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マッチレポート|リーガ第32節 ウエスカ 0-0 バルサ

Liga Española | jornada 32

不動の先発組はテル・ステーゲンのみの大幅ローテーション。
若い選手たちをたくさん見れたし、負けなかったし、まあこれで良し。

チャンピオンズのマンチェスター・ユナイテッド戦を考え、大幅なローテーション。火力を欠き、最下位ウエスカ相手に0-0は物足りなくもあるが、将来が楽しみな若者たちの良いところを見られたので良かったとしよう。リキ・プッチトディボが公式戦でのトップデビュー。怪我から復帰のデンベレは、ユナイテッド戦に向け暖機運転。

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試合のポイント

第二ユニット:ボールは支配したものの、相手ネットを揺らすには少しパンチ力が足りず。コパ初戦のような初出場だらけのイレブンゆえに(システムも馴染みのない3-5-2)、攻めの熟成度を欠くのは仕方なかった。そんななかで輝きを放ったのがリキ・プッチで、デンベレの決定機をアシストする見事な縦パスを供給している(16分、GKサンタマリアが阻止)。



ボールは支配、得点機は単発:バルサのポゼッション率は7割を超え、プレーの多くはウエスカ陣内で行われた。ただしウエスカの守備網を崩すには至らず、得点チャンスは単発(前述のデンベレと、続くCKでのムリージョ)。守備では3セントラルがソリッドに守り、ウエスカに決定的なシュートを打たせなかった。

後半も大差なく:後半はボールが落ち着きなく両陣地を行き来する時間帯もあったが、基本的な構図は前半と変わらず。バルセロナが最もゴールに近づいたのはポストに弾かれたマルコムのシュートと、こぼれ球を打ったアラニャーだった(57分)。守備面では前半以上に危なげなく、ウエスカのシュートをゼロに抑えた。

●これだけ連携面で期待できないイレブンなので、引き分けは良い結果だと考えるのが妥当。

トピックス

フレッシュ増量イレブン:3日後のマンチェスター・ユナイテッド戦を考慮し、不動の先発組はテル・ステーゲンのみ。主力をごっそりと温存した結果、平均年齢24歳と133日なる、ものすごくフレッシュな先発イレブンとなった。今季のラ・リーガにおける最も若いチーム。たまにはこういうのも好い。
バルサとしては1995年10月7日のベティス戦(23歳と179日)以来、最も若いチーム。

●リキ・プッチ(19)、トディボ(19)、ワゲ(20)、デンベレ(21)、アラニャー(21)、マルコム(22)、ウンティティ(25)、ムリージョ(26)、テル・ステーゲン(26)、ビダル(31)、ボアテング(32)。

4選手がデビュージャンクレール・トディボムッサ・ワゲが公式戦でのトップデビュー。リキ・プッチジェイソン・ムリージョにとってはラ・リーガ初出場となった。67分に途中交代したリキ以外は先発フル出場。

テル・ステーゲン主将:レオ・メッシ、セルヒオ・ブスケツ、ジェラール・ピケ、セルジ・ロベルトのカピタン4人衆が揃って欠場したため、先発イレブンで最も古株(2014年入団)のテル・ステーゲンがカピタン腕章を巻いた。腕章を巻くと予想されていたジョルディ・アルバ(2012年入団)はベンチスタート。

3-5-2:大幅なローテーションに加えて、フォーメーションも珍しい3-5-2。3人のセントラルたち(トディボムリージョウンティティ)が最終ラインを組み、ワゲ(右)とマルコム(左)が両カリレーロとなった。ピボーテはアルトゥロ・ビダルで、パス供給で劣る分をフィジカルでカバー。

正直アルトゥロ・ビダル:「僕ら全員がマンチェスター戦のことを考えていた」「いつもとはすごく異なるチームだったね。出場時間の少ない選手たちはよくやったよ。引き分けは両チームにとって正当な結果だ」「3バックの新しいシステムであったり、乾いたピッチ、走らないボールといろんなことがあった。一番大事なのは、負けなかったことだよ」

デンベレ、準備完了:大腿二頭筋の負傷で4週間戦列を離れていたウスマン・デンベレが復帰、先発で67分間プレーした。先週のオールド・トラッフォードでは無理をせず、ベンチから試合を見守ったが、カンプノウでの第二幕では確実に出番があるだろう。このウエスカ戦ではキレのあるドリブル突破を何度か見せていた。決定機も一つ。




Huesca FC Barcelona
0 0
13 de Abril 2019 – Sabado 16:30 h
El Alcoraz
:7,332
Goles
   
Titular
Santamaría 【6】Ter Stegen (c)
Miramón 【6】Todibo
Pulido 【5】Murillo
Javi Galán 【6】Umtiti
Etxeita 【6】Arturo Vidal
Juanpi 【6】Wague
Rivera 【5】Aleñá
Moi Gómez 【6】Riqui Puig
Chimy Ávila 【6】Malcom
Enric Gallego 【6】Dembélé
Ferreiro 【4】Boateng
Cambios
Juanpi→ Melero (60) Riqui Puig→【5】Jordi Alba (67)
Ferreiro→ Cucho Hernández (72) Dembélé→【5】Coutinho (67)
Chimy Ávila→ Gallart (88) Aleñá→【5】Arthur (81)
Entrenadores
Francisco Rodríguez 【5】Ernesto Valverde
Arbitro
Hernández Hernández (canario)
Tarjetas
Pulido (90+1) Todibo (42)
  Wagué (90)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0

Goles

0 0 0
5   6 (1)

Tiros a puerta

10 (2) 5 5
0 0 0

Ocasiones de Gol

4 2 2
2 4 6

Corners

5 3 2
2 1 3

Fueras de juegos

8 3 5
    211

pases

646    
    26% Posesion del Balon 74%    
10 8 18

Faltas

13 7 6
0 1 1

Tarjetas Amarillas

2 1 1
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

ラフィーニャ、セルジ・ロベルト、ベルマーレンが負傷欠場。ピケ、スアレスが出場停止。ラキティッチは発熱。
ブスケツ、メッシが監督判断で招集外。
シレセン、セメド、コウチーニョ、アルトゥール、ラングレ、アルバ、アベル・ルイスがベンチスタート。

トディボとワゲが公式戦でのトップデビュー。リキ・プッチとムリージョがリーガ初出場。
3日後のマンチェスター・ユナイテッド戦を考慮し、主力選手はごそっと温存。コパ初戦のような若手だらけのスタメンとなった。システムも3セントラルの3-5-2。ワゲとマルコムがカリレロとなった。
ピボーテにはアルトゥロ・ビダル。

交代は67分に二人同時。リキ・プッチと怪我明けのデンベレが任務終了となり、ジョルディ・アルバとコウチーニョが入った。これに伴い、マルコムが右へ。フォーメーションは変わらず。
3人目はアラニャーからアルトゥール。

Titular Final
 

2019年4月14日(日)、SDウエスカ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「ベビー・バルサ」

  • ベビー・バルサ
  • → 平均年齢24歳133日のものすごく若いメンバーで1ポイントを積み重ねたバルセロナ
  • → ユナイテッド戦を考え、リキ・プッチ、ワゲ、トディボに手を差しのばしたバルベルデ

SPORT「若さってすばらしい」

  • 若さってすばらしい(直訳だと「神々しい青年時代」)
  • → 平均年齢24歳、ラ・リーガ最年少イレブンでウエスカと引き分けたバルサ
  • → チャンピオンズを見据え、緊張感のあまり高くない試合で輝いたリキ・プッチとトディボ
  • アトレティコが勝ち、優勝決定は先に延びるかもしれない

 

コメント

  1. 中野のクレ より:

    3―5―2若しくはデンベレ下がっての3―6―1という布陣は初めて見た。
    あまり記憶に無い。

    相手はプリメーラのチームでアウェー、ボールは止まる、こちらのメンツはBチーム含めた総入れ替え、エースのデンベレは怪我明けの試運転。

    それでも負ける感じがしなくて、あわよくば1点取れていたので引き分けは妥当。
    引き分け以上を狙って引き分けに出来るのは今年のチームの特徴。
    普通は計算通りにはいかない。
    これはロジックの積み重ねの賜物。

    個別の選手としてはリキとトディボ、ワゲが良かった。
    ビダルは別格。
    アレニャーは囲まれた間で受けようとしたが今回は上手くいかなかった。
    もしかしたらアヤックスで修行も悪い話ではないと思う。
    今のアヤックスは強い!
    今までのカンテラーノの例でいくと より多くの試合に出た方が成長が速いと思う。

    ワゲもイタリアかどっかで修行を積めばものになりそう。
    右サイドばっかでどーすんだという気もするが・・・

    いずれにせよ、毎試合が決勝のプレミア勢と違い 調整出来るのはバルサの強み。
    チャンピオンズでは必ず強度の部分で差がつくと思う。