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セリと接触

PSGも攻勢を強めている模様。

バルサらしいフットボルを再構築するべく、スタイルに適合するセントロカンピスタの獲得を優先しているこの夏のFCバルセロナ。幾つかの選択肢の中で最高級なのはPSGのマルコ・ベラッティでしょうが、いかんせん出来上がっているスター選手なのでべらぼうに高く、獲得するとなるとあまり現実的ではありません。そこで代役としてバルサスカウト陣が注目しているとされるのが、フランスリーグのニースに所属しているコートジボワール人選手、ジャン・ミカエル・セリ。MD紙によるとすでに接触はなされており、手応えもありのようです。

新監督の了承待ち

5月31日付のMD紙によると(参照元)、FCバルセロナの強化技術部門はエルネスト・バルベルデの新監督就任が公式発表される前、ニースのジャン・ミカエル・セリ(25)の代理人に連絡を取ったそうです。そしてこの手応えは上々で、決定的なものだったかもしれないとのこと。あとは新監督がOKサインを出せば、ニースとの接触を開始すると同紙は伝えています。

セリはボールタッチが上手く、バルサらしい特性を持ったセントロカンピスタと言われます。身長はベラッティと同じ165cm。アフリカンらしく強いフィジカルを備えた、走れるチャビといった選手のようです。チャビを手本としバルサ愛を公言している点も、クレとしては目尻が下がります。

今シーズンは仏リーグ1で最優秀アフリカ人選手に選ばれ、ベストイレブンにも入ったというセリ。ニースがPSGに3-1で勝った試合の仏メディアの評価は、セリベラッティに勝ったとの見解で一致していたともいいます。バルベルデさん、ここは是非OKを出しましょう。個人的な好みでは、怪我が多いベラッティに8,000~9,000万ユーロ出すなら、バルサに一途で身体が強いというセリがいい。

バルサへの移籍は安くなる条項

移籍金に8,000万ユーロ以上は必要であろうベラッティとは異なり、セリはだいぶお手頃価格で獲得できます。契約解除金は4,000万ユーロなのですが、なんとバルサは例外で、“もし夢であるバルセロナからオファーが届いた場合は2,000万ユーロ”というステキな条項をセリは契約書に含ませていたと・・・。どこまでもバルセロニスタの琴線に触れてくれる選手ではないですか。

ただし、それだけバルサが好きなのだから安心だ、と高をくくっていると痛い目に遭うのがフットボル界です。MDによると、ポルトの名スポーツディレクターだったアンテロ・エンリケがPSGの新スポーツディレクターとなり、かつてポルトBでプレーしていたセリの獲得に熱心らしく。仏L’EQUIPE紙はPSGがセリの獲得にかなり近づいている、今週末には仏クラブと選手代理人が契約期間や年俸について話し合うために会うだろうと報じているようです。

それらが事実であれば、バルセロナとしてもうかうかはしていられない状況といえます。ベラッティの動向を見て、、なんて悠長なことをしている場合じゃないので、ここは一発決断をしてほしい。この魚を逃すと、後でとっても後悔しそうです。バルサに必要なフゴンとされる選手が、2,000万ユーロですよ?

バルサへのウインク?

セリに関しましては、移籍が近いフットボル選手によく見られる行動、“移籍先クラブのSNSをフォローする”という行為をしている事実もあります。具体的にはバルサが彼の代理人と接触したという月曜日に、セリはFCバルセロナのインスタグラムをフォローし始めている。これが意味することは何なのか。仮にPSGと近々契約するかもしれないタイミングで、バルサのインスタをフォローしますかね。

セリを巡る報道で変化が見られるのは、これまではMDばかりが扱っていた彼の記事が、SPORTにも登場してきたことです。しかも“バルサはコートジボワール人選手との交渉を加速させたが、所属クラブニースとの連絡はまだ取っていない”と、少なくとも選手と話し合っていることは認めています。そう遠くないうちに、セリを巡っては話が大きく動きそうな雰囲気。こういう話が盛り上がってくると、夏到来って感じがします。

 

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