フランクフルトでもう少し成長したいセルビア代表 バルサの強化技術部はそれを受けどう動く
バルセロナがルイス・スアレスの後継者として狙っているルカ・ヨビッチ(21)がビッグクラブ移籍を1年先送りし、来季もフランクフルトでプレーしたがっているとの情報が流れています。それに伴い、計画の修正を求められるのがバルサの強化技術部です。
フランクフルトでチャンピオンズに出たい
ルカ・ヨビッチがアイントラクト・フランクフルト退団の1年先送りを真剣に検討している、と報じたのは地元紙の Frankfurter Rundschau です。ウィキペディアによると、1945年創刊のきちんとした一般紙。つまり怪しげな出所ではありません。
もう一年間フランクフルトでプレーを続けたいと考えるその理由は、ビッグクラブへとステップアップする前に今のチームでもっと成熟したいからと。
先を急いで失敗した若手の例なんて山ほどありますから、しっかりしているのはむしろ好印象。
フランクフルトは来季のチャンピオンズ出場権を獲れそうなところにきていて、今のチームで欧州最高峰のコンペティションを戦うことに大きな魅力を感じているようです。
あとは彼、最近父親になったそうで。
SPORT紙によると、フランクフルト・アム・マインの街にあるセルビア人のコロニーがヨビッチには好環境になっているらしく、そこで我が子を育てたいのも引越しの延期を考える大きな要素だとか。
「ヨビッチ、バルサから遠ざかる」との見出しを見て、他クラブ移籍を選びそうなのかと思いましたが、そういうことであれば2020年夏までフランクフルトで成熟度を上げてもらえれば!
カンプノウで待ってるぜ!
(※父のミラン・ヨビッチも独BILD紙に「ルカには多くのオファーがあって、そのなかのひとつはバルセロナのものだけれど、今は関心がないんだ。息子はバルサでの出場時間に確信をもっていない」「ルカはブンデスリーガに残留したがっている」と述べてます。ブンデス残留=バイエルン、じゃないといいけど)
補強計画の練り直し
ただし。ヨビッチ獲得オペレーションを来年まで延期するとして、浮上するのは「じゃあその1年間はルイス・スアレスだけで凌ぐのか問題」です。
ヨビッチがもしカンプノウに降り立つのであれば、自らが成長し、かつルイシートが33歳になっている2020年夏のほうがチームへの入りはスムーズでしょう。世代交代はさらに待ったなしになっていくので。
一方でバルサの強化技術部には、“9番”つまりはデランテロ・セントロに特化した選手を補強するのが良いのか、それとも前線の3つのポジションをこなせる選手(例:グリースマン)が良いのかの迷いが生じているとMDはいいます。
セルビア代表デランテロの勧誘状況に手応えがあるのなら、迷う必要があるのか、と思う。
スアレスはなんだかんだで、ゴール日照り期もあるでしょうがあと1シーズンは高次元でやってくれそうですし、怪我などで離脱した場合もデンベレとマルコムで凌げるんじゃないかと。
(なんならプリンス・ボアテングをもう一年・・・)
勧誘に手応えがない場合は、1シーズン待って失敗になるよりは今夏に別の選手を、との判断になるかもしれません。その場合でも、できれば現在より未来を優先してほしい。それも、とびきりの未来を。
バルサの正9番を務めるには、リーグ得点王になれるクラスのデランテロでないとダメです。ヨビッチの決断を受け、バルサのテクニコたちがどのような決断を下すか。注目です。
このニュースのまとめ
- ・ルカ・ヨビッチ(21)が来季もフランクフルトでプレーしたいらしい
- ・もっと成熟してからビッグクラブへ
- ・バルサの補強計画に注目
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