ベストのユーベが来ると予想するバルサ監督
「このユベントス戦はスタイルの戦いだ」と前日会見で語ったエルネスト・バルベルデが、どのような戦術を選手たちに仕込んでくるのか。これは監督の性質を知る点で興味があります。本当にバルサ的にがんがん行くのか。地元の欧州戦では4年半も負けがないという“老貴婦人”に対して堅実に行くのか。どっちかというと、後者ではないかと予想します。
地元のヨーロッパ戦は25試合無敗
要塞と呼ばれるスタジアムは欧州に数あれど、このユベントスのヨーロッパ戦における地元での戦績はスペクタクルです。最後にカサ(ホーム)で敗れたのが2013年4月10日だといいますから、実に4年7ヶ月以上負けがなく、25試合で16勝9分。バイエルンやシティ、レアル・マドリー、アトレティコと対戦しながらも、1,687日間無敗できた“老貴婦人”です。
そして目下、チャンピオンズの地元戦は6連勝中。この手の記録を多く葬ってきたバルサですが、簡単な試合にならないのは確かでしょう。
前日会見のエルネスト・バルベルデはそのユベントスを警戒しています。不調が伝えられるイタリアーノですが、バルサ監督に油断する様子はない。「私はベストのユベントスを予想している。彼らは欧州最高のチームの1つだ。私たちは彼らを恐れ、そしてリスペクトしてるよ」とチングリは言います。
整然と守り、アイディアを持って攻める
ではそんなユベントスを警戒し「週末のリーグ戦で負けたことは、彼らをより危険にしている」「私たちも同じ真摯さで試合に立ち向かわなければならない」と述べるバルベルデがどう今夜の試合に臨むのか。彼が強調するのはソリッドなプレーです。
「私たちはプレーを介して結果を得ようとするチーム。相手チームはスペースを消し、カウンターを狙ってくる。ボールを保持しない時は、団結し整然と守らなければならない。それは意思にかかっている。ボールを持っている時に必要なのは、明確なアイディアを持ってプレーすることだ。プレーが悪ければ、望んでいた結果を手にするのは難しいからね」
パウリーニョを入れた4-4-2で予想
そんな監督の言葉からユベントス戦の先発を予想すると・・・
システムは基本的に4-4-2。ここ2試合のパフォーマンスからすればパコ・アルカセルを先発起用し、ルイス・スアレスと2トップを組むところを見たいですが、最初はマッスルパワー付与のためにパウリーニョが先発かもしれません。
あとはいつもの鉄板メンバーかと。アンドレ・ゴメスとセルジ・ロベルトがいないので、あまり選択肢もないです。後半からデニスやデウロフェウ、パコのうちの2人くらいが出るかどうか。トーマス・ベルマーレンの試運転もありそうですね。
書き忘れていました。バルサがこの試合でグループDの1位を決める条件は、引き分け以上。最初から引き分けを狙って上手くいくチームでもないので、まずは勝点3を目指して行くのが健全なバルサの道です。
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