セグンダのチームとの試合は、何気に難しい。
ティトチームは今夜、なかなかにビミョウな試合をプレーします。敵地ヌエボ・アルカンヘルを訪れての、コルドバとのコパ1/8ファイナル。4日後の日曜日にアトレチコとの決戦を控えての試合なんですが、1月10日に控えているカンプノウでのブエルタが、リーガのマラガ戦まで中2日というハードスケジュール。できることならこのイダで有利な結果を手にしたい、けれどもシメオネ軍団との対決も考えて戦力はなるべく温存したい、悩ましい状況となっています。後半20分で登場した神がハットトリックなど決めちゃうと最高なのですが。
メッシはきっと出る
ティト・ビラノバはこのコルドバ遠征に、バルデス、アドリアーノ、イニエスタを除くトップチームのメンバーに、オイエルとテージョを加えた19選手を招集しました。アラベスとの1/16ファイナル・イダではバルデス、メッシ、アルバ、ペドロ、チャビが招集外となっていましたので、それに比べると今回はリッチな布陣。この試合の重要性が表れています。
SPORT紙の予想スタメンはピント、アルベス、バルトラ、マスチェラーノ、モントーヤ、ソング、チアゴ、チャビ、メッシ、テージョ、ビジャとなっています。ドンがアトレチコ戦に向けて温存されている中で、メッシが先発に名を連ねてくるのかどうかが注目となりましょう。レオ自身はベティス戦が終わった直後、マイクに向かって「僕の次のチャレンジはコルドバ戦」とやる気満々。ティトも昨日の会見で「レオはどの試合でもモチベーション十分。セグンダBであろうとチャンピオンズであろうと、いつもプレーしたがっている。ファルカオとの対戦だからといって、彼のモチベーションがより大きくなることはないと思う」と述べていまして、どのタイミングかは別として、出場はまず間違いなさそうです。
「プリメーラのチームの方が良かった」
コルドバはセグンダのチームとはいえ、1/16ファイナルではプリメーラのレアル・ソシエダを撃破しているわけで、甘く見るとしんどいことになるのは確かでしょう。しかしティトは昨日の会見におきまして、メッシ以外のモチベーションも並々ならぬものがあると明かしています。「私は月曜のトレーニング中、選手たちに彼らの状態を訊ねたんだ。すると全員がプレーをしたいと言ってきたよ」
そしてミスターはこうも言います。「この前のラウンドよりも、難しい対決になると思う。周りがすでに勝ったと見なしているような時は特にね。ベティスがセグンダにいた時(2010/11)のような難しさだろう。私としてはプリメーラのチームの方が良かったよ。彼らにとっては、これが今年最大の試合になるからね。私たちにとってのチャンピオンズ決勝のようなものなんだ」、「彼らは昨シーズンのセグンダで、カサで2番目に多くポイントを稼いだチーム。勇敢で良いフットボルをしているよ」
「良い結果を得ることが重要だけれど、簡単にはいかないだろう。私たちの一番の幸運は、プレーが大好きな選手たちが揃っていることだ。彼らには試合の重要性を言って聞かす必要はないんだ。簡単に勝てるなどと考えて、コルドバへ行くことはできない。彼らとプリメーラに昇格したチームの間に、大した差はないよ」
選手個々については、リーガでは出番の回ってこないダビド・ビジャについては、ミスターはこんな感じに言っています。「それを彼がどう取ったのか、私には分からない。彼に訊ねてもないよ。彼クラスの選手であれば、毎試合プレーを望むものさ。けれども毎回全員を起用することはできないんだ」
ミスターはまた、ホセ・マヌエル・ピントの契約更新についてもコメントしています。「クラブにはすでに私の意見を伝えてあるよ。(延長を望む)理由は彼の日々の仕事ぶり、プロ精神だ。彼はまるで25、26歳のように見えるよ。彼がクラブに適応しようとして行ってきた努力は認めなければならない。足元でのプレーも、とても上手くなってる」
ちなみに、ブックメーカーがすでにバルサのリーガ優勝を本命とする掛け率を付けていることについての質問に対しては、ティトは「私はそういった賭け事はしないし、したこともない。興味もない」とコメント。白組のイケル・カシージャスが”チャンピオンズのデシマ(10度優勝)ができるのなら、バルサと何ポイント離されてもいい”との発言をした件に関しては、「彼は追いつけないなんて思ってないよ。ただコンペティションに対する希望順位を表しただけさ。リーガはまだ先が長いんだ。マドリーは最後まで戦いを止めないだろう」とスルーしています。
コメント