候補とされるのはテル・ステーゲン、スアレス、ロベルト・・・
アンドレス・イニエスタによる去就発表の瞬間が近づいています。もし言われているとおりに中国クラブへの移籍となるなら、空席になるのがスカッドの第1カピタン職。ここはレオ・メッシが順当に繰り上がるとして、誰がカピタン・カルテットに新加入するのか、わりと興味がわきます。スカッド内の評価が垣間見えるからです。
レオがチーム代表を引き継ぐ時
カピタンからカピタンへと、時代を超えて引き継がれていくカタルーニャ旗模様の腕章。その時代・時代の、チームを象徴する名選手たち。
カピタンはロッカールームと理事会をつなぐ選手代表者であり、ピッチでのチームの顔です。
自分の知っているバルサカピタンはペップ・グアルディオラに始まり(バケロは直接見ていない・・・)、ルイス・エンリケ、カルラス・プジョル、チャビ・エルナンデス、そしてアンドレス・イニエスタです。どの選手にも強いカリスマ性があり、偉大なカピタンたちでした。
もしイニエスタが去ってしまうのなら、次に腕章を引き継ぐのは、来季でデビュー15年目になる大エース・メッシしかいません。
バルサのスカッドでは、ロッカールーム内の投票によって4人のカピタンが選ばれますが、チームの顔となる『ザ・キャプテン』はやはり第1。闘魂プジョル、バルサイズムの塊チャビ、全選手の鑑である魔術師イニエスタをチームメイトとして見てきたメッシが、いよいよバルサの第1カピタンを継ぐ時がきたのです。
ジェラール・ピケがついに・・・?
2018年のカピタン投票では、新たに二人の新カピタンが誕生することになりそうです。
今季の4人のカピタン(イニエスタ、メッシ、ブスケツ、マスチェラーノ)のうち、すでに退団したマスチェに加えてイニエスタも中国へと行くであろう状況。順当にいけばメッシとブスケツがそのまま繰り上がりでしょうから、第3と第4が空席になります。
第3カピタンの最有力は、言うまでもなくジェラール・ピケです。
2008年にトップチームに入った古株で、カンテラーノで、カリスマ男のピケ。
もっと早い段階で選ばれても不思議のない選手ですが、主にマドリー方面へと向けての鋭い発言やら、カタルーニャ独立を巡っての論争に巻き込まれる事例が多いことから、これまでは選外となってきたジェリでした。
が、さすがにこれで選ばれなかったら自尊心を打砕かれそう。
(満を持して?)ピケはついにカピタン・カルテットに入団するでしょう。
第4カピタンは移籍加入選手か
予想が難しいのは第4カピタンです。
チーム内での影響力やスポーツ面での重要度、カリスマ性からいくとテル・ステーゲンが理想的な候補で、ルイス・スアレスにも選ばれる可能性はある、セルジ・ロベルトも否定できないと4月25日付のSPORT紙は見ていますが・・・
良いアニキ感がものすごくあるジョルディ・アルバや、チームメイトからすごく敬意を受けているであろうイバン・ラキティッチだっていけるんじゃないかと。個人的にはラキティッチが選ばれると嬉しいです。
(ロベルトも嬉しいけれど、彼にはまだ次のチャンスがあると思うので)
どの選手が選ばれるかで、ロッカールーム内のヒエラルキーやら選手間評価が垣間見えてくるカピタン投票。ここ数年はカンテラーノの重鎮が多数で、他クラブ出身が入る余地はなかったですが、今年はカンテラーノが減っているので(涙)意外なことになるかもしれません。
投票は毎年、夏のプレシーズンにて行われます。
このニュースのまとめ
- ・イニエスタが退団なら、カピタン腕章を引き継ぐのはメッシ
- ・ピケがついにカルテットに入りそう
- ・意外な人選もあり得るか
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