マスチェらの退団に備え、セントラル獲得を準備するバルセロナ
代表戦ウィークが始まると、ネタのやりくりが必要なスポーツ各紙がもってくるのが補強話です。11月7日のバルセロナ系スポーツ紙は、MD(ムンドデポルティボ)もSPORTもセントラル(CB)補強を表紙に採用。ただし「選ばれた」とする選手は異なっていて、MDが推すのはアヤックスのオランダ人デ・リクト、SPORTはセビージャのフランス人レングレットを優先候補としています。
デ・リクト:将来のための投資
ハビエル・マスチェラーノ(33)とトーマス・ベルマーレン(33)が退団するかもしれない来夏、FCバルセロナはセントラルを補強すると見られています。確実に獲るっぽいのが、パルメイラスのコロンビア人 イェリー・ミナ(23)。しかしMD紙は以前から、バルサはミナだけでなく将来のためにもう一人を連れてくると主張をしています。
同紙のイチオシはアヤックスの18歳、デ・リクト(De Ligt)です。
アヤックス学校育ちとのことで後方からのボールコントロールに長け、意図を持って攻め上がる判断ができ、相手デランテロ(FW)と対峙する時も焦らない。188cm・89kgと大柄だけれども速さがあり、空中戦に強く、両足をそつなく使え・・・ 要するにかなりの逸材。そのとおりの選手なら、良い補強となりましょう。
値段は昨夏にトッテナムに売ったダビンソン・サンチェスと同程度(4,000万ユーロ)だろうとMDは見ています。
レングレット:夏に獲得する可能性もあった
一方のSPORTも、クレメント・レングレット(Clement Lenglet。21歳)に自信を持っています。
同紙曰く、メディアに名前は出なかったけれどもレングレットはイニゴ・マルティネスとともに守備陣補強の有力候補の一人で、選手代理人は夏マーケットの終わりまでバルサと話をしていたのだとか。その後もバルサは彼への関心を失わず、むしろセビージャでの出来を見て確信は増すばかりだそうです。
レングレットは2017年1月にセビージャFCと契約し、早々とリーガに適応。186cmと長身ながらスピードもあり、パス展開も上手いセントラルらしいですが、なんといっても左利きなのが貴重です。
その貴重な左利きセントラルの契約解除金が、お手頃価格の3,000万ユーロで、プレミアリーグの2クラブが彼に関心を抱いているとSPORTは言います。
たしかイニゴ・マルティネスには当初、同額の契約解除金を支払うつもりだったバルサですから、本気で欲しければ払えば良いんじゃない、と思うところです。セビージャも交渉に応じる考えはないようですし、獲るなら3,000万ユーロのぽっきり払いになりそう。
どっちを獲る?
さて、バルサの強化技術部とエルネスト・バルベルデがより強い関心を抱いているのは、デ・リクトかレングレットか。共通しているのは若くて将来性ある長身でバルサ的な選手であること。みなさんはどちらをバルサで見てみたいですか?
コメント
ゴール前1対1の場面でDE LIGT の対応はとても18歳とは思えない堂々としたプレーですね。
プレーがより洗練されれば、スゴい選手になりそうです。