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ネイの件が解決されるまで、移籍交渉は一時停止

沈黙によって拡大する不安。

ネイマールを獲得するべく、PSGが契約解除金の2億2,200万ユーロを準備しているといわれます。このオペレーションには契約解除金だけでなく、選手年俸や手数料などを含めると5億ン千万ユーロ(700億円以上)が必要といいますから実現はほぼ不可能なのですが、そこはPSG。本気でやりきってしまおうとするなら、やりきるクラブだと思わせる凄味があります。バルサが交渉を受け入れないかぎり、最終的に話がどちらへ転ぶのかは、ネイマール自身の決断次第です。

バルト会長「マーケットに出してはいない」

バルベルデチームのUSAツアーに帯同すべくニュージャージーへと到着したFCバルセロナ会長ジュゼップ・マリア・バルトメウは昨日(20日)、AP通信の取材に応じ、ネイマールの状況について「彼はマーケットに出ていない」と断言しています。これはクラブが一切の交渉を受け入れないことの意思表示です。

そしてバルト会長は「彼との契約はあと4年残されており、当然私たちは彼を戦力に数えている。彼は私たちのチームの一部、トリデンテの一角だ」と付け加え、2億2,200万ユーロの契約解除金については「もしファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を果たそうとするのなら、この額を動かすのは不可能。もし守るつもりがないのなら、その時は可能だけれどね」とコメント。

数年前にFFP違反で罰せられたパリクラブが再び違反をするかどうかは別にしても、この言葉からもまた伝わるのは、PSGとネイマールの意思次第ではバルサはもうどうしようもないことです。

“ネイ・ケース”は存在する

通常では不可能だと信じつつ、PSGならやるかもしれない状況に、バルサ理事会は平穏を保とうとしつつも不安にさいなまれていると推測できます。そしてもし契約解除金が支払われた場合は、世界的アイコンを失い、スカッドの編成計画にも重大な変化が生じることになる。そこで、これは“ネイマール・ケース”が存在すると認めることにはなるのですが、この件が決着するまで、バルサはその他の補強交渉を一時中断すると決めたと21日付のSPORT紙は述べています。

(※MD紙は少し前に「彼は出て行かない」と大きく見出しを付けたことで、いまもやせ我慢かどうか分かりませんが、ネイマールの件は大事にしようとしていません。もしこれが変われば、いよいよかも・・・)

報道陣に囲まれ、何度も去就について訊ねられながらもノーコメントを貫いたネイマール。ウワサがデマに過ぎないなら「言われていることはウソ」と答えれば済むわけですから、なにかあるのはもう間違いないでしょう。沈黙自体が、なにかが裏で起こっていることを知らせるメッセージとなっています。

その原因は外野では分かりかねますが、金銭面はさほど重要ではないのではないか。メッシがいることでバルサでは世界のてっぺんを掴めない、それを理由に移籍しようとするタマか。レオ・メッシルイス・スアレスとボールを蹴ることで残留を決断したというエピソードのように、ネイもトリデンテの仲間たちとボールを蹴って心が動くと良いんですけど。

 

コメント

  1. レト より:

    アウベスの件も含めPSG側の動向は嫌がらせ目的の印象が強いですが、
    今のフロントはこういう駆け引きにからきし弱いんですよね。
    代表でキャプテンをやりたくないと言っているネイマールが王様になれるクラブを求めているというのはズレている気がしますけど。

  2. silver より:

    最近のネイマールの騒動も結局は白組7番の時みたいにいつの間にか噂が消えそうな気はしますね。
     イタリア方面ではミランが市場を賑わせているなかで、スペインでは目立った話題も無いですし…… ネタ造りの可能性も少なからずかと……(笑)

    いずれにしても、バルサで世界一のタイトルを掴み獲るのと、パリで世界一の給料を支給されるのと、どちらを選ぶかだと思っていますけどね笑(横暴)