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マッチデータ|チャンピオンズ第4節 オリンピアコス 0-0 バルサ

Champions League
jornada 4

オリンピアコスの守備に手を焼き、1点を奪えず。
1/8 ファイナル進出確定は次へ持ち越し。

Olympiakos FC Barcelona
0 0
31 de Octubre – Mar 20:45 h
Georgios Karaiskakis
: 31,600
Goles
   
Titular
Proto 【5】Ter Stegen
Ellabdellaoui 【5】Semedo
Botia (c) 【5】Mascherano
Engels 【5】Umtiti
Koutris 【5】Jordi Alba
Figueiras 【6】Busquets
Romao 【5】Sergi Roberto
Tachtsidis 【5】Paulinho
Odjidja 【5】Denis
Mehdi Carcela 【6】Messi (c)
Fortounis 【5】Suárez
Cambios
Odjidja→ Gillet (74) Sergi Roberto→【6】Deulofeu (45)
Mehdi Carcela→ Pardo (77) Paulinho→【5】Rakitic (61)
Fortounis→ Djurdjevic (83) Denis→【5】André Gomes (74)
Entrenadores
Kuko Ziganda 【5】Ernesto Valverde
Arbitro
Anthony Taylor (inglatterra)
Tarjetas
Tachtsidis (35) Sergi Roberto (41)
Engels (57) André Gomes (76)
Figueiras (88)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
3 3 6 (1) Tiros a puerta 20 (6) 12 8
1 0 1 Ocasiones de Gol 3 2 1
2 2 4 Corners 12 6 6
0 0 0 Fueras de juegos 7 2 5
6 3 9 Faltas 9 5 4
183 101 284 pases 674 334 340
37%   34% Posesion del Balon 66%   63%
Formación

アルダ、デンベレ、ラフィーニャ、アレイシ、イニエスタがコンディション不良。ピケが出場停止。ラキティッチ、シレセン、デウロフェウ、アルカセル、ディニェ、アンドレ・ゴメス、ベルマーレンがベンチスタート。

ピケの代役はマスチェラーノ(発熱)が間に合った。CLではセメドが右ラテラルを担当。予想に反し、中盤ではローテーションが行われ、セルジ・ロベルト、パウリーニョ、デニスが起用された。前半はセメドが攻撃参加するも、あまりワイドに張らず、有効だったとは言えない。

試合を通して、ブスケツが各所に顔を出していた。最初の交代カードはハーフタイム前に負傷したセルジ・ロベルトに替えてデウロフェウ。これで右サイドが活きてきた。二人目はいつもより存在感のなかったパウリーニョを下げてラキティッチ登場。最後はデニスからアンドレ・ゴメスへ。

Titular Final
Goles
   
Reporte
 

1点が遠く、0-0のエンパテ。得点のチャンスはそれなりにあったが、仕上げの精度を欠きオリンピアコスのゴールネットを揺らすには至らなかった。ルイス・スアレスに昨季までの決定力が戻っていないのが痛く、彼のシュートはことごとくギリシャチームの網に引っかかっていた。他会場のスポルティング対ユベントスも引き分け(1-1)に終わり、バルサは次節(@トリノ)で引き分け以上なら1/16ファイナル進出が決まる。

ボールを保持すれど、危険なシュートを放てず

選手入場時に感銘を受けたのは、ギリシャ人サポーターたちが描き出す「この国ではヨソもんの好きにはさせねえ」という強烈なメッセージの入った巨大モザイクだった。なるほど、ギリシャのファンは熱い。バルサがボールを回すと、ゲオルギオス・カライスカキスは大音量のブーイングで圧力をかけた。

古巣対決にエルネスト・バルベルデが準備したシステムは、ブスケツパウリーニョを並ばせ、その両サイドにセルジ・ロベルトデニス・スアレスを配置する中盤強化デザインだった。その前をメッシが自由に動き、ルイス・スアレスがライン裏のスペースへ飛び出す。ボールは基本的にバルセロナによって支配された。パスミスも目立ち、支配は万全ではなかった。

対するオリンピアコスはカンプノウでの対戦のように引きこもらず、ラインを幾分高めに設定。中央を固めることでバルサの攻めを潰そうとしてきた。この作戦は機能し、バルサはシュートへと持ち込むことに一苦労。何度かは裏を突くことに成功しても、ルイス・スアレスの放つシュートが枠に飛んでくれないと厳しくなる。理不尽スアレス、早く戻ってこ~~い

気になったのは、バルサが単純なパスを失敗し、何度かカウンターアタックを受けていたことだ。オリンピアコスにもう少しパンチ力があれば、テル・ステーゲンが慌てることになっていただろう。

これといった見せ場もなく前半が終了しようかという時、バルサにアクシデントが発生する。セルジ・ロベルトが右太ももを痛めて交代。ジェラール・デウロフェウが右エストレーモに入り、攻撃は右のデウロで始まり左のジョルディ・アルバに流れる形へと変化した。

割れないゴール

後半は途中までオリンピアコスがライン間隔を延ばしたため、試合はオープンになった。昨季までのMSNシステムなら、こういう展開はお手の物だったろう。しかし今回のバルベルデバルサは一歩引いて相手の攻撃を受け止め、パスをつないで組み立てるのが基本のため、あまりカウンターが発動しない。62分の速攻ではメッシのパスを受けたスアレスがレオへとボールを戻し、好機が潰える場面も。ピストルマンの不調による弱気が感じられた。

残り時間が少なくなってくると、オリンピアコスは再びペナルティエリア周辺の守りを固め、勝点1の確保に入る。ゲオルギオス・カライスカキスの観客席もそれで良しとする大声援でチームにエネルギーを注入。バルベルデはあまり元気のなかったパウリーニョラキティッチに替えることで状況の打開を試みた。

しかし5-4-1で守るギリシャチームを崩すことはできず、これは、と思ったスアレスのバセリーナもクロスバーに弾かれる運の無さ。こういった試合ではクラックによる一撃必殺の個人技が勝負を分けるが、クラックといえどそう毎回チームを救えるわけではないということだ。オリンピアコスのGKプロトが当たっていたことも、バルサとしては不運だった。最後まで全力を尽くしたので、気持ちを切り替えてトリノでの勝ち抜けを目指すとしよう。

あと1ポイント

他会場のスポルティング対ユベントスも引き分けに終わったことで、グループDはバルサが勝点10、ユベントスが7、スポルティングが4、オリンピアコスが1となった。よってバルサは次節ユベントスとの対決に勝てば1位が、引き分けでも1/16ファイナル進出が決まる。もし負けてもスポルティングがオリンピアコスに勝たなければグループ突破。2試合で勝点1、これがトーナメントへ進む条件だ。

 

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