NIKE本社のロナウド・フィールドで最初のトレーニング
夏のマーケティングツアーのために、アメリカ合衆国へと降り立ったFCバルセロナ一行。今回のツアーの特徴は、フットボールの男女チームが一緒に行動していることです。女子選手がツアーに参加するのは、これがクラブ史上初。バルトメウ理事会はたまに好いアピールをしてきます。
女子チームも一緒に
ジュゼップ・マリア・バルトメウ会長を代表とするFCバルセロナ一行の、ツアー最初の目的にはオレゴン州(合衆国西海岸)の街 ポートランドとその12km西にあるビーバートンです。
特徴はエルネスト・バルベルデが指揮する男子チームと、フラン・サンチェス指揮の女子チームによる混合ツアーであること。両チームは7月24日から29日にかけて行動を共にし、各種イベントに参加していきます。
(トレーニングは別々。29日以降、女子チームはバルセロナに帰国)
Nike 本社での記念撮影
ビーバートンが最初の滞在地となった理由は、バルサの大スポンサーである Nike の本社があるからです。
昨日25日はさっそくその Nike 本社を訪問し、トレーニングと男女チームによる記念撮影を行ったバルサ。
男女選手が混ざりあい、とても良い感じになっている。バルサが男女平等を大事にするクラブであるとの良いメッセージになっています。
女子よりも線の細いリキ・プッチくんは、せっせとフィジカルを強化していきましょう。
ちなみにそのグラウンドの名前は、ロナウド・フィールド。
ポルトガル人ではなく、ブラジル人レジェンドに由来します(銅像も建っている)。
男子はビジネスクラス、女子はエコノミー騒動
しかし今回の遠征では、ある批判も発生していました。バルセロナからポートランドへと向かう際に利用した飛行機で男子チームがビジネスクラスを利用したのに、女子チームがツーリストクラスなのはおかしいとの批判です。
これに関して火消しに登場したのが、女子チームのアレクシア・プテリャス。
自分たちがツーリストだったことはまったく問題ないとするアレクシアの説明はこうでした。
「私たちがツーリストクラスだったのは、ツアーに参加することの決定が遅れたからです。トップチームがずっと前からツアーを準備していた一方で、私たちは日程上、プレシーズンのことは何も分かっていませんでした。クラブはツアー準備のために、ぎりぎりまで出来るかぎりのことをしてくれました」
「移動中も上々でした。2年前から長距離遠征はありましたが、以前はバス移動だったんです。あれはひどかった。いつもこういうコンディションで遠征できることを祈ってますよ。私たちはツイてます」
「みなさんはバルサが女子フットボールに賭けていることをすでに知っているわけですし、それを何度も語る必要はありません。このクラブはかつては女子セクションのプロ化におけるパイオニアであり、現在は世界ツアーのパイオニアなんです」
「この男女合同ツアーは、バルサが女子フットボールに行っている賭けを再確認するものです」「スペインにおける女子フットボールの現状を知っていますから、私たちはとても恵まれています」
バルサはこの26日も再びビーバートンでトレーニングをした後、明日ロサンゼルスへと移動。土曜日にツアー最初の親善試合をプレーします(男子はインターナショナル・チャンピオンズカップのトッテナム戦、女子は SoCal FC戦)。
このニュースのまとめ
- ・合衆国に到着したバルサ一行が、最初のトレーニング
- ・場所はビーバートンのNike本社にあるグラウンド
- ・男女チームが一緒に記念撮影
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