MARCAのラ・リーガ得点王と最優秀選手賞を手にしたD10S
バルセロナ市内の el Convent dels Àngels (ロス・アンジェルス修道院)にて昨日、MARCA紙主催による各賞授与セレモニーが行われました。主役となったのは2017/18 ラ・リーガ得点王(ピチーチ賞)とラ・リーガ最優秀選手賞(アルフレド・ディステファノ賞)をダブル受賞したレオ・メッシ。どこまでも止まることを知らない、本当にすごいクラックです。
何度でも、何度でも
ベティスに残念な負け方をした後のFIFAウィークによるパロン(リーガ中断)。
このタイミングで負けると、次の試合までが長いので精神的に重いです。
そんなスッキリしないクレの気持ちを晴らすには、メッシのラ・リーガ二大賞は最高の口直し。
我らのD10Sの偉大さを今一度楽しむことにしましょう。
個人賞コレクターのレオ・メッシ。
ピチーチ獲得はこれで5度目、ディ・ステファノ賞はもう6度目になります。
過去のピチーチ最多受賞は、1950年代にアスレティックで活躍したテルモ・サーラの6回です。
ピチーチに5度輝いた選手はアルフレド・ディステファノ、“キニ”・カストロ、ウーゴ・サンチェス(いずれも伝説選手)とメッシ以外にも3人いますが、6度となるとテルモ・サーラしかいない。
是非とも、今季も得点王をとって新たな歴史を作ってほしいです。
現時点ではルイス・スアレスと並び、9ゴールで首位を走るレオ。大いに期待できるでしょう。
別次元すぎる
そしてラ・リーガ最優秀選手に贈られる、ディ・ステファノ賞。
メッシの偉大なる才能はゴールだけに止まらず、ゲームを作ることもできるところで、ゴールアシストのパスを出せて、ドリブルで敵陣を切り裂くこともできるのが別次元です。点取り屋ではなく、むしろ得点力が異常に高いゲームメイカー。
一度ボールを持てば滅多なことでは失わず、視野も広く、控えめにいって地球外レベルですよね。
LFP(リーガ機構)のハビエル・テバス会長が「レオ・メッシ賞」の創設にこだわるのも、もっともなことです。
メッシ賞・・・
ハビエル・テバスは「メッシほどラ・リーガに貢献した選手はいない」ので、メッシがスペインでのキャリアを終えた後に「ラ・リーガのシーズン最優秀選手に贈る、メッシの名前のついた賞を作るのはすばらしいアイディアだと思う。メッシはおそらく史上最高の選手だ」とメッシ賞の創設にこだわってます。
その場合、ディ・ステファノ賞はなどうなるのだろう?なくすのは白界隈のお偉方が黙ってないような。
ラ・リーガが拮抗してるのは良いこと
さてそのレオ・メッシ。
二度の登壇の際、いくつかの事柄についてコメントをしています。
■勝つことが難しいラ・リーガ:
「ラ・リーガがかつてないほどにコンペティティブなのは良いことだよ。簡単なことは何もないんだ。どこのチームも試合に勝てる、それは観客やラ・リーガにとって良いことさ」
「そういう状態が長いこと続いてほしい。でも最終的には僕らがアドバンテージを取れてるといいね」
■ベストゴール:
「知らない。本当のことをいうと、覚えてないんだ。見直さないといけない」
「僕がいつも言うのは、美しいゴールよりも重要なゴールの方が心に残るってことだよ」
■怪我再発の恐怖:
「幸い、ピッチに立った感触は良かった。初めのほうは倒れることへの怖さが少しあったんだ… でも試合が進むにつれて楽になっていった。ピッチに戻りたかったからね」
■息子ティアゴと試合観戦:
「フットボールのことを彼が理解していて、プレーや試合状況について分別のある質問をしてきたのは驚いたよ。ティアゴと一緒に試合を見たことは一度もなかったから、とてもステキだった」
インテル・デ・ミラノ戦とマドリー戦では息子氏とスタンド観戦するメッシの姿がやたらとテレビカメラに抜かれていましたし、ゲームを満喫している様子にこちらもほっこりしました。そしてティアゴくんは教えてなくても、鋭い質問をできる少年と。
このニュースのまとめ
- ・MARCA主催のラ・リーガ2017/18 各賞授与セレモニー@バルセロナ
- ・メッシが得点王(5回目)と最優秀選手賞(6回目)を受け取った
- ・「リーガが拮抗してるのは良いことだ」とクラック
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