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ラ・リーガのテバス会長「アメリカでの試合は義務ではない」だが「ジローナ対バルサの可能性は90%」

クラブの任意だというが…

ラ・リーガのハビエル・テバス会長がラジオ局Onda Ceroの深夜番組 El Transistor に出演し、最近話題のラ・リーガUSA開催について語っています。その有力候補がジローナ対バルサにつき、クレとしてはスルーできないテーマです。

行きたいクラブが行くだろう

ラ・リーガをアメリカ合衆国(以下USA)で開催するという、マーケティングだかなんだか知りませんが、選手の疲労を考えるとまったく賛成できないこの話。
さらにその歴史的第一弾の有力候補として選ばれたのが第21節のジローナ対バルセロナ(2019年1月26日)だそうでして、毎年コパで疲労が蓄積する時期に、なんでわざわざ大西洋を渡らねばならぬのかと叫びたい気持ちになります。

そこでハビエル・テバス会長の説明ですが、提案に乗るか断るかはクラブの自由だそうです。

今季アメリカ合衆国で行われるリーガに出るかどうかは、各クラブの任意。あちらへ行く義務は一切なく、行きたいクラブが行くことになるだろう

ここはちょっとホッとしたいところ。しかし・・・

「ジローナもバルセロナも、マイアミでその試合をプレーすることに合意をしている。あちらで開催される可能性は90%だと私は思っている」

バルサも同意!?
ちょっと聞いてないんですけど。金に目がくらんだか。

ジローナは提案を受け入れた

たしかにジローナはクラブの公式声明を発表し、「私たちはその提案をリーガから受け、リーガならびにバルサと一緒に作業を行っている。ただし現時点では試合をマイアミで行うことへの公式な確証はない。私たちはこれをクラブだけでなくジローナ市や地域が発展する大きな可能性だと理解している」と非常に前向きに述べています。

ちなみにテバス会長は「去年マイアミで行われたクラシコ(夏の親善試合)」を見て「あちらへリーガを持っていく案が浮かんできた」そうです。

そこからすぐに動き出し、1年で実現寸前まで持ってきた行動力は評価しますが、楽しみなカタルーニャ・ダービーを敢えてマイアミへとしに行くというのは全然嬉しくはない。ジローナファンも気の毒です。

ジローナのソシオ用にチャーター機を用意

ホームゲームを一つ、それもお楽しみのバルサ戦を持って行かれてしまうジローナファンには、次のような補償を検討しているとテバスは説明しています。

  • ●マイアミでの観戦を希望する年間指定席ソシオのためにチャーター機を用意し、1,500人まで無料
  • ●カンプノウでのバルサ対ジローナ(9月23日)に5,000枚のチケットを用意し、年間指定席料金の20%を返金
  • ●どれもいやな年間指定席保有者には40%を返金

バルサがマイアミで試合をするメリットとしては・・・
●数百万ユーロを主催企業からもらえること
●試合会場が小さなモンティリビよりも、NFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地で収容人数が7万人を超える ハードロック・スタジアムになったほうが勝ちやすい
とかですかね・・・

アメリカ合衆国でのラ・リーガ開催はジローナとバルセロナが合意すればOKではなく、スペインフットボール連盟、アメリカフットボール連盟、UEFA、北中米カリブ海フットボール連盟、スペイン政府スポーツ上級審議会(CSD) の許可を得る必要があります。

あとはアメリカ合衆国開催に反対していたと記憶するスペインフットボール選手協会がどういう結論を下すか。 いっそもつれて流れればいいと端クレは願います。

このニュースのまとめ

  • ・リーガ第21節 ジローナ対バルサがマイアミで開催される流れ
  • ・ジローナはクラブ発展のチャンスと受け入れた
  • ・「クラブの任意」だが実現の「可能性90%」とラ・リーガのテバス会長

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