ツアー前のトレーニングでふくらはぎを傷めたメッシ
バルセロナに残って回復にあてるが、リーガ開幕戦は微妙
バルサ一行がUSAツアー最初の目的地、マイアミ(フロリダ州)に到着しました。招集を受けた26選手(うちB選手は4名)のうち、最大のニュースはレオ・メッシの不在。我らの大エースは遠征出発前のトレーニングにてふくらはぎを負傷し、ツアーは不参加、17日のラ・リーガ開幕に間に合うかも微妙な状況です。
ツアー不参加=いきなり本番
レオ・メッシが負傷したのは、彼にとってこの夏最初のチームトレーニングでした。
そこでいきなりトラブル発生なので、レオ本人もフィジカルスタッフも、痛恨だったことでしょう。彼は怪我後すぐ、インスタグラムを通じてファンに次のようなメッセージを送っています。
「始めることを楽しみにしていたので、1回目のトレーニングで思わぬ出来事が起きたのは残念だよ。みんなのメッセージや愛情に感謝してる。チームや、USAで僕らを応援してくれる人たちと一緒にいたかった。今回はダメだけれど、僕らはまたすぐに会えるだろう。みんなにハグを」
先週バケーションを終え、バルセロナに戻ってきたメッシ。
ガンペル杯をベンチで楽しんだ彼がUSAツアーを欠席するとなると、彼はプレシーズンの親善試合でいっさいプレーすることなく、シーズンを始めるということです。
バルサはレオ・メッシがあってのチームなので、チーム作りが遅れるのは痛い。
ふくらはぎに軽傷、約2週間のKOか
クラブ医療部の発表によると、レオ・メッシが傷めたのは右脚のふくらはぎ。重度は「1」ということで、軽傷だったのが不幸中の幸いです。
回復に要する期間は、お馴染みの「経過次第」。
軽度の肉離れであれば、10-14日あたりとなりそうです。
8月17日(土)に行われる、アスレティックとのラ・リーガ開幕戦@サン・マメスに間に合うかどうかは微妙なところなので、激しい試合となる“カテドラル”での復帰は避け、25日(日)のベティス戦まで温存しそうな気もします。
リーガ開幕に備えるための、ナポリとの2試合
昨日マイアミに到着したバルベルデチームは、アメリカ合衆国では親善試合をふたつプレーします。対戦相手はどちらもSSCナポリ(日本時間8日8時30分と、11日6時30分)。第1回ラリーガ・セリエAカップ、だそうです。
このUSAツアーのスポーツ面での目的は主に、チームの“エンジン回転数”を上げていくことにあります。
特にこれがプレシーズン初試合となる、コパ・アメリカ組(アルトゥール、アルトゥロ・ビダル、それにコウチーニョ)らを先発に組み込んでいき、きたるラ・リーガ開幕に備える。
先日のガンペル杯で30分ほどプレーし、ゴラッソも決めたルイス・スアレスも、実戦でのグリーズマンとの連携強化を進めねばなりません。
せっかくなので、今後メッシを休ませたい時に備えて、SGDトリデンテを試す機会にするのが前向き。
あとはツアーに呼ばれたカンテラーノたち(イニャキ・ペーニャ、カルラス・ペレス、リキ・プッチ、アベル・ルイス)のテストなど。新加入のジュニオル・フィルポもいますね。
チーム・マテ茶
ルイス・スアレスとアントワン・グリースマンは、今のところ、上手くやっていきそうな雰囲気を出しています。
フランス人クラックがバルサの重鎮たちに歓迎されるかどうかは、獲得にあたっての注目点でした。
2018年夏にドキュメント番組でアトレティコ残留を発表したそのやり方に、「彼を歓迎するよ」と公で語っていたスアレスやメッシらが気を悪くしたと見られていたからです。
しかしガンペル杯での様子や、USAへと向かう機内での写真を見るかぎりでは、ルイシートとグリジは仲良さそうにしている。大人の振る舞いなのか、本当に仲が良いのかは不明とはいえ(表情がぎこちない^^;)、ふたりがマテ茶タイムを共有している映像はファンにある程度の安心をくれます。
このマテ茶タイムにレオがいないのが、残念なことです。
新マテ茶トリオの映像は、少なくともチームがバルセロナに戻る来週までお預けになります。
このニュースのまとめ
- ・ツアー出発前のトレーニングで、メッシが負傷
- ・ふくらはぎを傷め、ラ・リーガ開幕に間に合うか微妙
- ・メッシ中心のバルサだけに、彼不在は痛い
- ・スアレスとグリーズマンはひとまず仲良さそうにしている
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