契約の可能性はあるものの、全員が納得していない
MD(ムンドデポルティボ)が数日前から“バルサの冬の補強候補”と報じていたメスト・エジルを、ついにSPORTまでもが取り上げるようになりました。この両紙が揃って話題にするようになると、ネタの信憑性が増す。挙げられている値段も同じなので、話は本当に動いているのでしょう。しかしこのドイツ人獲得にスポーツ部門の意見は賛否あるらしく、じゃあ止めようよと思うところです。
もう今更感
セルジ・ロベルトの年間最優秀カタルーニャ人賞の授与式で、ジュゼップ・マリア・バルトメウ会長が「必要であれば私たちは冬のマーケットでスカッドを修正する」との意思を表しました。
これを受け、バルサ系メディアは「じゃあ誰を補強する?」と盛り上がっているところですが、その候補の一人と報じられているのがアーセナルのドイツ人、メスト・エジルです。マドリー入団前はたしかに楽しみだった彼ですが、今となっては、もう胸はときめかない。ときめかないのです。ファンの人には申し訳ないけれど。
今のエジルはバルサに必要な選手ではない、と考えるのは外野のファンだけじゃないようです。11月22日付のSPORT紙は、彼との契約は「スポーツ部門の分裂を意味することになりかねない」と警告を発しています。
サンジェイがほぼ話をまとめた
同紙によると、エジル作戦はバルサのフットボルディレクターであるラウール・サンジェイが個人的に進めてきた話です。アーセナルと良い関係のサンジェイがロンドンで選手代理人エルクト・ソグト(Erkut Sogut)氏や選手の兄と会い、交渉の大半をまとめた。あとはサインをするだけの状態で、最終決定権を持つペップ・セグラ(スポーツマネージャー)へ手渡された模様です。
一方でMD紙は、ロベルト・フェルナンデス(強化技術部長)がエジルと個人面談を行い、そこで合格の判子を押す必要があると説明。ロベルトは契約前の全ての選手と面談をし、やる気や態度のチェックをしているそうです。
テクニコたちが反対
SPORTに話を戻すと、ペップ・セグラはこの話をセクレタリオ・テクニコのロベルト・フェルナンデス、監督のエルネスト・バルベルデへと持っていったわけです。しかし「テクニコたちの大半がこの契約を都合が悪いと考えている」。つまりチングリさんは否定的か。ロベルトの意見は分かりません。
テクニコが反対する理由は、あと半年ほどで契約切れとなる29歳に2,000万ユーロは高く、うちのロッカールームに適応できんのか?と性格面で大いに疑問視されているからと。マドリー退団前もなんだかんだあったみたいですし・・・
なんにせよ、ディ・マリアとかエジルとか、そういう選手はもういいのです。MDがしつこいので、サンジェイに近い上層部からテクニコはしつこく打診を受けてると想像しますが、ここは現場の意見を通してほしい。コウチーニョが無理だからといって、エジルでチャンピオンズの夢が見られる?目先だけじゃなく、将来にも残る選手を連れてきて。
この件ではMDが敗れることを望みます。
このニュースのまとめ
- ・MDの言い出したエジル話にSPORTも乗った
- ・交渉を進めたのはディレクターのラウール・サンジェイ
- ・何人かのテクニコたちは彼を適切な補強だと考えていない
コメント
何やら白組から出て行った選手の名前がよく挙がりますね。
しかし、所属先と金銭関係で揉め事の多いエジルがバルサに乗るとは考えにくいですね。プレミアならバルサより高いサラリーを提示するクラブはあるでしょうし、選手のサラリーの増大を抑えたいバルサが果たしてそんな選手を獲得するのでしょうか?
それに、、選手としてもそこまで魅力があるのかどうか、、、
良くも悪くもチームの調子に左右される選手なので、単独で状況を打開できるイニエスタのようなプレーもラキティッチやパウリーニョのような泥臭いプレーも観られないかと。