエンタに暫定監督を務めて欲しかった。彼のクラブへの貢献はそれに値するものですし、ラポルタの扱い方は今でも恨んでいます、、
まぁただそんなことを思っていても目先のアラベス戦はバルジュアンが指揮することは決まっています。となればとりあえずは、頑張れバルジュアン、頑張れバルサですね。
なんか、クーマンに全責任を押し付けてシャビで行く。あまり良くないですね。全選手の個人の責任も十分にあったはずなのに。なんせ数試合出て直ぐ怪我をしてしまうアマチュア意識。多分誰が監督やってもあの体の弱さは変わらないでしょう。クーマンのあの大きい体で全ての選手の責任を覆い隠した。ありがとうクーマン。
チャビ、昨期はカタールリーグで無双してましたね。
22戦19勝3分。まさかの無敗優勝でした。
私はクーマン監督に全責任を押し付けて、シャビに過剰な期待をする今の流れはかなり危険だと思います。現状を全てクーマンのせいにしてる人もいますが、根本的な原因を作ったのは明らかにバルトメウです。むしろ火中の栗を拾ってくれたクーマンには感謝してます。
バルトメウがいなくなったらクーマンにやり場のない不満が向けられました。クーマンがいなくなったら次は誰に向けられるのか…シャビかもしれませんし、選手に向くのかもしれません。非難ではなく、もっとクレには温かく長い目でチームを応援してほしいです。
リアリストなバルベルデからポゼッションのキケに変えて失敗したという認識ですので、チャビとはいえ、このタイミングでバルサの原点に戻りつつ勝つという幻想を持つのは怖いですね。
クーマンはバルベルデほどの戦術家ではありませんでしたが…
よく考えると2人ともしっかり送り出すに値する貢献をしてきた監督でした。。