夏の移籍先探しは困難になったポルトガル人MF
アメリカ合衆国に欧州の有名クラブが集まり、興行試合を行うプレシーズンが真っ盛りです。ここでの目的は新加入選手に良い感触を掴ませたり、若手にアピールの場を提供すること(実戦トレーニング)。構想外の選手たちにとっては、ショーウインドウでもあります。
ゆえに避けたいのは負傷。トッテナム戦(2-2)ではデニス・スアレスとアンドレ・ゴメスが揃って大腿二頭筋を傷める不運。二人は早々にアメリカツアーを終えてバルセロナへと帰郷し、リハビリ生活を始めています。
デニス・スアレスは3週間の離脱
トッテナム戦は左エストレーモとして先発し、22分にカルラス・ペレスにポジションを譲ることになったデニス・スアレスは、左大腿部・大腿二頭筋に小さな裂傷を負いました。
昨日クラブ医療部によって行われた精密検査の結果、回復に要する期間は3週間。
8月12日にセビージャと競うスーペルコパには間に合わず、リーガ開幕節も微妙というところです。
アンドレ・ゴメスは、1ヶ月ちょっと
いろんな意味でより痛いのはアンドレ・ゴメスです。
当初の報道では、全治2ヶ月と言われていましたが、発表されたクラブ報告では「経過次第」。
明言を避けてきました。
SPORTの報じるところでは、およそ1ヶ月ほど。MDもほぼ同じくらいで4-5週間だろうと見ています。
2ヶ月に比べれば、まだ軽傷で良かったです。
バレンシアは期限付き移籍を目論む
プレシーズンのこの時期に1ヶ月を失ってしまうのはどんな選手にとっても大きな痛手ですが、アンドレ・ゴメスはこの夏の移籍が濃厚とされている選手だけに、この負傷は痛い。進んでいた交渉があったとしても、一時保留は免れません。
しかし、このアンドレの負傷がバレンシアにとって有利に働くかもしれないと報じているのが、バレンシアCFを専門に扱っているSUPERDEPORTE紙です。
当初の予想である2ヶ月離脱を元にした記事ですが、同紙曰く “負傷をした選手は通常売れないので、必然的にバレンシアCFにとっては希望のもてる状況となる”。アンドレは“かつてなく射程内”だとか。
バルサとしましてはバレンシアであれ、どこのクラブであれ、希望とする4,000万ユーロでの完全移籍となればOKなんですが、コウモリクラブさんの申し出は期限付き移籍につきお断り中で。
人気銘柄と見られていたアンドレ・ゴメスは真っ先に移籍先が見つかるだろうと言われていたのに、こういう状況になるから分からない。結局行き先が見つからず、冬市場での期限付き移籍とかになるなら、バレンシアとの交渉も選択肢の一つじゃないですかね。
このニュースのまとめ
- ・USAツアーの初戦でデニス・スアレスとアンドレ・ゴメスが負傷
- ・デニスは3週間、アンドレは全治1ヶ月か
- ・アンドレの夏移籍は困難、バレンシアが期限付きでの獲得をうかがう
コメント
現状この選手に4000万ユーロの値は付かないでしょう。
ローンでも何でも出して価値を上げた方がいいと思われます。
バルセロナでの価値はMSNの存在が前提だったので残念だが今となっては不要。
バルセロナでの役割は終わった。
昨年のベルナベウ・クラシコの神様メッシ弾に関与した4人の中の一人として永遠にクレの記憶に残るでしょう。
今までありがとう。