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デニス・スアレスはクラブ間合意を待つ

冬の補強有力候補になっているというセントロカンピスタ。

FCバルセロナほかリーガ・エスパニョーラのクリスマス休暇期間もそろそろ終わりとなり、この週末からは再び、30日に再開される第17節に向けた準備が始まっていきます。そして年が明ければ、バルサにとって待ちに待った冬の移籍マーケットが開始。アルダ・トゥラン、アレイシ・ビダルの登録が可能となりますから、両選手は居ても立ってもいられないミニ休暇を過ごしていることでしょう。二人以外に注目されるのは、前線を補強したがっているバルサがどの選手をその対象に選出し、契約を結ぶのか。ここ最近MD紙が押しているのは、ビジャレアルで活躍しているデニス・スアレスです。

予算が厳しい中、“安価”で呼び戻せる?

バルセロナがデニス・スアレスの呼び戻しを画策している、と報じたのは木曜日(24日)のMUNDO DEPORTIVO紙でした。ルイス・エンリケは今でもセルタのノリートを一番欲しがっているのだけれど、もし彼の契約解除金である1,800万ユーロを支出してしまうと、EBITDAの負債比率がクラブ規約で定められた限界を越えてしまうために、バルトメウ理事会はこの冬にほとんど資金注入ができない。ゆえにノリートはほぼ無理との状況の中で押す声が強まっているとされるのが、このデニス・スアレスとなります。

現在のルーチョチームにおいて、最も替えの利かない選手の一人がルイス・スアレスであって、そのルイシートを休ませるためには同じポジションのデランテロ・セントラが必要、だからこの冬は9番タイプの選手に的を絞った、との記事を2週間ほど前のMD紙自身でも見たと記憶しますが、まあよくあることなので気にせずに行きましょう^^; デニスを左に置けば、ネイマールを真ん中で起用するなど出来ますかね。

デニス・スアレスをカンプノウへと呼び戻すとのニュースは、夏にも聞かれていました。FIFAとかいう組織の罰をデニス・スアレスの呼び戻しであればくぐり抜けられる、と各紙が取り上げたわけですが、残念ながらその権力組織はデニス復帰に首を縦に振らず。その後レンタル先のセビージャからビジャレアルへと移籍した彼を、セクレタリオ・テクニコのロベルト・フェルナンデスが何度もエル・マドリガルへと足を運んで成長ぶりをチェックしてきた結果、この冬での呼び戻しを進めることになったようです。ただ今はまだMD紙だけの情報なので、SPORT紙もまた乗ってきた時、この話に現実味が出るといえます。

ビジャレアルの合意が必要

夏にバルセロナ復帰の可能性が出ながらも最終的には水に流れたことで、デニス・スアレスは今回の件に関しても、ひとまずは距離をとっている、とMD紙は言います。裏切られるのがイヤだから信じない理論といいますか、妙に期待してダメだった場合は落胆も大きいので、まずはバルサとビジャレアルが合意に達するのを待つ構え。クラブ間合意が成立する時まで、期待に胸ときめかせるのはお預けです(ビジャレアルとマルセリーノ監督への感謝も、はしゃがない理由と)。

デニス・スアレスがビジャレアル移籍の際に交わした契約書には、FCバルセロナは300万ユーロを支払うことによって、デニスを呼び戻せるとの条項があります。しかしこの条項が有効になるのは今シーズン終了後らしく、この冬にオペレーションを完了させるためには、ビジャレアルさんに納得してもらわないといけない。両クラブと両監督の関係が良好であることから、合意は可能だろうと見るMD紙ですが、どうなりますでしょうか。

同紙によると、そのカギになるかもしれないというのがもう一人のデニス、マドリディスタのデニス・チェリシェフだそうです。国王杯でのマドリー失格問題で一躍時の人となったこのロシア人セントロカンピスタですが、昨季レンタルされていたビジャレアルでは好結果を残した経緯があり、再びエル・マドリガルに戻ってくるなら歓迎ムード。マルセリーノ・ガルシア・トラル監督は先日、Cadena SERの取材に対し、「チェリシェフが来るかどうかは知らない。各方面の調整が必要だからね。デニス(チェリシェフ)は退団を望んでいるし、ここへ来たがっていると思うよ。しかし決めるのはマドリーだ」とコメントしています。

 

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