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来季のバルサBはこうなる

目指すのは二部Aに長く残れるチームを作ること。

3シーズンぶりとなるセグンダA復帰を決め、選手たちはイビサ島へのバケーションに出発と明るいニュースの続くバルサB。監督はジェラール・ロペスの続投で間違いなしと云われていますし、活きのいい若者たちがハードなスペイン二部でどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみです。目標は一季二季で再びセグンダBへと逆戻りしないための競争力あるスカッド作り。現メンバーを中心に、フベニールAから上がってくる若者たちとセグンダで実績のある選手を加えたチーム編成となるでしょう。

実績ある選手を補強

ラ・リーガの二部リーグはフィジカル面で求められるものが多く、才能だけで渡り合っていける場所ではありません。ここでバルサBが残留し続けるためには、ラ・マシア仕込みのタレントだけでなく、このカテゴリーで経験のある”ベテラン”も不可欠になる。バルサはこの夏、そういった選手たちをフィリアル用に数名補強していくことでしょう。

スカッドは今季のメンバーが中心になるのですが、複数選手の退団・期限付き移籍も予想されています。バルサとの契約が今月末で終了し、そのまま退団すると見られるのが、ポルテーロ(GK)のホセ・スアレス、右ラテラル(SB)のニリ、セントラル(CB)のビラノバ、デランテロ(FW)のペレア。今季の主力だったグンバウシェミ(どちらも中盤)とロメラ(前線)も契約が切れるのですが、去就はまだ未定のようです。

契約は残っているけれども残留が微妙なのが、SPORTによると最終ラインのモイセス、中盤のカプトゥムパイク、前線のアベレドあたりと。合計で8-10人ほどが新天地を目指すことになりそうです。

バルサC 復活は間に合わず

一方でフベニールAからの昇格ですが、こちらは狭き門です。来季バルサBでプレーすると云われているのは、有名どころの二選手、メディオセントロ(MF)のオリオル・ブスケツとデランテロのアベル・ルイスあたり。その他のフベニール世代(U-19)を卒業する選手たちは軒並み放出、もしくは期限付き移籍が予想されるそうです。

その理由は、彼らの受け皿がバルサにはないから。バルサBがリーガ二部に所属することは、若者たちが厳しいプロリーグで鍛えられる点ではプラスですが、その反面、相手は長年フットボルで飯を食っている猛者たちばかりなので、フベニールからいきなり参戦するにはハードルが高くなります。以前はフベニールとフィリアルをつなぐバルサCがありましたが、2007年のテルセラ(実質四部)降格によって消滅しました。

そこでクラブはバルサCの復活へ向け数ヶ月前から準備をしたものの、模索していたセグンダB チームとの提携は結局実を結ぶことなく・・・ 多くのフベニール選手たちが武者修行、もしくは退団の道を歩むことになる見込みです。

素朴な疑問は、10年前にバルサCが消滅して以降、バルサBがセグンダAにいた2010/11~2014/15のフベニール卒業選手たちはどうしていたのかということ。オスカル・ガルシアジョルディ・ビニャルスのチームには有望株がごろごろしていたので(オンドア、ドンゴウ、サンドロ、サナブリア、ムニール、サンペール、カプトゥム、グリマルド、バブンスキ、アダマ)、それらの選手のみステップアップで残りは移籍?

そしてこの世代で結局トップチームに残っている選手がいないのも悲しいところです。サンドログリマルドらは上手くやれば戦力になっていたでしょうけど・・・。

 

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