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ウンティティ家との紳士協定

バルサは貢献に応じた報酬を払い、ビッグサムは他クラブのオファーを聞かない

FCバルセロナがいま、最も契約更新して安心したい選手、それがサムエル・ウンティティです。

入団から1シーズンを要せずバルサの守備の要となったビッグサムは、その市場価値に対して、契約解除金が6,000万ユーロと富豪クラブにとってはお買い得選手。
この冬のマーケットでも彼を引き抜こうとマンチェスター・ユナイテッドが動いたそうです。

そのオファーに対してウンティティ側は迷いなく「NO返答」をしたというのは2月15日のSPORT紙。
バルサがサムエルの貢献度に相応しい報酬を与えているかぎりは、ウンティティ家はバルセロナを絶対的に優先する約束になっているようです。

2年目の見直しは異例

ウンティティ側は、契約交渉を急いでいないとされます。

現時点での最優先は、まずバルサがタイトル獲得するために全力を尽くし、その後はムンディアル(W杯)でフランス代表のために戦う。本格的な交渉はその後、2018/19シーズン開幕後です。

入団2年目の選手の契約更新をバルセロナが急ぐのは、異例といえます。

通常、クラブでの活躍が認められて給与などの条件がアップするのは3年目からで、最近ではテル・ステーゲンイバン・ラキティッチルイス・スアレスなどがそうでした。

それがウンティティの場合、期待以上の活躍により、当初に取り決めた契約解除金6,000万ユーロがバーゲン価格になってしまった。嬉しい驚きです。

そしてそのバーゲン価格を支払おうと、この冬にマンチェスター・ユナイテッドの勧誘があり、気付いたバルサはウンティティに報酬をアップするので他クラブの声に耳を貸さないでほしいと嘆願した。
ここで分かりました、と交わされた(らしい)のが、冒頭の“紳士協定”です。

ユナイテッドのオファーと、バルサの給与ヒエラルキー

バルサの給与ヒエラルキーは
●カンテラ上がりの新人、若手(~250万)
●実績が認められた中堅(~400万)
●スカッドの核となる選手(~750万)
●トップスター(~1,500万ユーロ)
●メッシ(2,500万ユーロ)
といったランクに分けられているとされ、いまのウンティティは一番下でしょう。

それが、マンチェスターから手取り年俸500~600万ユーロのオファーがあったことで、ビッグサムの代理人(兄)は同程度を要求しているとSPORT紙はいいます。

これはバルサでは●スカッドの核選手ランクに相当し、理事会は困っている模様。
数年前では、600万ユーロなんてチャビプジョルがもらっていた額ですから、クラブも大変です(いまのスカッドでは、ラキティッチが推定650万ユーロ。退団したマスチェラーノが推定550万ユーロ)。

最終的には450~500万ユーロあたりで落ち着くのかな・・・
セルジ・ロベルトがどのくらいで合意したのか、も判断基準になるでしょう。
もつれることはないでしょうが、まだ先は長そうです。

このニュースのまとめ

  • ・バルサは早くウンティティの契約を延長したい
  • ・ウンティティ側は急いでない
  • ・活躍に見合った報酬を出すので、他のオファーを聞かない約束
  • ・ユナイテッドのオファーと同等額を要求?

 

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