LaLiga | jornada 24
バルサはグリジ&セルジの得点で2-0とするも、アンヘルのゴラッソ後はひやひや。
良い時間帯をいかに伸ばし、決めるべき時に決められるか。
FCバルセロナが好調ヘタフェに2-1で競り勝ち、暫定ながらも勝点で首位マドリーに並んだ。青チームの激しいプレッシャーに苦しんだバルサではあったが、グリーズマンとセルジ・ロベルトの価値あるゴールで2点を先行。しかしトドメの機会を逃したのは大きく、話題のアンヘルにゴラッソを決められた後は走り止めないヘタフェに苦労しての勝点3だった。テル・ステーゲン様々。
試合のポイント
●ヘタフェの圧力:カンプノウにラ・リーガ第3位のヘタフェを迎えての重要な一戦。これはポゼッション vs. ハイプレスのスタイル対決でもあった。試合が始まるや、ヘタフェはバルサ陣内に押し入り、絶え間ない圧力で守備陣のエラーを誘おうと試みる。いかにヘタの圧力をかいくぐり、ボールを前に進めるか。ブスケツは困難な仕事を求められた。18分にはそのセルヒオのパスからメッシが裏へと抜け出すも、放ったバセリーナはGKソリアの壁を越えられず。
●アルバ負傷、VAR判定に救われ:前半20~30分はバルサにとって苦しい時間帯だった。まず20分、ジョルディ・アルバが内転筋を傷めての交代(ジュニオルがピッチへ)。そして22分の、ブスケツの不用意なバックパスを発端とするピンチだ。ウンティティがどうにかCKに逃げて1つめの危険をしのぎ、CKからのモリーナヘッドをテル・ステーゲンが弾き、最後はニョムに蹴り込まれるも、これはVARによってシュート前にウンティティを思い切り妨害していたと判定されて無効。その後もバルサが自陣に押し込まれる時間はしばし続いた。
●一転、バルサに傾く:時計が30分に差し掛かる頃から、バルサはヘタフェ陣内でパスをつなげるようになっていく。決定的なスペースはなかなか作り出せなかったが、テンポ良いパスで少しずつ圧力を剥がせるようになっていた。そして33分のウンティティの斜めパスを受けたメッシによる魔法のスルーパス。ヘタフェ最終ラインにできたギャップを突いてグリーズマンが走り込み、GKソリアを左足アウトサイドのシュートで攻略している。堅守ヘタフェに先行させず、こちらが先制する。これが出来たのは大きい。
●押せ押せの展開に:先制点はバルサに自信をもたらし、更にその6分後、追加点にも成功する。ラテラルのチャンスメイクを逆サイドのラテラルが仕上げるプレーで、ジュニオルの折り返しをセルジ・ロベルトが蹴り込んで2-0。追加タイムにはグリジのセンタリングにメッシが飛び込んで頭で合わせる決定機もあり(GKが好守)、20分頃の苦労はどこへ、快勝ムードでバルサはハーフタイムを迎えた。
●流れを変えたアンヘルのゴラッソ:後半も順調に試合を進めていたバルサ。雲行きが怪しくなったのは、途中出場アンヘルのゴラッソが決まってからだ。その後もバルサがボールを保持してはいたのだが、ヘタフェにはフィジカルへの自信があり、走ることで同点機は訪れるとの手応えもあったろう。71分にはテル・ステーゲンが神がかった守りで同点を阻止。試合を左右する決定的なプレーだった。
●試合を決着できず、最後は耐えて勝利:74分、さらに78分の決定機をグリーズマンが仕留められていればそこで試合は終わったところだが、右足だったので硬くなったのか、活かせなかったのも苦悶のラストへとつながった。徐々に良いフットボールを見せられるようになってきてはいるバルサだが、強力なフィジカルを備えたチームをねじ伏せるだけの継続性はまだない。最後は耐える一方・・・ 手強いヘタフェ相手に勝点3を確保できたことは次への自信となるだろう。
トピックス
●更新待ち:たぶんない。
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FC Barcelona | Getafe |
2 | 1 |
15 de Febrero 2020 – Sabado 16:00 h Camp Nou:80,409 |
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Goles | |
Griezmann (33) | |
Sergi Roberto (39) | |
Ángel (66) | |
Titular | |
Ter Stegen【8】 | David Soria |
Sergi Roberto【7】 | Nyom |
Piqué【5】 | Djene |
Umtiti【5】 | Etxeita |
Jordi Alba【5】 | Olivera |
Busquets【5】 | Etebo |
De Jong【6】 | Maksimovic |
Arthur【5】 | Arambarri |
Messi (c)【6】 | Cucurella |
Ansu Fati【6】 | Mata |
Griezmann【7】 | Molina |
Cambios | |
Jordi Alba→ Junior【7】(22) |
Molina→ Ángel (52) |
Arthur→ Rakitic【5】(75) |
Olivera→ Kenedy (52) |
Ansu Fatii→ Arturo Vidal【5】(85) |
Etebo→ Amath (67) |
Entrenadores | |
Quique Setién【6】 | José Bordalás |
Arbitro | |
Cuadra Ferández (baleares) | |
Tarjetas | |
Umtiti (49) | Mata (73) |
Junior (82) | Kenedy (89) |
Ansu Fati (85) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
2 | 0 | 2 |
Goles |
1 | 1 | 0 |
6 | 6 | 12 (5) |
Tiros a puerta |
7 (2) | 5 | 2 |
4 | 4 | 8 |
Ocasiones de Gol |
5 | 2 | 3 |
0 | 2 | 2 |
Corners |
3 | 2 | 1 |
0 | 2 | 2 |
Fueras de juegos |
4 | 2 | 2 |
701 |
pases |
213 | ||||
77% | 74% | 76% | Posesion del Balon | 24% | 26% | 23% |
5 | 7 | 12 |
Faltas |
30 | 14 | 16 |
0 | 3 | 3 |
Tarjetas Amarillas |
2 | 2 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
スアレス、デンベレが負傷欠場。ラングレが出場停止。 ボールプレーヤーたちで中盤を編成。メッシは中央、アンスもやや中に入って大外のレーンを両ラテラルが利用した。グリーズマンとデ・ヨングは裏への抜け出しを狙う。最近のメッシはアシスト役が多い。 ジョルディ・アルバが20分でピッチを後にし(内転筋を負傷)、ジュニオルがその穴埋め。 |
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Titular | Final |
2020年2月16日(日)、ヘタフェ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「バルサ耐える」
- ■バルサ耐える
- → 堅焼きで競争力あるライバル相手の苦しんだ勝利によって首位に並び、レアル・マドリーに圧力をかける
- → メッシ・グリジそしてセルジ・ロベルトのコネクションが2-0弾を生み、その後は厄介な展開となって偉大なるテル・ステーゲンが救った
- ■アルバ、KO:筋肉の負傷
- ■アンヘルはゴールを祝わず
SPORT「命はある」
- ■命はある
- → グリーズマンとセルジ・ロベルトのゴールでバルサが非常に重要な勝利を手にし、順位表でマドリーを捕まえる
- → アンヘルは自らの価値を示した。彼のゴラッソによってバトルは苦悶の終盤に
- ■ジョルディ・アルバが負傷し、ベルナベウクラシコは欠場するだろう
コメント
最近試合に勝てているのは喜ばしいことですが、試合の詰めが甘いのが気になります。ベティス戦もそうでしたが、ギアを落としすぎてリードしつつも試合の勝敗を決定づけることができていないです。
このチームの姿勢だと3度目の大逆転劇を招きかねないので、早急に改善してほしいですね。