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マッチレポート|リーガ第6節 レガネス 2-1 バルサ

Liga Española
jornada 6

コウチーニョ弾で先制するも、後半のドタバタ68秒で逆転負け。
ローテーションが上手くいかずに悩ましい日々。

カンプノウでジローナに引き分け、最下位レガネスに黒星。確実に2勝したかったリーガ週間で勝点を1つしか得られなかったのは痛い。コウチーニョの先制点までは良かったが、後半のドタバタした68秒間に連続失点で逆転を許すと、そこからリアクションを起こせず今季初黒星。マドリーも負けたので、まだ助かった。

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試合の流れ

●ゲーム序盤のバルサは悪くなかった。ボールを支配し、レガネスの自由にさせない。12分にはコウチーニョのゴラッソが飛び出し、わりとあっけない感じで先制。その5分後にはレオ・メッシのクロスバー直撃弾もあり、その流れでバルセロナの試合になりそうに思えた。

●しかしレガネスは挫けず、満員となったブタルケの後押しを受けて反撃を開始していく。ハーフタイム前にはオスカル・ロドリゲスのエリア外からのロスカをテル・ステーゲンがジャンピングキャッチ。よくあんなのをキャッチできるな。

●対するバルサはペジェグリーノ監督の敷いた5-4-1に手を焼き、決定機を作れなくなっていった。中央からの強引な攻めが目立った。

●後半はレガネスの時間となった。まずは52分、1本のロングパスをセルジ・ロベルトの背後へ送られ、そのクロスをゴール前・至近距離のエル・ザールが頭で合わせて1-0。さしものテル・ステーゲンも、あの近さでは反応しきれない。ベルマーレンのチェックがもう少し早ければ、なんとかなったのかも。

●問題がさらに悪化したのはその1分後のことだ。またもロングパスを最終ライン後方に放り込まれ、これに対処したジェラール・ピケオスカル・ロドリゲスにパスを送る痛恨のエラー。同点からオスカルが逆転のゴールを叩き込むまでわずか68秒だそうで、ブタルケの雰囲気に呑まれたような1分間だった。

●残念なことに、この夜のバルセロナにはここから逆境を跳ね返す力はなかった。バルベルデはローテーションで先発させたベルマーレンムニールを下げ、ジョルディ・アルバルイス・スアレスを入れて鉄板イレブンを組んだが、左サイドが活発になったくらいが精一杯。唯一の決定機(80分、コウチーニョラキティッチの連続シュート)もGKクエジャルのパラドン連発によって阻止されてしまった。

●歴史的勝利に大盛り上がりのブタルケ、うなだれるバルセロニスタ。

トピックス

●ここまでのリーガ5試合で勝ちがなく(0勝1分4敗)、勝点1で最下位のレガネスに敗れたのが痛い。2位マドリーもまたサンチェス・ピスファンにて散ったが(3-0)、セビージャに負けるのとレガネスではまた違う。

コウチーニョ弾はスペクタクルだった。レオ・メッシからの横パスをトラップし損ね、宙に浮かせてしまったが、これを豪快なボレーシュートにしてしまうところはレベルが違う。2-1にされてからもゴールを狙い、後半唯一の決定機を作り出した(GKクエジャルがパラドン)。

●チームとしての守備、個人の守備が上手くいっておらず、失点を重ねるバルセロナ。今季はリーガ6試合ですでに7失点、特にこの2試合(対ジローナ、レガネス)は2失点ずつと脆さを露呈している。

●失点に関与しているジェラール・ピケの状態が気がかり。特にこの日の2失点目、ボールをコントロール下に置きながらオスカル・ロドリゲスにプレゼントしてしまったのは致命的だった。

エル・ザールに1-1とされてから、オスカル・ロドリゲスに逆転されるまで、わずか68秒。

●試合後のセルヒオ・ブスケツ「彼らは2分間で試合をひっくり返し、僕らにはインテンシティが足りなかった。相手に簡単にやらせすぎていた。僕らには粘りやソリッドさがなかったよ」「もっとソリッドにならないといけない」

ジョルディ・アルバの代役問題は解決困難。この試合ではトーマス・ベルマーレンが起用されたものの、アルバのような攻め上がりはなく、同点の際も得点者エル・ザールへのチェックが遅れたりと合格点には遠かった。
70分にアルバが登場してからは、左サイドが活性化。存在の大きさを示した。

ムニール・エルハッダディが今季初先発したが、このチャンスを活かせず。二度ほどあった惜しい場面も、オフサイドに掛かったことでシュート0に終わった。レガネスに逆転され、ルイス・スアレスを投入することになりムニールの出番は60分で終了。

●昨季までバルサBに所属していたロドリ・タリン(22)がバルサ戦でプリメーラデビュー。落ち着き安定したプレーでレガネスの勝利に貢献した。おめでとう、若者よ。

 

CD Leganés FC Barcelona
2 1
26 de Septiembre – Miercoles 20:00 h
Butarque
:12,231
Goles
  Coutinho (12)
El-Zhar (52)  
Óscar Rodríguez (53)  
Titular
Cuellar 【5】Ter Stegen
Juanfran 【4】Sergi Roberto
Bustinza 【4】Piqué
Tarín 【4】Umtiti
García 【3】Vermaelen
Silva 【4】Busquets
El-Zhar 【4】Rakitic
Vesga 【5】Coutinho
Rubén Pérez 【4】Dembélé
Óscar Rodríguez 【5】Messi
En-Nesyri 【4】Munir
Cambios
Óscar Rodríguez→ Gumbau (74) Munir→【4】Suárez (60)
Vesga→ Merino (82) Vermaelen→【5】Jordi Alba (70)
El-Zhar→ Nyom (86) Dembélé→【4】Malcom (70)
Entrenadores
Mauricio Pellegrino 【4】Ernesto Valverde
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro)
Tarjetas
Rubén Pérez (40) Umtiti (60)
Bustinza (49) Vermaelen (64)
Nyom (88)  
En-Nesyri (90+2)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2

Goles

1 0 1
5 5 10 (6)

Tiros a puerta

9 (5) 4 5
1 2 3

Ocasiones de Gol

4 2 2
1 3 4

Corners

5 5 0
1 0 1

Fueras de juegos

5 2 3
    218

pases

789    
30%   22% Posesion del Balon 78%   70%
9 6 15

Faltas

11 5 6
1 3 4

Tarjetas Amarillas

2 2 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

負傷中の選手はなし。
デニス、ラフィーニャ、サンペール、アレニャーが監督判断で招集外。
セメド、アルトゥール、スアレス、シレセン、マルコム、アルバ、ビダルがベンチスタート。

ちょこちょこっとローテーション。
左ラテラルにベルマーレン(初出場)、前線にムニールが起用された(アルバとスアレスを温存)。
右ラテラルはセルジ・ロベルト。

後半に逆転され、得点が必要となったことで結局レギュラー陣を投入。
ベルマーレンに替えてジョルディ・アルバが、ムニールに替えてスアレスが入った。
もう1人はデンベレに替えてのマルコム(1ヶ月ぶり)。

Titular Final
 

 

コメント

  1. レト より:

    やはり流れが変わってしまったようです。
    しかも前回と違って言い訳できない内容で・・・
    前から懸念を述べてきましたが、433でのロマン主義という原点回帰が今のバルサやバルベルデに合っているのか疑念は日増しに深まっていきます。
    悪運には恵まれて首位を維持していますが、結論が先送りされただけか、解決する時間を稼げたと見るか。
    理想の追求とタイトル争いの両立は難儀なものです。
    そして若手の立場はどうなるのでしょう。