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ベラッティ「パリには戻らない」

目標達成のために自分から次々に仕掛けるセントロカンピスタ。

報道されていることが事実であれば、この人は本当によく自分から仕掛けます。PSGのイタリア代表マルコ・ベラッティがクラブのアンテロ・エンリケSDに対し、「自分はパリには戻らないだろう」と伝えたという件。イタリアの有力紙 La Gazzetta dello Sport がそう報じたのですが、これだけ動く選手はなかなかお目にかかれないので、感心するほどです。しかも自分の意思が明確に伝わるように、英語とフランス語でメッセージを送ったという気合いの入れ様。これで事が大きく進展するかといえばそうでもないでしょうが、交渉が始まれば確実に影響を及ぼすことでしょう。バルサに対しての「そちらも動いてくれ」というプレッシャーでもあります。

PSGのプレシーズン開始は7月4日

あるクラブと契約のある選手が、自分はもうチームに戻らない、行きたいクラブがあるから交渉に応じろと言うのは、クラブからすれば堪ったものではないです。バルサでネイマールがそう言い出したらどうするか。そのうちあり得そうな気はしますし、バルサなら“去る者は追わず”的な対応をするとは思いますが、それはさておき・・・ マルコ・ベラッティはこれと決めれば力強く実行、やれることは全てやるタイプの人物のようです。

ベラッティが「パリには戻らない」と言ったことが事実なら、XデーはPSGのプレシーズントレーニングが始まる7月4日(火)になります。もしここまでに交渉が前進していないなら、強硬手段も辞さないというメッセージ。PSGが交渉の席に着いていれば、ひとまずウナイ・エメリの元でトレーニングに参加し、PSGのUSAツアー出発(19日)まで待つことになるかもしれません。パリチームもまたバルサと同様に、北米でインターナショナルチャンピオンズカップをプレーします。

ハードに攻める代理人

マルコ・ベラッティに入れ知恵、いやアドバイスをし、メディアに情報を流しているのがドナト・ディ・カンプリ代理人(49)なのは確かでしょう。SPORT紙によると、彼は弱冠17歳にして故郷の町ランチアノで特派員をしていたらしく。5カ国語を操る弁護士です。

代理人業を始めたのは2005年。ランチアノのクラブにある選手を加入させたことが始まりだそうで、会社はそこから12の職員を擁し、70選手を扱う企業へと成長しました。とはいえほとんどは知名度の低い選手で、ベラッティの契約更新に伴う手数料収入が事務所を支えているみたいです(彼は4年で4度更新)。

ディ・カンプリ代理人がベラッティに出会ったのは、選手が16歳、ペスカラに所属していた時でした。そこから二人は選手として代理人として成長を続け、仕事を超えた信頼関係を築いていった。いまはマルコのバルサでプレーする夢を叶えるため、どういうふうにPSGを攻めるべきか細かく戦略を授けているようです。

SPORT曰く、スポーツも法律も強くプレーすることが目標を達成する道というドナト哲学。アルケライフィ会長はその手法にどう反応するか・・・ ベラッティがバルサ選手となった場合も、やっぱいろいろあるんでしょうかネ。

 

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