シウタット・エスポルティーバで行われたチャビによる最初のトレーニング
選手たちにはこれまで以上の水準が求められる
カンプノウでの公式プレゼンテーションから一夜明けた9日(火)、バルサ新監督チャビ・エルナンデスによる最初のトレーニングが行われました。ジョアン・ラポルタによって選手たちに紹介された後、ピッチにて開始されたセッションで精力的に選手たちに指示を出す姿はいかにもチャビで。これからどんなチームを作り上げていくのかと、昨日以上に楽しみになるトレーニング初日でした。早くフルメンバーで見たい。
選手たちに挨拶
チャビ監督が率いるFCバルセロナ男子フットボールチームが昨日9日、シウタット・エスポルティーバにて動き始めました。
ピッチでのセッション開始前、まず行われたのはロッカールームでの選手たちへの挨拶でした。
ジョアン・ラポルタ(会長)、ラファ・ユステ(副会長)、マテウ・アレマニー(フットボールディレクター)、ジョルディ・クルイフ(国際エリアディレクター)、ラモン・プラネス(技術強化部長)らスポーツ部門を担当する幹部たちが揃ってやってきたロッカールームで、選手たちに最初のスピーチと挨拶をした新監督。
どんな指針が示されたのか、それを選手たちはどう受け止めたのか。チャビが手本にするのはペップ・グアルディオラですから、内部規律の順守とハードワークは基本として求められます。要求度の水準は間違いなく数段上昇するでしょう。
バルサ公式サイトの写真で立場が微妙な選手たち(デンベレ、リキ、ウンティティ)との様子が取り上げられているのはメッセージ込みですよね。デンベレはYouTube動画のサムネイルにも使われています。前日の会見で「本人次第で世界最高のエストレーモになれる」「彼との契約更新が最優先」と称えられたデンボウズの奮起を願う。ウンティティは信頼を掴めるでしょうか。
ニコはチャビの指導でどう成長するのか本当に楽しみですし、大チャンス到来のリキは燃えてますよね。
チャビ効果
動画でも目を引くポイントが多々あります。
選手たちのすぐ側でトレーニングの様子に目を光らせ、気づいたことがあれば指示を出す。ミニゲームではピッチの中に入って選手たちのプレーを見ています。彼が間近でロンドを見る圧力たるや^^
履いているのはアディダスのスパイクシューズ。クラシックなデザインが好いですね。詳しくないですが、名作のCopa Mundial でしょうか。
そして負傷中につきボールを蹴れないけれども、セッションの様子をピッチサイドで見学している選手たちですよ。まだ初日なんですが、いいものが見れて非常に気持ちがたかぶる。チャビ到来がバルサを変える、と信じられます。
FIFAウィークで代表招集されている選手や、負傷中の選手が戻ってきたトレーニングが早く見たい。
激励と要求
10日のSPORTには、ロッカールームでの選手たちとの顔合わせにおいてチャビが送ったメッセージについて説明されています。
それによると新監督は新たな教え子たちを激励しつつ、これからは求めるレベルが上がることを明言した。他のプロチームであれば普通に適応されている規則(練習1時間半前に到着し、用意された朝食を取ることなど)も再導入することが伝えられています。
そして先日バライードスで起こったようなこと(前半を0-3で終えながら勝ちを逃す)を繰り返してはならないと喝?を入れたと。
数年間に及んだ、最大限を出さずとも咎められない空気感に好まずとも馴染んでしまった選手たちの意識が根本から変わるには少し時間がかかるやもしれませんが・・・チャビとともにクラブはまた上昇気流に乗るに違いない。
そんなこんなを感じる新時代の幕開けです。
コメント
チャビがこれからどうまとめるか楽しみです。デヨング、デンベレ、アンスファティ、ペドリ、ガビ、ニコ、バルデ、デスト、リキなどチャビがどう覚醒させるか本当に楽しみです。あとは足りない分の補強ですがイリアスやラミンヤマルが直ぐにトップチームに来ると思いますので噂になっている他グラブの戦力外選手はやはりいらないいらないいらないと判断しますね。特に中盤と前線はカンテラの宝石がこれからも生まれますので現カンテラ組を大事にしてお金を出してまでも欲しい若手の9番や世界で戦える若手のCBに投資して欲しい。
ジャージ姿のチャビは、選手にしか見えませんね(笑)。
チャビが来て、新しい事を始める訳ですが。
古くからいる選手は新しい事ではなく、チャビがいてペップがいた昔を思い出す、という事になるでしょう。
拘束時間が長くなる事によって、選手たちが一緒にいる時間も長くなるので、新加入選手もチャビがどんな感じが聞く機会も増える。
チャビ自身も、選手との会話を積極的にしていくようなので、チームの一体感は増すでしょうね。
我々はバルサであり、ボールを支配して勝たねばならないという、メッセージもはっきりと伝えているのは素晴らしいと思います。
またそれを実践してきたのがチャビであって、間違いなく実践していくであろう事に全く疑いもないので、選手は新しいバルサをすんなり受け入れられるのではないかと。
規律を厳しくすれば反発も起こるのが常ですが、チャビはこの辺の不安が殆どありません。
むしろそうなる事を望んでいる選手が多いと思います。
この辺はチャビの人柄だけでなく、チャビがそういうスタイルである事を、誰もが知っているというのも大きい。
それに、クーマンに選ばれない事と、チャビに選ばれない事は、全く違うとも思います。
チャビに選ばれないという事は、バルサに選ばれない事だと、強く感じる選手も多いでしょう。
そういう監督として畏れられる何かを、初めからチャビは持ってると思います。
バルサがようやくバルサに戻る。
どん底とも言える今のバルサですが、チャビという監督の到来によって、ファンや関係者全てにそういう期待を抱かせていると思います。
チャビは1番尊敬している監督としてペップではなくアラゴネスを挙げていましたね。
非常に納得もいきますし、いいコメントだなと思いました。