バルサとフランス人セントラルの距離が近づいた模様
もつれていたサムエル・ウンティティの契約更新交渉に、出口が見えてきたようです。それも有り難いことに、良い方向での出口。一度冷却期間をおいた結果、選手側が要求額を下げ、クラブとの妥協点を見つけようとしている模様です。
バルサの給与体系に合わせることを求める
昨日はFCバルセロナ会長ジュゼップ・マリア・バルトメウが、ラジオ局 CADENA SER の番組 El Larguero に出演、クラブにまつわる各種テーマについて語っています。
そのテーマの一つがサムエル・ウンティティの契約更新に関してで。
バルサ会長がここで強調したのは、不動のレギュラー・ビッグサムといえどもスカッドの給与体系に準じた年俸額を受け入れる必要があるということでした。
「ウンティティは非常に重要な選手で、今が契約の2年目、あと3年を残している。私たちの意向は、彼が契約更新することだ。けれどもそれはクラブの給与体系の範囲内、私たちがコンペティティブであり続けられるパラメーターの内でないといけない」
ウソかホントか知りませんが、レオ・メッシに次ぐ、スカッドで二番目の給与ランクを求めていたといわれるウンティティ。
マンチェスター・ユナイテッドの高額オファーを机上に載せ、バルサに対抗することを求めたとされますが、個人的に影響があるんじゃないかと疑っているのは新入生ウスマン・デンベレのサラリーです。こちらもウソかホントか、ウワサでは1,200万ユーロとかいう、思いっきり給与体系を破壊している額ですからね・・・
合意への土台は出来つつある
4月27日のSPORT紙によると、ここ最近のウンティティ代理人とバルサとの連絡は、実り多いものになっているそうです。
曰く、合意には達していないものの、合意へと向けた土台は出来上がりつつあり、これから3週間以内にすべてが明らかになっていることが期待されているとか。3週間、と具体的に区切ってあるのは、バルサはこの件をウンティティがムンディアル(W杯)合宿へ行く前に解決することを望んでいるからです。
スカッドの給与体系に入ることを求めるバルサと、他クラブからのメガオファーに匹敵する額を求めるウンティティ側と、意見の相違は大きかったといわれます。
しかしそこから熟考期間を挟んだことで、両者の距離は近づいた(ウンティティが要求額を下げた)とのことですから何より。ビッグサムは聡明な印象なので、目先の札束よりもスポーツプロジェクト(怪しいけど)を優先してくれるんじゃないですかね。
ウンティティの去就次第でスカッド編成計画も大きく変わってきますので、良い港にたどり着きますよう。
このニュースのまとめ
- ・バルトメウ会長がウンティティの年俸もチームの体系に合わせるべきと語る
- ・最近、選手側とクラブ側の意見の差は縮まってきている
- ・バルサとしてはW杯前に決着してしまいたい
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