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バルサは選手の健康を優先し、試合拒否を検討

選手たちにCovid-19感染リスクがある状況でのリーガ再開は困難とバルサは考える
スペイン政府も夏前の再開には慎重

現在停止中のラ・リーガ2019/20が果たして再開できるのかどうか。その見通しは依然厳しいままです。いくつかの国でリーグ戦の中止を決断しているなかで、スペインも同じく再開断念に傾きつつあるような、そんな様子。昨日(26日)は政府のサルバドール・イリャ保健相が、ラ・リーガ再開の日程を決めることに慎重な姿勢を示しています。

現時点では、プロフェッショナルフットボールが夏前に活動を再開できるかどうか、今の私からは言えません。状況がどのように改善していくのか、どのように平常に戻るのかを見てみましょう。そして彼らと共生する方法を私たちは学ぶべきです」

健康が保証されなければ再開に反対する

競技主催者たちは7月にラ・リーガの残る11節を集中して終わらせたいと目論んでいますが、選手たちが新型コロナウイルス感染リスクを恐れていて、コンペティション再開を望んでいないのであれば話は先に進みません。
フットボールは遠征が不可避なので、自分たちのコントロール下におけないものとの接触も不可避。専門家が高リスクと考え、健康が保証されない現状では、競技再開はムリがあるとバルサの選手や理事たちは考えています。

一般人よりもずっと頑健なトップアスリートたちでも、というのは興味深いことです(現役引退を示唆する選手も存在する)。

バルサの方針を他クラブも支持

この件を先週金曜日から熱心に取り上げているのがSPORT紙ですが、4月27日版の同紙曰く、「新型コロナウイルスに感染しないと保証されない現状では、ピッチに戻るかどうかの決断は選手各人に委ねる」そうです。
プレー再開を望まない選手たちがいてもその思いを尊重し、支持していくのがバルトメウ理事会の意向と。経営が厳しくなろうともクラブは選手の健康を優先する、と良い具合に書いてもらってます。

そしてそのバルサの方針にプリメーラの有力クラブ複数が賛同していて(問い合わせと賛成の電話が6チームから来ているという)、バルサがラ・リーガに対して意見する際には協力してもらえるだろうというSPORTです。

これに政府保健相による、夏前のリーグ再開に慎重な発言。ハビエル・テバスが罰をちらつかせ圧力をかけても、政府が承認しなければリーガ再開はありません。
バルセロナが競技再開を受け入れるにも保健相の安全確約が前提。逆に政府が安全を請け負えば、再開に反対する理由もなくなります。
選手たちのサラリー減給に続き、バルトメウが率先するイニシアティブがどうなるか、しばし見てみましょう。

(バルサは今週のうちにも立場を明確にし、考えを正式に表明すると見られる)

 

コメント

  1. Null より:

    「一般人より頑健」なのは筋肉や持久力の面であって、むしろ風邪みたいな疾病の感染リスクは高くなるんじゃなかったかと…。
    体力はもちろん一般人よりありますし、喫煙者などと比べれば致死率も当然低いでしょうが、死にうる感染症にかかるリスクが高い以上、やりたくはないでしょう。感染するとその後の行動も一々評価の対象になって、ちょっとしたことでブランドイメージも低下しかねませんし。