不動のレギュラー、アルバの契約更新が長らく手付かずの状態
セルヒオ・ブスケツとFCバルセロナの契約交渉が合意へと近づいているようです。話合い自体はもう事実上決着していて、あとは書類を確認し署名をすれば完了だとかで。順調ならセルヒオがラ・ロハのお勤めを終えて帰郷後、新契約書へのサインが為されると見られています。
そして次に控えしは、こちらも不動のレギュラー格ジョルディ・アルバの契約更新。これまでのところジョルディ側にはなんの連絡も行ってないそうで、カンテラーノのクラブ愛を当てにしすぎじゃないかと時に不安にもなります。
この両者に共通するキーワードは、クラブの口約束です。
ブスケツの場合:リーガ再開後にサインか
セルヒオ・ブスケツ(30)の件を今一度整理しておきますと、現在行われているのは年俸アップ交渉です。
セルヒオとバルサは2016年に契約を更新しているのですが(2021年6月まで。2年延長オプション付き)、その際に“今後、主力選手の年俸状況が変化すればセルヒオの年俸も合わせよう”との約束をしていました。
この2年間でバルサは主力選手たちと相次いで契約を更新、高額年俸のスター選手たちも加入してきましたから、セルヒオ・ブスケツはクラブが約束を守って年俸の“最適化”することを求めた。
人件費が経営を圧迫しているクラブは当初これを嫌がっていたのですが、セルヒオに去られると困るのはクラブですし、交渉は受け入れられ決着へと向かっている状況です。
選手たちの実績が上がっていくにつれ、膨れ上がっていく年俸総額。
カピタンズが軒並み退団する頃になれば、人件費問題もある程度解決してるかもしれませんが・・・
グリースマンなんて高給取りを獲得してたら、どうなっていたんですかね。
ジョルディ・アルバの場合:クラブの約束実行を待つ
そしてクラブが契約更新を約束していたもう一人の主力選手、それがジョルディ・アルバです。
約束が為されたのは2016年11月、当時のフットボールディレクターだったラウール・サンジェイがジョルディ・アルバ側に対し、成果に合わせて契約条件をアップすると言っていたとかで。
2015年6月にバルサとの契約を2020年まで延長したジョルディ・アルバ。
例によって人件費が苦しいから年俸上昇が苦しいことにくわえて、前回合意から3年後の交渉は決して遅すぎるわけでもないですが、ちょっと手を抜いてると感じるのは選手側への連絡がまだ一切行われていない点です。
カンテラーノだから、扱いに手を抜いている感
もしアルバが外部の選手であれば、3シーズン目に入ったあたりで連絡があり、そのシーズンの終盤には交渉を終えているはず。メディア的でないカンテラーノなのでちょっと後回しでもいいだろう、と考えていそうに思えてしまいます。
ジョルディ・アルバの代理人、ビセンテ・フォレスは今年5月、契約交渉に関するSPORTの問い合わせについて「1年半経つけど連絡がない。さっぱり分からない。クラブはアルバに満足してないんじゃないか」と不満を表していました。
一説ではこの発言がクラブに快く思われず、さらに3ヶ月経過しても連絡なし。
ようやくクラブは重い腰を上げ、近日中にアルバとの交渉を始めるだろうと9月5日のMDは言っていますが、外様選手よりも安いサラリーでクラブに忠誠心を示しているカンテラーノこそ大事にしてもらいたい。
ジョルディ・アルバは昨季フル稼働した上に、ラテラルにして11アシストと疑問の余地のない成績を残しているわけですしね。適当に扱ったら、バチが当たりまっせ。
このニュースのまとめ
- ・セルヒオ・ブスケツとはリーガ再開後に新契約書にサインか
- ・ジョルディ・アルバは2年近くバルサからの連絡を待っている
- ・成果を出しているカンテラーノを大事にして
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