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マッチレポート|コパ決勝 バルサ 1-2 バレンシア

Copa del Rey | final

ガメイロ&ロドリゴの得点でバレンシアが勝利、創立100周年をタイトルで祝う。
メッシの得点で反撃のバルサだが、追い付くことはできず終了。

史上初となるコパ5連覇を、と意気込んで臨んだバルサだったが、アンフィールドショックの傷は深くバレンシアに1-2で敗北。前半に2点を先行され、後半のメッシ弾によって反撃を始めるも、相手の守備ブロックを崩すには至らなかった。創立100周年を11年ぶりのタイトルで締めくくったバレンシアはおめでとう。

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試合のポイント

ショック状態続く:バルサのショック状態は続き、前半はとくに本来あるべき姿から遠いパフォーマンスとなった。ボールは保持するのだが、バレンシア守備陣を脅かした回数は片手で足りる。カウンター戦術のバレンシアが危なげなく試合を進めていった。



守りの緩かった失点場面:5分のラングレのエラーによる大ピンチはジェラール・ピケがゴール直前で防ぎ事なきを得たが、その後の失点場面はらしくなさも見られた。21分の0-1の際はセントラル二人がロドリゴに引っ張られ、空いたスペースを利用したガメイロの豪快ミドルがネットに突き刺さり。33分の0-2でもロドリゴに付ききれず、フリーでのヘッド弾を許してしまった。単発のチャンスを仕留められ、2点差。

メッシ頼み:だが、バレンシアに2点を先行される厳しい展開の中で、強い気持ちがうかがえた数少ない選手の一人がピケだった。バルサの攻撃は基本的にメッシ頼み。しかしいかにメガクラックといえども空間をしっかり埋めたバレンシアのブロックを個人で崩すのは容易でなく、リードして士気上がる相手となれば難易度は上がる。バルサは再び逆境に対する無力感を露呈した。

ジャウメのパラドン:43分と45分にはバルサに点差を縮める機会が訪れたが(メッシとラキティッチ)、バレンシアのGKジャウメ・ドメネクの好守に阻まれ得点ならず。

反撃、バレンシアを押し込む:早急な対策が必要なバルセロナ。バルベルデはハーフタイム明けからカードを切る決断をし、アルトゥロ・ビダルマルコムを送り出した(セメドとアルトゥールがベンチへ)。この交代によってバルサはバレンシアを自陣に押し込むことに成功。右サイドでマルコムが仕掛け、後列から飛び出すビダルも有効なオプションとなっていた。55分にはメッシのシュートが左ポストを叩き、こぼれ球を打ったビダル弾は枠を逸れた。

メッシ弾で1点差:攻めるバルサ、嵐の通過を忍耐強く待つバレンシア。反撃を開始したバルセロナは後半に18本ものシュートを放つのだが、そのうちの1つを決めたのはやはりメッシだ。CKからのブスケツヘッドをGKジャウメが弾いたところを、レオが押し込み1-2とした。試合はこれで激しさをアップ。前半からこの調子でいけてたら、どうだったか。

苦みを残し終了:アンフィールドショックから回復せず、スアレス不在を埋めるプランも欠いたバルサに対し、カウンター戦術を有効活用したバレンシアが1点差を守り切って勝利。クラブ創設100周年をタイトル獲得で締めくくった。バルサはリーガ優勝までは文句なかったものの、そこからは悪夢。CLの苦味を少しでも消す目論見は失敗し、暗い気分でのシーズン終了となった。

トピックス

反省会・第二部スタート:夢の三冠獲りに失敗し、どうにか二冠は・・・と臨んだ試合でまたも不甲斐なく敗北。バルセロニズモの反省会・第二部が始まる。スカッドの再編成が必要、というのが見解の主流。バルトメウも変革を示唆(⇓)。

「変化はあるだろう」:試合終了後、パルコでTVEの取材を受け、バルベルデの状況について訊ねられたバルトメウ会長、「今日の負けはバルベルデの落ち度ではない。バレンシアの得点が私たちより1つ多かったということ」と再び監督続投を承認。
来シーズンのスカッド編成に関しては「数週間前からすでにプランニングは始まっている」としつつ「今日は語る時ではないが、変化はあるだろう」と語る。

「通用する言い訳はない」:最初に報道陣に答えたジェラールピケ「通用する言い訳はないよ。僕らはバルサ、常勝が義務づけられているんだ。ましてやコパ決勝ではね」「バレンシアは3度のチャンスで2点を決めた。後半のリアクションには満足してるよ。引き分けることもできただろう。バレンシアを祝わないといけない。彼らは勝者に相応しいよ」

怒りのラキティッチ:後半のクーリングブレイク中のこと。自分が途中交代することをすぐには受け入れられなかったか、イバン・ラキティッチが水のボトルを蹴っ飛ばしてベンチへ。試合終了後には怒っていたことを認め「そうだね、僕は腹を立てていた。でもそれは普通だよ。チームを助けたいから怒るんだ。でも監督の決断を理解し尊重するよ」とコメント。

メッシの悲しい記録:バルサの攻撃を一身に引き受け、チームを勝利へと導くべく奮闘したレオ・メッシ。73分には好機を逃さず、バルセロニスタに希望を与えるゴールも決めた。これは2009,2012、2015、2017、2018年に続くコパ決勝での得点で、6度のコパ決勝で得点したのはこのメッシが初めて

●この試合で審判生活に別れを告げたウンディアノ・マジェンコ。バルサは彼が担当した2011年のコパ決勝でも敗れて準優勝に終わっている。




FC Barcelona Valencia CF
1 2
25 de Mayo 2019 – Sabado 21:00 h
Bento Villamarín
:53,698
Goles
  Gameiro (21)
  Rodrigo (33)
Messi (73)  
Titular
Cillessen【5】 Jaume
Semedo【4】 Wass
Piqué【6】 Gabriel Paulista
Lenglet【5】 Garay
Jordi Alba【4】 Gayá
Busquets【5】 Parejo
Rakitic【4】 Coquelin
Arthur【4】 Soler
Sergi Roberto【4】 Guedes
Coutinho【3】 Rodrigo
Messi (c)【7】 Gameiro
Cambios
Semedo→
Malcom【6】(46)
Parejo→
Kondogbia (65)
Arthur→
Arturo Vidal【6】(46)
Gameiro→
Piccini (72)
Rakitic→
Aleñá【6】(76)
Rodrigo→
Diakhaby (88)
Entrenadores
Ernesto Valverde【5】 Marcelino
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro)
Tarjetas
Busquets (61) Gayá (53)
Arturo Vidal (89) Kondogbia (70)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1

Goles

2 0 2
8 18 26 (7)

Tiros a puerta

9 (4) 6 3
0 3 3

Ocasiones de Gol

4 1 3
2 7 9

Corners

2 1 1
0 1 1

Fueras de juegos

0 0 0
    773

pases

233    
78%   77% Posesion del Balon 23%   22%
5 3 8

Faltas

13 10 3
0 2 2

Tarjetas Amarillas

2 2 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

負傷中の選手も含めたスカッド全員を招集。
テル・ステーゲン、スアレス、デンベレ、ラフィーニャ、ムリージョ、ボアテング、アベル・ルイスが招集後にベンチ外。
イニャキ・ペーニャ、マルコム、アラニャー、ビダル、ウンティティ、ベルマーレン、カルラス・ペレスがベンチスタート。

セメド、コウチーニョ、アルトゥールが間に合い、当日に医療部のOKを受け先発出場。
ボールコントロールを意識したイレブンが起用された(ビダルが控えに)。

前半のうちに2点のビハインドとなったことで、ハーフタイム明けから2人を交代。
アルトゥールとセメドに代わり、アルトゥロ・ビダルとマルコムが入った。右サイドが攻撃拠点に。
早い時間帯からピケが前線に上がる。ビダルもペナルティエリア内に顔を出し、即興FWに。
3人目は1点差となった後で、ラキティッチからアラニャーに。

Titular Final
 

2019年5月26日(日)、コパ決勝バレンシア戦翌日のバルセロナスポーツ紙。暗いね。

MD「もう一つの痛手」

  • もう一つの痛手(精神的災難)
  • バレンシア、カンペオン
  • アンフィールドでのKO後、わずか30分で2失点のバルサはコパの王座も譲り渡した
  • → 後半はリアクションを起こし、メッシが点差を縮めたものの、チームは傷ついており診断が必要

SPORT「メッシだけ」

  • メッシだけ
  • → 不吉な前半の後、コパ・デル・レイを失ってシーズンを終えたバルサ
  • → ハーフタイム後にリアクションを見せ、メッシがポスト直撃弾、そして得点もしたが不十分。彼には新たな仲間が是非とも必要
  • バルトメウ「バルベルデに落ち度はない。何人かの放出があるだろう」

 

コメント

  1. レト より:

    ショックから立ち直れないまま今季未勝利のバレンシアに一度も勝ち越すことなく敗戦。
    予想を全く裏切らない展開だった上に、この2年で最大級の辛酸を味わったので恥の上塗りに驚きもないです。
    今回のような敗戦は来季から急増することでしょうし、原点回帰を望むならそういった敗戦も受け入れる必要に駆られるでしょう。

    これによって今シーズンの成績は昨シーズンを下回る結果に。
    SBの獲得もせず悪い予想に限って当たるのは皮肉です。
    契約更新で揉めた選手があの試合で揃って失点に絡んだのも運命だったように思えてきます。
    4月まですべてのタイトルレースに残っていたので安定感はありましたが、
    トラウマを抱えた今のバルサにこれ以上を望むには主力を一新するしかなさそうですね。

    メッシがキャリア最高ともいえるパフォーマンスを見せておきながらこの結末というのが一層悲壮感を高めます。
    コパに参戦予定とはいえ今のアルゼンチンには相変わらず可能性を感じませんし、
    彼にとっては受難の1年になりそうです。

  2. ゼロ より:

    バルトメウ会長がバルベルデ監督に落ち度はないと言っているのがなんとも… たしかにスアレス・デンベレが負傷してFWが少なかったのも敗因の一つです。
    しかし、サブとしてそれなりに活躍してたパコを放出して、今夏契約満了予定だったムニルを契約延長せずに残したことが回りめぐってこの試合の結果に帰結したのだと思います。そのムニルもバルベルデ監督が出場機会を与えなかったために格安で移籍してしまい、ボアテングで数合わせをしたりして後手後手でした。

    バルベルデ監督は実績のない若手を信用しないので、せっかく将来有望な選手を補強をしても無意味だと思います。原点回帰をしたいのならば解任してクライフのサッカーを信奉するキケ・セティエンを招聘したほうがいいです。彼ならタイトルが取れなくても次世代の土台をつくってくれるのではないでしょうか。

  3. 中野のクレ より:

    明らかにチームとして賞味期限が切れている。
    これで本当にええんかと?皆が戦い方に疑問を感じている。
    守備的で後ろ向きすぎる。
    リバプール戦と同様に何の覇気も感じられない。
    あの時のリバプールの一体感は何なんだ?
    果たしてあれに勝てるんかい?

    会長はラ・リーガを制した事に高評価を与えていたが、アトレティコもマドリーも落ち目のラ・リーガを制したところでバルサの世界戦略を遂げたと言えるのか?
    クレのみならず、並みいるスポンサーは本当に満足してるのか?
    間違いなくリーグとしてはプレミアの1~2ランク下ではないか?
    そんな志しの低さで来シーズンにシチズン、リバプールに勝てるとは到底思えない。
    トッテナム、チェルシーにもやられるレベル。

    メッシを活かす為に4人のピボーテを並べて重要な試合を戦っているうちにペップのゲームモデルは完全に失われた。

    メッシがいるうちはメッシを活かすしかないが、もはや方法が分からない。方法は有るのか?

    ペップのゲームモデルに始まって、MSNの史上最強アタッカー+トリプルピボーテ(ブシ+ラキ+ゴメス)のエンリケ方式、挙げ句4人のピボーテを並べるバルベルデ方式と来たが、万策尽きたかもしれない。

    アルトゥールは収穫だったが、現状チャビ・レベルではないし、逆サイドにもう1人チャビ・レベルが必要。
    そうゆう人材がマーケットにいれば良いが・・・。

    インテリオールで収まって前向けないのなら一列飛ばすしかプレスは回避できない。
    一列飛ばすなら、ピボーテ・タイプのインテリオールを3人並べて、メッシ+スアレス+ワールドクラスのアタッカーの3人並べるエンリケ方式がまだ現実的。
    それでも4―3―3の10人が連動して守るリバプールに勝てるイメージが湧かない。
    どーしてもバルサは8人で守るから。

    あながちバルベルデのやり方は間違ってないし、彼に責任を押し付けるのはフェアではない。
    しけし もう彼に求心力がないのも事実。

    もう少し情熱的な人が必要だと思う。