レオは日曜日のベティス戦に出場したがっている、と明かしたセスク。
チャンピオンズのグループリーグが終了し、なんとなくではありますがホッとした感じの12月6日。翌日の練習をティトが休みとしたこともあってか、バルサ選手たちは午前の練習終了後、ちらほらとスポンサーイベントに出席しています。そのうちの一人が、バルセロナ郊外の町ガバのショッピングセンターBARNASUDで行われた、ドイツの巨大家電販売会社MEDIA MARKTのイベントに登場したセスク・ファブレガス。彼は現在のバルサにおいて最もホットな話題であるメッシの怪我について、こんなふうにコメントしています。
「彼がグラウンドに倒れ、両手で顔を覆うのを見て僕らはビックリしたよ。彼が倒れこむなんて、滅多にないことだからね。大怪我じゃなく、ちょっとした打撲ですんでよかった。彼のことはよく知っているけど、日曜日もきっとゲームに出たがるだろう。僕らやフットボル界にとって、レオが大丈夫なのは嬉しいことだ」
セスクは昨日ティトに休みを与えられ、同じように休日となった同僚たちとスタンドからその瞬間を目撃していました。騒然となる観客たちと共に、彼らもざわついたわけです。
セントロカンピスタはこのイベントに出る前、練習でメッシと会っています。そこでレオは仲間たちに対して、ベティス戦にはきっと間に合う、と言っていたのだそうです。「ロッカールームで彼はもう、自分がプレーできるだろうかって訊ねていた。かなりやる気だったね。でも彼が欠場することになっても、グアッヘやアレクシスのように穴を埋める選手はたくさんいるんだ。僕も全力で頑張る。レオ不在を補って試合に勝つための一番の解決策を、監督は選べるだろう」
メッシがピッチに倒れた時、カンプノウは不気味な静寂に包まれました。「それはこのチームにおけるレオの重要性の証明だよ。彼はチームの基本ピースであるだけじゃなく、FCバルセロナの歴史の中で一番重要な選手なんだ」
音楽で気持ちを上げる
バルサの選手たちが音楽好きなのは、ファンには有名な話。今回セスクが出席したのはヘッドフォンの販促イベントとあって、会場のファンからはそっち方面の質問も飛んだようです。試合前のロッカールームでは、ヘッドフォンは必需品。セスクは言います。「僕のiPodはすごくバリエーションに富んでるんだ。Loco、Adele、Lady Gagaや、名前をよく知らないグループの曲も入ってるね。ゲームの前は気合を入れるために、激しい曲を聴くよ」
このイベントは巨大なショッピングセンターにある広場にて行われてまして、なんらかの手段によって権利を手にした幸運なファンは、セスクのサインをもらったり、記念撮影をしたり、なにかと良い思いをしたのだとか。そしてセントロカンピスタはおよそ1時間にわたり、笑顔を絶やすことなくファンのリクエストの全てに応えたそうです。
ガナーズ希望
ちなみに今月20日に組合せ抽選のあるチャンピオンズの1/8ファイナルについては、古巣との対決を希望するセスクであります。「トーナメントに入ればどこのチームと当たっても難しいんだけれど、愛着や結びつきからいって、アーセナルと対戦することになれば僕としては嬉しいよ。またロンドンに行って、何年も一緒にプレーした選手たちと試合をするんだからね。僕にとってかなり特別な対決となるだろう。避けられたら嬉しいのはユーベ。彼らはイタリアのベストチームで、ヨーロッパのベストの1つだからね」
ユベントスはグループEを首位で終えているので、セスクの心配が実現するとしても1/4ファイナル以降となります。ちなみにMUNDO DEPORTIVO紙、SPORT紙のいずれのウェブアンケートにおきましても、1/8ファイナルでの対戦希望が最も多かったのはガラタサライ。バルサとは過去にグループリーグで8度対戦してまして、アスルグラナの5勝2分1敗です。反対に、最も人気がないのはシャフタール。遠い、寒い、苦手なスタイル、と3拍子揃った相手なので、確かに避けたいチームであります。
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