2014/15シーズンの補強有力候補とされる6選手。
ルイス・エンリケが希望する補強メンバーとして、現在SPORT紙とMUNDO DEPORTIVO紙が挙げている主要面子はほぼ同じ6人です。入団プレゼンテーションにて「全てのラインを強化する」と明言したミスターがスビサレッタに現在求めているとされるのは、ポルテーロのクラウディオ・ブラボ、セントラルのマルキーニョスとマチュー、右ラテラルのクアドラド、セントロカンピスタのコケ、そしてデランテロのクン・アグエロ。かなりムリめな名前もありますが、とりあえず優先目標とされているのが彼らです。
■クラウディオ・ブラボ
バルサと選手側はすでに合意成立との報道。若くて将来性のあるテル・ステーゲンに対し、リーガでの豊富な経験と実績が買われて補強有力候補になりました。レアル・ソシエダとの契約解除金は3,000万ユーロに設定されていますが、900万ユーロあたりでのクラブ間合意になるのでは、とメディアは予想しています。今週中にも交渉終了の発表がある見込み。
■マルキーニョス
ベナティア(ローマ)やラポルテ(アスレティック)もまだ完全に消えたわけではないようですが、現時点ではマルキーニョスがピケの相棒の最有力。テクニック、強さ、スピードのバランスの良さが高く評価されました。ピケにない速さが一番の持ち味。身長はさほど高くないですが、跳躍力があるので空中戦もOKです。問題は値段の高さで、PSGが欲するというダニ・アルベスをオペレーションに含めることで、割引を求めるのではと言われています。
■マテュー
ルイス・エンリケはマスチェラーノを中盤で起用する考えなので、セントラルは2人補強するとされます。そこでリーガを熟知したベテラン選手として、有力視されているのがバレンシアのマテューです。ポリバレント性もあり、ジョルディ・アルバのバレンシア在籍時代には左ラテラル&エストレーモでコンビを形勢。かつてのアビダルのような働きも期待されているようです。左利きなのも良い。契約解除金は2,000万ユーロ。テージョがオペレーション要員になるかも、との報道もあります。
■クアドラド
右サイドの再活性化を図るために、フロントが強い関心を持っているとされるフィオレンティーナの攻撃的ラテラル。フィオレでは主に中盤で起用されているそうです。かなり攻撃的ゆえ、守備は少々弱点とのこと。こちらも交渉は難航すると見られ、所有権がウディネーゼと共有されていることもまた難点の1つとなっています。
■コケ
数年前より探し求められていた、チャビの後継者に最適として白羽の矢が立ったのがアトレティコのコケです。22歳と若く、テクニックに優れる上に体力も抜群で言うことなし。問題はこちらも交渉が容易ならざる点で(契約解除金は6,000万ユーロ)、マンチェスター・ユナイテッドもまたかなり本気で獲得を狙っている(値段が上がる)ことです。もしコケ入団となれば、セスクの退団は必至か。
中盤では他にユベントスのポグバとビダルも候補とされますが、厳しいターゲットであることに大差はありません。こちらの2人は、バルサにはいないタイプのセントロカンピスタです。
■クン・アグエロ
現在挙げられている6人の優先候補の中で、最も人気があり、かつ最もムリめなのがクン・アグエロです。ルイス・エンリケが欲する“動ける9番”として、バルサはすでにマンチェスター・シティへのオファーを提出したとされますが、そもそも売りに出されていない選手につき、可能性はほぼ皆無なのが現実でしょう。よって、“クラシックタイプの9番”として度々登場しているのがジョレンテ(ユベントス)。MD紙はイグアインもまた9番候補だとしています。バルトメウ会長は「売る気はない」としていますが、アレクシスが資金捻出のために放出されるとの予想はまだ根強く残っています。
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